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05_レッスン2

「では、マリィ、午後も院長室にくるように」

「なんで~?」

「マナが切れているでしょうから魔法は使えませんが頭は使えます。魔法のルールを最低限教えますから必ずくるのですよ。いいですね。必ず院長室にきなさいね。」

「はぁ~い」


 そういうとヴェストリアは足早に院内へ向かっていった。残されたマリィも午前はこれ以上することがないので広間へ向かう。

 まだお昼ではないものの、あと30分程度でお昼だ。

 とりあえず広間の後ろの方に座り授業をぼんやり眺めた。

 お昼ご飯を食べていると、ヴェストリアとガットルンが話しているのが見えた。おそらく午前のマリィのことを共有しているのだろう。考え事をしながら食べていたせいか、周りのみんなの方が今日は食べ終わるのが早かったようだ。


「マリィ、いくよ~」

「おぅ!」

 ご飯を食べたら、まずは腹ごなしの運動だ。外に遊びに向かう。


「マリィ、クリエイトウォーター見せてよ」

 昨日、見ていなかったハルトンがお願いしてきた。一応、設定上はマナ切れなのだが実際はそんなことはないので、やってみせる。

「真水生成!」(クリエイトウォーター)

 その後の水の動きは指定することなくマリィとベイリャは横に逃げた。

「ファーーーーー」


 午後の仕事の時間が始まると同時に院長室へ行きノックをした。

「マリィです」

「入っていいわよ」

 そこに座りなさい。

「マリィは魔法について、どこまで知っていますか?」

「何も知りません!」

 実際に何も知らないので自信満々で答えたのだが、ヴェストリアは少し顔をしかめた。

「まあ、あなたは孤児院にきてから勉強しているそぶりもありませんでしたしね。」

「レベルについてはどうかしら?」

「何も知りません!」

 実際に知らない。というか前の世界にはレベルなどなかったのだ。

 確かに赤ん坊のころ、両親が話ているなかにレベルという言葉がでてきていたし、孤児院でも時々きいている。この世界にレベルが存在するという、それだけは知っているが、それだけであり詳細はわからない。

 てっきり上級生の授業ででてくるものとばかり思っていた。


「そうですか、それであれば、レベルの話からですね。」

「私たち人間や動物、それから魔物にもですが、それぞれレベルがあります。レベルがあがると魔法が使えるようになります。わかりましたか?」

 なんかすごい端折って説明された気がする。

 あまりにもシンプルすぎて絶対それだけじゃないだろと思う。というかよくよく考えるとレベルってゲームかよ。と思いながら説明をしてくれたヴェストリアを見る。

 めっっちゃ真面目な表情だ。これはマジなやつだ。

 とりあえずヴェストリアが説明下手なのか、この世界の常識がこれだけなのか、どちらなのか確認したい。


「レベルって何ですか?」

「はい?レベルはレベルですよ。」

 やはり真剣だ。当たり前のことを言っているという顔をしている。

「レベルはどうやったらあがるの?」

「ああ、レベルは勝手にあがるか、魔物を倒すとあがります。」

「今のレベルは鑑定魔法でわかるのですか?私のレベルはよくわからなかったみたいだったけど」

「あれはボトラシーの鑑定魔法のレベルが低かったからです。ギルドにある魔道具であれば正確なレベルがわかりますよ。」

「ボトラシーはレベルが低いんだ」

「低いのは鑑定魔法のレベルです。ボトラシーは確かレベル16だったかしら、この街の中でも高レベルです。彼女はすごいのですよ。」


 魔法そのものにもレベルがあるのか、たしかにさっきクリエイトウォーターを使ったときにLv3相当だとかなんだとか言っていた。

 個人のレベルと魔法のレベルは別だということはわかった。しかし勝手にあがるというのはよくわからない。

「勝手にあがるというのは、どういうことですか?」

「どういうことも何も、勝手に上がるのですよ、特に子供から大人になるときにあがりますね」

 年齢を重ねるとあがるということがいいたいのか?

 確かに孤児院で魔法が使えるようになるのは決まって卒業間近の上級生だ。その線が有効そうだ。

「私のレベルがあがったのは魔物なんて倒していないから勝手にあがったのね」

「その通りよ。あなたは才能があるみたいだから勝手にあがったのでしょうね」

 だから勝手に上がるってなんだよと思いながらも、これ以上は引き出せそうにない。

 おそらくヴェストリア自身が説明下手というわけではなく、後者のそもそもわからない、この世界の常識ではこの程度までしか解明されていないということなのだろう。


「じゃあレベルのあがった私はいろいろな魔法を覚えれるっていうことね!」

「それは違うわ。確かにレベルがあがると生活魔法を覚えることができるのだけれど、覚えやすさも才能よ。あなたは水の適正があるからクリエイトウォーターをたまたま覚えられたみたいだけど、覚えるのには強弱があるの。レベルがあがればあがるほど、色々な魔法を覚えることができるし、同じ魔法でも強いものをつかうことができるわ。まあ実際は、大人になった後に魔物を倒したりしないと、それほど大きくレベルはあがらないから、色々使える人はあまりいないわよ。冒険者になれるくらいなら低級は一通り使えると思うけど。」

「魔物を倒してレベルをあげればいいんじゃないの?」


 当たり前だ。ゲームだと街の近くの弱い魔物から順に倒していってレベルアップすればいいだけなのだ。


「そもそも魔物を倒すのは命がけになるし、安全に街に住めるにこしたことはないでしょう?それに魔物を倒してもだんだんあがらなくなるのよね。どこまであがるかは才能次第ね。貴族や一流の冒険者だったら、レベル30や40の人もいるわよ!」

 レベル30や40がどれほど、すごいのかはよくわからない。ボトラシーがレベル16、16でもこの街だと上位だとのことなので、まあすごいのだろう。

 そう考えると自分は今の時点で大人相当?とかいっていたので貴族とやらになれるのかもしれない。


「勝手に上がるのはだいたい20歳くらいまでね。それ以上は魔物を倒すのだけど、普通の人は倒せないから、卒業の年くらいにはだいたい、この先も使い物になりそうなのかどうかくらいはわかるものよ。マリィも恐らくもう少しはレベルが上がると思うからクリエイトウォーター以外にも低級は一通り、他にも選べば覚えられるかもしれないわね。」

「低級というのはどんな魔法?」

「あなたが使ったクリエイトウォーターやエンチャントファイア、ピュアエアーにファーティルソイルなんかのエレメンタル系統やライトにラウドリーとかね。他にもいっぱいあるわよ。」

 その後もいくつかの魔法の名前と効果を聞いたが、やはり低級だけあってしょぼそうだ。


「鑑定は?」

「鑑定魔法は中級ね。あるととっても便利だけど、魔道具でもできるし、優先してとる人は少ないわね。ボトラシーは斥候職だからとっていたけれど。」

 異世界お約束の鑑定は中級魔法だったか。


「じゃあ、私はとりあえずエンチャントファイアとかを練習すれば・・」

「駄目よ!」

 ヴェストリアが遮るように言ってくる。

「生活魔法の話を色々していて忘れそうになっていたけれど、元々はあなたの練習の話だったわね。しばらくはクリエイトウォーターだけを練習すること、練習していっぱい使うと魔力量があがることがあると言われているの。今はクリエイトウォーターだけに集中しなさい。他の魔法については、あなたが年相応になった時に上級生と一緒に教えるわ。いいわね!」

 これまで、色々話をしていたのに急にヴェストリアがまくしたててくる。何か気に障ることを言ったか?どちらにしろ、これ以上は聞けそうにない。


「わかりました。練習はどうするんですか?」

「しばらくは空いた時間にクリエイトウォーターをやること、今は2回しかできないのだから、まずは3回できるようになることを目標に頑張りなさい。くれぐれも外でやるのよ。外で!」

「はぁーい」


 期待していたような特別な修行方法ではなかった。

 そのまま院長室を出て広間へと向かう。とりあえず、上級生で習うはずだった生活魔法については、概要を教えてもらえたのでよしとするか

 。なんだかんだ話しこんでしまったので2時間くらいたっていた。午後の内職ももう終わり間際だ。


「どうだった?」

 ベイリャが期待のまなざしで話しかけてくる。

「まあ、魔法は今日でだいたいわかったわ」

「マリィは明日からもずっと魔法の勉強するの?」

「いや、レッスンは今日だけよ。明日からは自主練ね」

「じゃあ、明日からはいつも通りね!」

 他の二人もうれしそうだ。

 なんだかんだいって、いつも一緒につるんでいるから、こうして親分のマリィだけ抜けると寂しいのだろう。かわいいやつらだ。

「それじゃ、魔法のレッスンも終わったし、外に遊びに行くぞー!」

「あなたたち!まだ内職のノルマ終わってませんからね!孤児院のお金はいつも厳しいんですから、しっかり稼いで下さい!」

 タニアから怒られてしまった。


 結局マリィも他の子たちの三分の一の量の仕事をさせられて、本日の労働は終了。

 前世の記憶が児童労働なんて!と叫んでいるが、さすがに抗議するほどばかじゃない。この世界では児童労働は当たり前だし、むしろ孤児院でこれだけの待遇をしてもらえ、勉強までできるというのはありがたい状況だ。

 みんなそれをわかっているから、仕事をすることに対して文句をいう子供はいない。親がいなくなる状況次第では、もちろん浮浪児だっているのだ。

 孤児院に入れず、ホームレスとして暮らすもの、冒険者ギルドの補助員として最低限の生活をするもの、それらに比べるとどれだけマシなことか。

 恵まれた日本でさっきまで生きていたような感覚があるものの、こっちの世界でもまぎれもなく6年いきてきているので、それはよく理解できているし、孤児院には感謝している。また、こんな子供の内職だけで、これだけの生計をたてれるはずがない。おそらく国とかから援助がでているはずだ。

 まあ、その辺も大きくなるにつれてわかるはずだ。10歳からは街の仕事につくこともできるしね。


 夕食までは自由時間であり、今日は晴れているので、いつも通り外で遊ぶ。

 いつもは、遊具で遊んだり、追いかけっこをしたり、そんなところだ。しかし、今日はどうしても試したいことがある。

 魔法だ。ファンタジー世界にきたのだから色々な魔法を使ってみたい!さっき使い方や基礎については学んだところでもある。そしてこの世界の魔法のいいところは発声すれば使えるところだ。しかも意味の解らない詠唱などもない。きっとすぐ覚えれるはずだ。

 さっきはマナ切れの雰囲気を出したが、実際は全然ある。むしろ昼から使っていないので全快しているまである。


「ということで、私はやることがあるから、お前らは適当にかけっこでもしてな。」

「え~、ずるい!何やるの?私もやる!」

「ファッ、ファッ、ファー!」

「それ、抗議なのか?まあ、いいから、とっととどっか行け!私は魔法の練習するんだよ!」

「いいなー、見せて見せて!」


 結局、何を言ってもついてくるので、しかたなく4人で敷地内の端の草むらの方に行く。ここなら大丈夫だろう。

「クリエイトウォーター!」

 他の3人も練習を始めたが、当然水を生成することはできない。

「真水生成!」(クリエイトウォーター)

 マリィが唱えるとバシャバシャっと草むらに水が零れ落ちた。

「昨日よりお水すくないね。」

「ふふん、調整できるようになったのだよ。」


 先ほど、クリエイトウォーターにもLvの概念があるということを聞いて、意識してみたのだ。そして“大は小を兼ねる”だったようで、おそらく自分のできるLvより低いLvであれば調整可能なようだ。

「さて、そろそろ次のステップに進むかな」

 そういってマリィは足元の地面の土を手で掘ってかき集めて浅い穴を作った。そしてしゃがみこんで穴に向かって発生する。「火種生成!」(エンチャントファイア)


 ボッ

 一瞬だけ土の穴の中で小さい炎が揺らいだ。


「よし、成功だ!」

「さすマリ!もう他のも使えるようになっちゃったの!?」

「まあ、ほら私ってば神童だしね」


 さきほど、院長から他の魔法は絶対に使わず、クリエイトウォーターだけを練習することを言われたばかりなのだが、早速約束は反故にした。というか別に守る必要なくね。

 色々練習していっぱいできたほうが役に立つはずだし。

 ヴェストリアは心配性だからやりすぎてマナ切れでやばくなるかもとかでも思ってたのかな。そんなことを考えていると横でハルトンも練習しだしていた。


「エンチャントファイア!う~ん、やっぱりだめだなあ」

「ハルトン、草むらで練習しちゃだめだよ。燃えたら危ないよ」

 ベイリャの指摘を聞いてはっとした。

 どうせ、こいつら使えないだろうと、たかをくくって一緒に練習しているのだが、万が一できてしまったら、いたずらに使ってしまうに違いない。

 大人の私(精神が)だから安全にやれているが、たしかに危ない。

 前世でもコンロやストーブなんかの不始末で家が燃えた話はいくらでもあったくらいだ。

 こんなガキどもに教えるのは時期尚早。孤児院でも上級生しか魔法の練習をしないのはそういうことか。

「やっぱ魔法の練習はやめだ、疲れたから終わり終わり」

「え~、魔法使えるように練習したいのに~」

「どうせ、上級生になったらやるじゃん、残り時間はあれで遊ぼうぜ」


 マリィがそういって遊具の方に走り出すと、他の3人もついてきた。

 このグループでは力の強いマリィがリーダーなので、こうやって無理やり従わせるのができるのは、ある意味よかった。

 そして遊具で遊びだすと他の3人も魔法は気にならなくなったのか遊びに夢中になっている。ヨシヨシ。


「マリィ、さっさと配膳なさい!というか、あなたマナ切れだった割に元気ね・・・」

 あの後、遊具で遊びだしたら結局マリィも楽しくなってついつい、ギリギリの時間まで粘って遊んでしまった。

 ヴェストリアからは怪訝な目で見られているものの、さっさと夕食をとりにいく。


「今日のご飯は何かな~」

「わ!今日もマグロだ!やった~」

 今日もマグロかよ。たしかに、まあまあおいしいけど魔物なんだよなこれ。

「それでは、いただきます。」

 みんなが一斉に食べ始める。う~ん、げてもの・・とまでは言わないもののなあ。

 でも実際の魔物としてもマグロはみたことがないし、いかんとも。

 そうだ!鑑定すればマグロの詳細わかるんじゃないか!中級とかいっていたけど、他の魔法も使えたし私ならいけるんじゃないか。


「鑑定」(アプレイザルフード)

 マリィは誰にも聞かれないように小声でマグロのソテーを見ながら唱えてみた。

 すると頭の中にぼんやり何かうかんでくる。


 マリィはそっと目を閉じて集中する。そうすると急に。

 マグロマグロマグロマグロマグロマグロマグロマグロマグロマグロマグロマグロ

「うわぁっ!」

 思わず立ち上がってしまった。


「マリィ、どうしたの?」

「いや、なんでもない」

 といいつつ、気持ち悪い。

 マナの使い過ぎというわけではなく、初めての感覚だったからだ。

 これがあなたの頭に直接語り掛けています、みたいなやつか・・・というかマグロということしかわかんねーじゃねーか


 一応、再確認のために、もう一回鑑定してみる。できるだけミニマムに鑑定すると念じながら詠唱すると、次は一言だけマグロッ!っと元気よく鑑定結果が返ってきた。

 おそらく名前しかわからないということは鑑定Lv1とかなのかな。というか魔法自体のLvはどうやってあげるんだ。いっぱい使ったらあがるのか?

 鑑定は超絶便利スキルのはずだから高Lvまであげたいのだ。たしか、いっぱい使うとマナ量が増えるとか言っていたが魔法のLvについては聞くのをわすれていた。

 でもまあ普通にいけばいっぱい使えばLvあがるよね。そう思ってご飯を食べた後、部屋に戻るとそこらじゅうを鑑定しまくる。


「鑑定」(アプレイザルアイテム)

 タンスタンスタンス

 ベッドベッドベッド

「あれ、マリィちゃん、鑑定魔法もできるの?」

 シロッコが聞いていた。ついでに鑑定してやるか。

「鑑定」(アプレイザルヒューマン)

 シロッコ=ローズガーデン Lv? 人間 Lv?

「お、鑑定できた。」

「え、何が見えたの?」

「名前だけだな。多分まだ鑑定Lv1だし」

「そ、そうなんだ。レベルがあがると隠していることとかもわかっちゃうのかなあ」

「どうかな、ギルドでやる高レベルの鑑定でやっとレベルが正確にわかるっていうことらしいから、そんな個人情報まではわかんないんじゃないか」

 シロッコはちょっとほっとしたようだ。何か隠してんのかこいつ。


 しかし、それよりも気になることがある。

 鑑定Lv1だから相手のLvが見えないというのはわかるが、その後にでた人間ってなんだ?普通に考えれば種族っていう意味だよな?こっちにもLvがあるみたいだし、シロッコだけ何か特別なのか?


「鑑定」(アプレイザルヒューマン)

「え、なに?」

 続いて反対ベットの下の段に向けて魔法を放つ。

 エマ=ローズガーデン Lv? 人間 Lv?

 やはり同じだ。エマも人間らしい。じゃあ、私も人間だろうな、明日、大人の誰かに聞いてみるか。

「んじゃ、おやすみ~」

「マリィちゃん、もう寝ちゃうの?ってもういびきかいてる!」

 色々考えて頭が疲れたからか爆速で寝落ちしたマリィであった。


 キャラクター紹介

 ベイリャ=ローズガーデン(8歳)

 マリィの舎弟1号

 性別:女

 種族:人間

 レベル:Lv3

 職業レベル:人間種Lv3

 スキル:なし

 愛読書:フィールド魔物図鑑(ウィントール北部版)

 仕事:孤児院の内職

 両親は冒険者だったのだが、5歳の誕生日を前に帰らぬ人となってしまった。

 両親ともにEランクで母親がウィンクーンの出身、父親は南部ランバー広域州の田舎の村出身だった。この世界ではレベルが高くないと冒険者ができないため、それなりに才能ある両親から生まれたベイリャもまた、才能を引き継いでいる。

 このため他の子よりレベルのあがりははやい。まだ魔法は使えないものの、年を重ねると確実に使えるだけの才能は持ち合わせているし、冒険者になることもできる強さを秘めている。

 両親が冒険者をやっていたことを誇りに思っており、自分もいつか両親と同じ冒険者になるのだ、まずは孤児院で一番になって卒業後にギルドに入るのだと思っていた。

 Lvによる補正で身体能力が高かったため周りの子どもに喧嘩を売っていたが、マリィには一方的にボコられたため、そのまま舎弟になる。

 実際に一般市民で冒険者になれるものは一握りであり、荒くれが多いものの、あこがれの職業的なものになっている。

 趣味のさすマリをしつつ、魔物図鑑を読んだり上級生の話を聞いたり体を鍛えたり、冒険者になるための準備を着々と行っている。



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