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ハーレム崩壊、十二年後  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
最終章 そして勇者の最終結論、この選択は決して、後悔はしない……はず。

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第225話 最後の相談相手 やはりアイツらにも一応、話を聞いておこう。



「……ということで、俺のハーレム、パーティー四組が戦う事になった」

「ソレハタイヘンダ」「アストサマヲ、オウエンシナケレバ」「ラスロハドウスル」

「トウゼン、アストサマトクムベキダ」「いや俺は戦わねえぞ」「ダッタラ、イッショニオウエンダナ」


 あの後、そのまま王城に行こうと思ったが、

 遠巻きに見ていたドリアード達がなぜか不憫に思い、

 アスト城一階のドリアード詰所で、ざっと状況説明をした。


(にしても、ぎゅうぎゅうだな)


 いつもはもっと分散しているからな、

 裏庭には屋外待機所があって子供が夜に迷い込んだら無く、

 さすがに世話して貰っているネリィの子供達は大丈夫そうだが。


「正直、俺もどれが勝つかはわからない、が、きちんと見届けようと思う」

「ワカッタ、ソレナラマカセロ」「イマカラ、カンキャクセキヲツクッテヤル」

「キャクヲヨンデモヨイゾ」「グルリトトリカコモウ」「それは良いがお前たちの見れる場所は確保しろよ」「ヤサシイナ」


 なんだかんだで付き合い長いからなあ。


「ソレデラスロハ、ドウスル」「一応、結果は参考にしようとは思う」

「ダッタラ、アストサマガカテバ、アストサマニキマリダナ」「トウゼンダ」

「アストサマガマケテモ、サンコウニシタケッカ、アストサマヲエラブベキダ」「キマリダナ」「いや決めるな」


 これ相談になってないよな?

 まあ報告だから仕方がないのか。


「モシ、アストサマヲエラバナケレバ、オモイッキリカナシイカオヲ、シテヤル」

「やめてくれ、なんだかんだ言っても心が痛む」「ホントウニラスロハ、イイヤツダナ」

「コレカラモ、トモダチダカラナ」「いつ友達になった」「エッ」「えっ」「「「エエッ」」」「冗談だ」


 でも本当に良いやつだ、

 ここまでさんざん世話になったし、

 だからエント族の退治もつきあってやった。


(旧ハーレムを半年間の放置プレイにしてしまったが)


 いやでも本当に、

 どのハーレムを選ぶかは決めていない。


「デハソロロソロ、ミナデツクリニイクゾ」

「タリナイモクザイハ、ラグラジュダイシンリンカラダ」

「ヤネハヒツヨウカ」「雨は降るのか?!」「タブンフラナイ、ヒザシガ」「余裕があればで良い、任せる」


 ということで、

 アスト城を出て今度こそ、

 明日に備えて王城へと向かう。


「ラスロ」「なんだ」「シンジテルゾ」

「まあ、明日の結果が出たら、答えは出すよ」「……」


 これで相談は全部終わったかな、

 更に誰かに聞くとなるとグレナダ公爵家の当主か、

 あとは……ってもういいや、どうせ決めるのは俺、自分自身だ。


(さて、どうするか)


 王城の俺の部屋へ戻った、

 おっとあと一人、相談できる相手がここに居たな、

 いや戦うメンバーに相談は卑怯な気もするが、でもまあ。


「ナタリ、相談なんだが」

「……はい、お呼びでしょうか」

「明日の戦いがあるのに、ずっと(隠れて)控えているつもりだったのか?」「良き所で戻るつもりでした」


 一応は国の暗部だ、おそらく現役の。


「客観的に見てどう思う」

「明日の戦いでしょうか」

「……まあ、それからで良い」「魔物有利かと」


 そりゃあ、そうだよな。


「でも人間12人vs魔物4体で行けば」

「本当にそれが出来るのでしょうか?」

「今すぐにでも打ち合わせしてくるか?」「いえ……」


 一言の否定で黙っちゃった。


「で、客観的に見てどう思う、俺が誰を選ぶか」

「わかりません、なぜなら」「うん、なぜなら?」

「ラスロ様もわかっていないからです」「正解!!」


 俺がわからないのに、

 他人にわかってたまるかっていう、

 じゃあなんで聞いたかって? 確認だよっ!


「しかし一応、これだけは言っておきます」

「忠告か? 四方から刺されるぞっていう」

「いえ……どうか私を、このわたくしめ、ナタリをお選び下さい」


 自分プッシュか。


「考えておくよ、もう大丈夫だ」

「はい、では明日」「おやすみ」


 こうして俺は、

 運命の大決戦を迎える事になったのであった。


(いったいどんなバトルになるのか、想像もつかないな)


 ただ、結果的に誰かを選ぶのは間違いないだろう、

 そう、誰か、誰かを。

さすがにもうすぐ終わります。

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