第四章 登場人物おさらい 前編(ラスロ・アリナ・ヨラン、エミリ、ネリィ編)
第四章 登場人物おさらい 前編(ラスロ、アリナ、ヨラン、エミリ、ネリィ編)
【ラスロ】 この物語で主人公の勇者(三十六歳) 姿は皆さんの心の中で。
魔界から十二年ぶりに帰ってきた伝説の勇者、
婚約者でもあるハーレムパーティーが待っているからと、
強引に魔界からゲートを開けて帰ってきたが、全員、ある意味で寝取られていた。
王城でそれを知り絶望していた所、国王陛下の粋な計らいにより、
急いで新しい婚約者、新しいハーレムパーティーを編成して貰い受け入れたが、
魔界ゲートが開きっ放しになっておりそれを塞ぎに行くタイミングで旧ハーレムと再会。
昔のハーレムは身を捧げた修道院やそれぞれの夫(と子)をあっけなく捨て、
ラスロの正妻側室に戻るため急いで駆け付けたのだという、まさかのダブルブッキング。
陛下が逃げる中、わちゃわちゃする両者にラスロの決断は、とりあえずみんなで組むこと。
こうして新旧ハーレムを無理矢理に合わせた九人パーティーは、
出てきた魔物を討伐したりゲートを再封印したりしていたのだが、
その中で、ラスロが魔界で世話になった魔物まで出てきて協力してくれることに。
樹の魔物、アルラウネ族のアストとそれに従属する多数のドリアード族、
蛇の魔物、ラミア族の生き残りでラスロが魔界で最初に組んだ仲間いや仲魔のナルガ、
そして淫魔族、サキュバスで姿を人にも妖精にも変えられるリムリア、みんなラスロと再会した。
そして魔界から出て来る新しい魔王を倒しているうちに、
これは一度、魔界へ行って対処した方が良いということとなり、
旧ハーレムを置いて新ハーレムと共に、半年予定の魔物の旅へと出発した、そこで再会したのは……!!
【アリナ】 旧正妻(旧ハーレム)のメインヒロイン、聖者→聖女 綺麗美麗な金髪
十二年前、ラスロの正妻として尽くし魔王討伐の相方となっていた女性賢者、
だが対魔王最終決戦でラスロが目の前で死に(実は幻影)、全ての責任を負うために、
他のハーレムメンバーに結婚を命令(強制)し、自分はその身を世界一厳格な修道院へと捧げた。
そこで修道院の都合良く使われ、莫大なお布施で治療をさせられていたものの、
厳しい修行の一環と捉え、また自分にはどうせラスロに祈る、ラスロの安息を願う事しか出来ないと、
全てを受け入れ、ただただ寿命が来るのを待つ身であったが、そこへまさかのラスロ生還の報せと本人が現れる。
結局、その時は姿を見れただけで話す事も許されなかったが、
もうこんな所に用は無いとばかりに修道院を破壊してまで脱出、
魔界ゲート封印のために王城を出ようとするラスロに再会、正妻に戻ろうとした。
必死に十二年間を取り戻そうとしたがすでに新しいハーレムが居たため、
なんとか自分たちの方を認めて貰おうと、とりえずはみんなで協力して結界魔法を作るも、
新たな魔界ゲート出現の封印に行こうとした矢先、修道院から大聖女を治癒せよと命令が下る。
命がけ手でやってきた修道院の聖騎士団相手に事を荒立てなため、
渋々、治癒に行くが老衰のため手だてがない、という所でラスロが登場、
アルラウネのアストから貰った黄金の種を飲ませることで一応の解決? はついた。
だが、これでラスロと邪魔なく幸せに、と思いきや、
ラスロが新ハーレムと一緒に魔界へ行ってしまうと聞き、
ついて行こうとするも人間界の留守番を頼まれ、残ることとなった、そのアリナの心中やいかに。
【ヨラン】 旧側室(旧ハーレム)のサブヒロイン、剣士→剣聖 ボリュームある長い銀髪(三十五歳)
十二年前、ラスロの側室として魔王討伐の前衛をラスロと並んでやっていた女性剣士、
だが対魔王最終決戦でラスロが目の前で死に(実は幻影)、正妻アリナの命令(強制)もあり、
大陸西の侯爵家に嫁いで、心を殺し何もかも便利な、言う事をきく良き妻を演じて男の子を三人産んだ。
剣を持たない以外は逆らわず、そのまま寿命まで侯爵夫人で居るつもりだったのだが、
まさかまさかのラスロ生還を聞き居ても立ってもいられなくなり侯爵夫人としての全ての予定をキャンセル、
心を十二年前に戻し、口調もそのようになり、引き留める夫を振り払ってとにかくラスロの元へと駆けつけた。
そこで新ハーレムの剣士ロズリとラスロを賭けての決闘を挑むがあっけなく負け、
十二年のブランクを感じ、やはり今の時代に合わせなければと剣の鍛錬も再開する、
さらに十二年前に断った『剣聖』の称号も受け入れ、もう一度、改めてラスロの妻となる事を誓う。
そんなヨランの夫と長男が連れ戻しに王都へとやってくるが、
ラスロとの事実上の婚姻パレードでそれまで侯爵家に決して見せた事のない、
心の底から本当に幸せそうな笑顔を夫は見て、全てを悟り諦め、離縁を受諾することとなった。
それからはラスロの相棒というよりアリナの相棒のような形で旧ハーレムをけん引し、
なんとかラスロから信頼と心を取り戻そうとするのだが、ラスロが新ハーレムと魔界へ行くと聞き、
戸惑うがアリナを信じて待つ事にした、その間に離縁した侯爵家まで行ってケジメの謝罪をしてくる予定らしい。
【ミオス】 旧側室(旧ハーレム)のサブヒロイン、弓使い 明るい茶髪
十二年前、ラスロの側室として魔王討伐の遠距離物理攻撃をやっていた弓使い、
だが対魔王最終決戦でラスロが目の前で死に(実は幻影)、正妻アリナの命令(強制)もあり、
王都での弓矢勝負で親しくなったエルフと結婚し、エルフ国へと嫁ぎハーフエルフの娘と息子を産んだ。
移住したのはエルフ国で唯一、人間やハーフエルフが住める区域で、
その居住区で本当に幸せな家庭を築き、弓矢勝負を楽しんでいたのだが、
王都からやってきたエルフよりラスロ生還の報せを聞き、それまでが嘘のように十二年前に意識が戻る。
後は夫も子供も即座に捨て、『ラスロをこの手で、腕で、胸で、身体で抱きしめたい』という想いのみで、
急いでラスロの元へと駆けつけるが、すでに新しいハーレムが編成、旧ハーレムと共に一緒に行動するものの、
自身が希望したところで十二年前のような状態・状況には戻れず、思うように抱きしめられない日々が続く。
そこへエルフの森から夫と子供達が駆けつけるも、
エルフの夫は実はエルフとしてのプライドから自分たちより弓が上手い人間を許せず、
籠絡して妻にし、こちら側に引き入れようという作戦だったことが判明する、ただそれはきっかけに過ぎないとは夫談。
その後、追いかけてきた子供のうち息子が慣れない王都で体調を崩し、
それに付き添う形でエルフの森へと戻ってしばらく離脱してしまっていたが、
痺れを切らし突き放す、吹っ切る、逃げるかのようにラスロの元へ再合流する。
しかし解決はしておらず、エルフ王から人間界へ戻る事の正式許可は出たものの、
好きにして良いと言われた娘と息子は以前のような幸せな家庭の再興を望んでおり、
もう完全に夫と、エルフの国と離れてラスロの側室へ戻るつもりだったミオスは、またも夫や子と話し合うことに。
【ネリィ】 旧側室(旧ハーレム)のサブヒロイン、魔法使い(三十一歳)黒髪
十二年前、ラスロの側室として魔王討伐の魔法攻撃をやっていた魔法使い、
だが対魔王最終決戦でラスロが目の前で死に(実は幻影)、正妻アリナの命令(強制)もあり、
適当に夫を見繕ってヤンデレの新たなターゲットとし、子を七人儲けた所で身体的に打ち止めとなった。
大陸遥か東の魔導都市で夫を愛し、子煩悩と言われるまでに我が子を愛し育てていたが、
王都からの遣いからまさかまさかの愛するラスロ生還の報せを聞き、それまでの夫と子への気持ちが、
本人曰く『スンッ』という感じで急激に醒めて消え去り、冷静に冷淡に別れを告げ、ラスロの元へと突進した。
しかしすでにラスロには新しいハーレムがあてがわれており、
更にその中には姪っ子がおり悪態までつかれてしまう始末だったが、
ヤンデレが再燃したネリィはそれに構わずラスロへの愛を粘着しまくるのであった。
そこへ夫から七人の子供達がわざわざ王都まで送られてくる、
夫は元からネリィをお金目的でしか結婚しておらず、最低限の反応を(子供に対しても)していたのみで、
いざ居なくなるともう十分稼がせて貰ったとばかりに、子供達をネリィに押し付けるような行動に出たのだった。
もう子供が産めないからこそラスロのためだけに生きたいネリィは困惑したが、
結果、ラスロを慕って魔界からやってきた魔物、アルラウネ族アストが王都に建てたアスト城で、
従魔のドリアード達に育てて貰うこととなりパパと呼ぶまでに慕い、一件落着、ということにはならないようで。
人間界での留守番の間、ラスロにドリアードが一気に減った今こそ、
きちんと実の子供達と向き合って世話をしろと命令されたネリィであったが、
半年間の間、一度は捨ててしまった我が子とどのような関係になるのか、それはこの後の第五章で。
次は中編、新ハーレム編です。




