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ハーレム崩壊、十二年後  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第四章 脱出聖女の後始末 聖女の愛は全てを乗り越えようとしているのか?

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第176話 豪華料理で壮行会 立派に着飾った五人の女性……ってひとり多くなーい?!

「そうか、半年か……寂しくなるな」


 グレナダ公爵家で夜の壮行会、今のはご当主

 急な出立(しゅったつ)報告なのに豪華料理が並べられている、

 これはアレだ、陛下が気を使って用意してくれた分もあるのだろう。


(アスト城ではナルガのために、庭で巨大ナマズが焼かれていたし)


 城の衛兵とドリアードが、

 一緒になって焼いてたな、

 まあそれはともかく、みんな立派に着飾っている。


「ミオスよ」「はいお父様」

「しっかりラスロ殿をお支えするのだぞ」「わかっております」

「ラスロ殿」「はいっ」「娘を頼んだ」「必ず、生きてお返しします」


 やっぱり緊張するな、

 義理の父親になるかも知れない人だ。


「なんならひとり増えて帰ってきても良いのだぞ?」

「そ、それは」「半年では無理か、はっはっはっはっ」

「もう、お父様ったら」「とりあえず、真面目に魔王を倒してきます」


 あっ、当主様がロズリの方へ行った、

 一応は全員に声をかけるのか、偉いな。


「ロズリ殿、娘を勇者様と一緒に守ってやってはくれぬか」

「はい、この剣はラスロ様、そして正妻ミオス様のために、側室として」

「頼んだ、それにしても映えるドレスだな」「晴れの日ですから、ラスロ様の、新しいハーレムの」


 言っちゃうんだそこ、

 ハーレムってはっきりと!

 まあいいけど、続いてこちらもアサシンとは思えないドレスだ。


「ナタリ殿、何かあったらすぐ連絡して欲しい」

「わかっております、ドリアードを通じて逐一、ご報告を」

「あの魔物の城は苦手だが、楽しみにしていよう」「こちらへ来させますが」「いやいい」


 あっ、俺の肩の種(芽)が跳ねてる、

 ちょっと怒っている感じかな、撫でてやろう。


「ハミィ殿、ミオスとの魔法連携は増々強くなっていると聞く」

「はいぃ、もう無敵ですねぇ、魔物も、魔王も、私達の魔法と勇者様でぇ」

「頼もしい、任せた、戻ってきた後も様々な意味で連携を頼もう」「お任せくださいぃ」


 いや、何をどう連携するんだ、ベッドでかよ!

 そしてもうひとり、いや着飾った女性は五人居るのですよ、

 なぜに、しれっと人間用のドレスで混じっているんだよまったく……


「リムリア殿」「ふふ、何かしら」「貴女のような妖艶な、いや、まいった」

「私に酔いしれて良いのはラスロだけ、でもまあ戦いで魅了してあげるわ、ふふっ」

「その色気をミオスにも教えてやってくれ」「良いですわ、手取り足取り、ね? ラスロ」


 いや、それを俺に振られても……

 そう、妖精体だけではなく人間体にも化けられるのですよ、

 人間と同じ大きさのサキュバスだけでなく、人間と同じ大きさの人間にも変身できるという。


(いやほんと、とんでもない美女だ)


 ちょっと悪女寄りな所が、更に良い。


「ではラスロ殿と正妻側室五人の、

 魔界での活躍と半年後の帰還を祈って、乾杯!」

「「「「「「かんぱーーーい!!!!!!」」」」」って一人多くないか?!」


 どさくさまぎれに、

 新ハーレムにサキュバスを混ぜるなっていう、

 でもまあ、みんなが楽しく、覚悟を持って明日の出発を迎えられるなら、良いか。


「あっアスト、後でちゃんとアスト城も行くから」


 芽がウンウンと頷いている。


(最後にっていうか、出発前に確認したいことが、あるんだよな)


 ていうか、このまま旧ハーレムに会わないまま、

 朝に出発しちゃう可能性もあるのか、その伝言もあるし……

 うん、俺はとりあえず、旧ハーレムとは距離を置いて考えよう。


(魔界では、あんなに会いたかった四人だけどな……)


 普通に楽しそうに歓談している新ハーレム&魔物一体、

 俺もそこに加わるか……明日からは魔界生活に逆戻り、

 いや、その気があれば、いつでも戻って来られるんだけどな、とりあえずは。


「ミオス」「はいラスロ様」「ロズリ」「ラスロ様っ!」

「ナタリ」「ラスロ様のために」「ミオス」「はぁい、ラスロお兄さまぁ」

「リムリア」「ふふっ、私を忘れないでくれて嬉しいわ」「みんな……半年間、俺を助けてくれ、一緒に戦おう」


 俺の気持ちは、

 一気に一方へと傾いたのだった……。


「アストも、よろしくなっ!」


 種(芽)が跳ねて喜んでいる、

 あとナルガは……後で直接言おう。

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