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ハーレム崩壊、十二年後  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 伝説の女剣士のやり直し 錆びついた剣と言われても愛で研ぎ澄ますのみ!

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第一章 登場人物おさらい 中編(エミリ、ネリィ、ミオス編)

第一章 登場人物おさらい 中編(エミリ、ネリィ、ミオス編)


【エミリ】 旧ハーレムのサブヒロイン、弓使い


 エルフを超えた弓使いと呼ばれた母性溢れる女性、

 何かあればラスロを抱きしめて慰めようとするが、

 弓矢を撃つ速さと正確さ何より力強さによる連射は凄まじい。


 その能力にエルフ側からも様々なスカウトが来る程だったが、

 ラスロのために全て断りハーレム入りし魔王討伐の旅へ出たが、

 愛する人を失う悲劇ののち城へ戻り、そこでエルフに半年かけ口説き落とされた。


 嫁いだ先は南のエルフ国で、その人間の住む国との国境となる場所に、

 エルフと人間が一緒に住める唯一の場所があり、そこで夫【ハルラ】と愛し合い、

 九歳の娘【ララル】と六歳の息子【エルノ】のハーフエルフを儲け幸せに暮らしていた。


 しかし悲劇から十二年経ち、王都のエルフからラスロ生還の報せを聞くや否や、

 子供と夫に別れを告げ、のちに正式な謝罪を手紙で出すと伝え、もう着る事は無いと思っていた、

 人間の服を幸せ太りしサイズがキツくなったにも関わらず強引に着て、ラスロの元へと駆けつける。


 お城で旧ハーレムと再会しラスロの魔界封印への旅に合流、

 夜でも効く目と弓矢の技術は健在でラスロを遠距離攻撃でサポート、

 エルフと結婚してからも弓矢勝負で腕を磨くことを怠らなかった成果が出た。


 正妻アリナの命令とはいえ『半年でエルフに落ちた』という自分を恥じており、

 エルフの夫やハーフエルフの娘・息子への申し訳ない気持ちは心に持ちつつも、

 やはり十二年前に愛したハーレムの主、勇者ラスロを思い出したかのように愛している。

 

 元の家族については全て手紙で済まそうと考えていたものの、

 どうやらエルフの国を出てやってきてしまった様子なのだが、

 さてはて……このお話は次回、第二章で語られるのでお楽しみに!


【ネリィ】 旧ハーレムのサブヒロイン、魔法使い(三十一歳)黒髪


 けた違いに魔力の強い魔女であったがその恐ろしい程のヤンデレは皆が引く程。

 まだ十代で勇者パーティーに参加し速攻で惚れラスロも恐怖を感じるレベルだったが、

 魔法使いとしても有能であり、またある程度の節度も護り特にアリナには必ず従っていた。


 そのせいもありラスロが死んだとなるとアリナの命令で即座に次の恋を探し、

 ターゲットを見つけると東の果ての魔導都市までついていき幸せな家庭を築く、

 夫を愛するあまり子だくさんになり、また仕事中もちょっかおをかけに行ったため怒られ自粛していた。


 七人の子供【アイン】【ビアン】【カーデ】【ディジ】【エリク】【ファヤ】【ガラダ】を儲け、

 自信はもう子が産めない身体になってしまったが、愛する夫、ダーリンとよ呼ぶ【ザブエル】が勤務中は、

 その子供達を愛して世話する事で精神を落ち着かせていた、が、相変わらず自分の世界に入る事も多々あった。


 そんな子育て生活を続けていた中、王都から急遽ラスロ生還の報せを受け、

 十二年間のそれまでの愛情がスンッと引き、子供達を集め「間違えました」と宣言、

 私物の処理や子育て日記も燃やして良いと言い残し一目散にラスロの所へと向かった。


 ラスロと合流してからは十二年前と同じように接するものの、

 十代の当時とは違い三十代で同じ言動を取っているため傍目に見ると、

 特に姪っ子の【ハミィ】からして見ると相当に『痛い』と言わざるを得ない感じである。


 桁違いの魔力は健在なものの結婚後は専業主婦をしていたため、

 いかに魔導都市に住んでいたとはいえ魔法技術をアップデートしておらず、

 古い術式であったため新ハーレムが改良して封印魔法を最新の立体結界に進化させて貰っていた。


 元の家族とは完全にシャットアウト、まるで無かった事のようにしたく、

 とはいえもう子供の産めない身体になってしまったため他の旧ハーレムとラスロとの子供を、

 自分が世話する事でその代替にしようと考えているのだが、やはり王都で実の子を目撃すると暗い顔になっていた。


【ミオス】 新ハーレムのメインヒロイン、賢者(二十一歳)貴族金髪


 十二年ぶりに帰還するもハーレムが崩壊していたラスロのために、

 国王陛下が用意した新しいハーレムの正妻でありグレナダ公爵家の

 侯爵令嬢である、十二年前に会った九歳の時点ですでに面識がある。


 かつて勇者一行に出資していた貴族のうちのひとつで、

 パーティーでラスロと一緒に踊ったときに想いを胸に秘めたが、

 すでにアリナ他が居たためにあきらめていた、なので新ハーレムの提案に大喜びで跳び付いた。


 魔力としてはアリナ程ではないものの光魔法や治癒魔法を使え、

 なにより最新の技術、術式をマスターしているためアリナ・ネリィの封印魔法を、

 同じハーレムのハミィと一緒に改良して立体魔方陣へとパワーアップする事が出来る。


 ラスロについて本気で愛しているものの旧ハーレムとは協力体制を敷いており、

 それはラスロの「平和最優先」魔界封印もしくは新魔王討伐のためであるゆえ、

 友好的に見せてはいるもののラスロの新拠点を自分の公爵家にしようとするなどぬかりは無い。


 新ハーレムと旧ハーレムの間で揺れ動くラスロに対してはむしろ好都合と思っており、

 ラスロにここだけの話、他言無用として恐ろしい計画、旧ハーレムがすっかりラスロと復縁出来たと思い込み、

 世界に平和を取り戻してさあ幸せに、という所で落っことす、捨てて新ハーレムを選ぶという『ざまぁ』を提案する。


 旧ハーレムに対し理由はどうであれ一度はその身を他に(アリナは神に、その他は別の男に)身を捧げた、

 いわばラスロにとっての寝取られ状況になっていた事実に非常に不快感を示しており、そのために、

 自分が(自分たちが)ラスロを手に入れるための行動を今後も取って行く様子であるが、果たしてラスロの最終結論は……?!

 次は後編(ロズリ、ナタリ、ハミィ編)です。

 後編後、第二章もまた毎日更新するかどうかは皆さんの応援によります、

 作品フォローや星の様子によって決めますので皆様、どうか、どうか是非、是非ともっ……!!

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