第225話 最後の相談相手 やはりアイツらにも一応、話を聞いておこう。
「……ということで、俺のハーレム、パーティー四組が戦う事になった」
「ソレハタイヘンダ」「アストサマヲ、オウエンシナケレバ」「ラスロハドウスル」
「トウゼン、アストサマトクムベキダ」「いや俺は戦わねえぞ」「ダッタラ、イッショニオウエンダナ」
あの後、そのまま王城に行こうと思ったが、
遠巻きに見ていたドリアード達がなぜか不憫に思い、
アスト城一階のドリアード詰所で、ざっと状況説明をした。
(にしても、ぎゅうぎゅうだな)
いつもはもっと分散しているからな、
裏庭には屋外待機所があって子供が夜に迷い込んだら無く、
さすがに世話して貰っているネリィの子供達は大丈夫そうだが。
「正直、俺もどれが勝つかはわからない、が、きちんと見届けようと思う」
「ワカッタ、ソレナラマカセロ」「イマカラ、カンキャクセキヲツクッテヤル」
「キャクヲヨンデモヨイゾ」「グルリトトリカコモウ」「それは良いがお前たちの見れる場所は確保しろよ」「ヤサシイナ」
なんだかんだで付き合い長いからなあ。
「ソレデラスロハ、ドウスル」「一応、結果は参考にしようとは思う」
「ダッタラ、アストサマガカテバ、アストサマニキマリダナ」「トウゼンダ」
「アストサマガマケテモ、サンコウニシタケッカ、アストサマヲエラブベキダ」「キマリダナ」「いや決めるな」
これ相談になってないよな?
まあ報告だから仕方がないのか。
「モシ、アストサマヲエラバナケレバ、オモイッキリカナシイカオヲ、シテヤル」
「やめてくれ、なんだかんだ言っても心が痛む」「ホントウニラスロハ、イイヤツダナ」
「コレカラモ、トモダチダカラナ」「いつ友達になった」「エッ」「えっ」「「「エエッ」」」「冗談だ」
でも本当に良いやつだ、
ここまでさんざん世話になったし、
だからエント族の退治もつきあってやった。
(旧ハーレムを半年間の放置プレイにしてしまったが)
いやでも本当に、
どのハーレムを選ぶかは決めていない。
「デハソロロソロ、ミナデツクリニイクゾ」
「タリナイモクザイハ、ラグラジュダイシンリンカラダ」
「ヤネハヒツヨウカ」「雨は降るのか?!」「タブンフラナイ、ヒザシガ」「余裕があればで良い、任せる」
ということで、
アスト城を出て今度こそ、
明日に備えて王城へと向かう。
「ラスロ」「なんだ」「シンジテルゾ」
「まあ、明日の結果が出たら、答えは出すよ」「……」
これで相談は全部終わったかな、
更に誰かに聞くとなるとグレナダ公爵家の当主か、
あとは……ってもういいや、どうせ決めるのは俺、自分自身だ。
(さて、どうするか)
王城の俺の部屋へ戻った、
おっとあと一人、相談できる相手がここに居たな、
いや戦うメンバーに相談は卑怯な気もするが、でもまあ。
「ナタリ、相談なんだが」
「……はい、お呼びでしょうか」
「明日の戦いがあるのに、ずっと(隠れて)控えているつもりだったのか?」「良き所で戻るつもりでした」
一応は国の暗部だ、おそらく現役の。
「客観的に見てどう思う」
「明日の戦いでしょうか」
「……まあ、それからで良い」「魔物有利かと」
そりゃあ、そうだよな。
「でも人間12人vs魔物4体で行けば」
「本当にそれが出来るのでしょうか?」
「今すぐにでも打ち合わせしてくるか?」「いえ……」
一言の否定で黙っちゃった。
「で、客観的に見てどう思う、俺が誰を選ぶか」
「わかりません、なぜなら」「うん、なぜなら?」
「ラスロ様もわかっていないからです」「正解!!」
俺がわからないのに、
他人にわかってたまるかっていう、
じゃあなんで聞いたかって? 確認だよっ!
「しかし一応、これだけは言っておきます」
「忠告か? 四方から刺されるぞっていう」
「いえ……どうか私を、このわたくしめ、ナタリをお選び下さい」
自分プッシュか。
「考えておくよ、もう大丈夫だ」
「はい、では明日」「おやすみ」
こうして俺は、
運命の大決戦を迎える事になったのであった。
(いったいどんなバトルになるのか、想像もつかないな)
ただ、結果的に誰かを選ぶのは間違いないだろう、
そう、誰か、誰かを。
さすがにもうすぐ終わります。




