表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハーレム崩壊、十二年後  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第三章 ヤンデレ魔女のやり直し 間違えました、で済む話では無いのだが。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

156/158

第三章 登場人物おさらい 後編(ナタリ、ハミィ、アスト、ナルガ編)

第三章 登場人物おさらい (ナタリ、ハミィ、アスト、ナルガ編)


【ナタリ】 新ハーレムの側室でありサブヒロイン、アサシン(二十七歳)


 ラスロが魔界へ行っている間、王都で活躍していた暗部の工作員。

 ただ、長期間活躍したため顔が割れてしまい、どう処分するか困っていた所を、

 適当な理由をつけて国王陛下が押し付けた、が、本人(ナタリ)は命拾いして喜んでいる。


 実際の所はラスロの動向を逐一報告させるための国側のスパイだが、

 ラスロに嫁ぐ事実は変らないので心の中で愛情を持って接しているのは変らない、

 ただし、もしラスロが国に対し、陛下に対し本気で仇なす場合はその命に代えても阻止するつもり。


 最近は旧ハーレムの動向に加えラスロを追って来た魔物を信頼し切れないため、

 ラスロの影のように護衛や様子を窺っていたり、離れて情報収集をしていたりと、

 もはやラスロ自身の暗部のような状況になっている、全てが解決するまでそれは続く。


 ラスロに対しての愛情は、もちろん処分されないための命の恩人という事もあるが、

 もしラスロが本気で望むのであれば、抱くのも抱かれるのも本望である、と同時に、

 暴走した魔界での仲間(仲魔)がラスロに何かするのであれば命を投げ打ってでも助けるつもりでもある。


 結果的にラスロがどのハーレムを選ぶのかはナタリ自身にもわからないが、

 もし自分の努力でラスロが選んでくれるのであれば、と、やれる事は何でもするつもりで、

 魔界ゲート封印の協力もそれに含まれているのだが、どんなエンディングを迎えるのか? と後半へ。



【ハミィ】 新ハーレムの側室でありサブヒロイン、魔法使い(二十歳)


 元宮廷魔道士見習いにして、叔母は元宮廷魔道士のネリィ。

 幼い頃にラスロとネリィの結婚(ハーレム入り)を見て迷惑かけなければ良いが、

 と思っていたこともあり、新ハーレムに呼ばれた時はそれを大歓迎、熱烈歓迎していた。


 自身は叔母の後始末のためとも思っていたが新しい夫と(一方的といえど)熱愛中だったのに、

 あっさり子供達を瞬時に捨ててラスロの所へ戻って来ては、元のヤンデレに戻ったのを目の当たりにし、

 内心では『この叔母さん、死ねばいいのに』と、わりと本気で思っていたという事実はここだけの話に。


 実はハミィもどちらかというとヤンデレの部類に入るのだが、

 叔母があまりにもアレ過ぎるため目立っていないというか誤魔化せているというか、

 正式にラスロが新ハーレムを選んだ場合にラスロとのいちゃつきを叔母に見せられる日を楽しみにしている。


 魔力に対しては申し分ないどころか必要不可欠で、

 アリナ、ミオス、ネリィ、魔物のアストと共に封印魔方陣を日々、進化させており、

 完全体が完成し、魔界ゲートの封印作業が完全ん終わった後どうなるか、それは後半を読んでいただければ。


 以上が新ハーレムで基本的にグレナガ公爵家に住んでいます。


【アスト】 アルラウネ族


 ラスロが魔界で人間として孤軍奮闘していたとき、味方になってくれた魔物。

 アルラウネ一族にとって天敵でやっかいだった魔王と相討ちして死にかけていたラスロを、

 その体内に取り込む治癒能力で蘇生に近い処置をし助け、対価として婚姻を結ぶ事となった。


 それ以降は旧ハーレムのアリナ、新ハーレムのミオスのように回復面での手助けをし、

 魔物には珍しい光魔法属性を持っていて、そのおかげで魔界ゲートの仮封印も突破できた、

 全てはラスロと『婚姻を詰める』という約束のためであり、反故にされそうと聞き慌ててやってきた。


 元々、ラスロが人間界へ戻った後にそのゲートを閉じる係であったのだが、

 そうしてしまいうともう二度と会いに来るつもりで無いのではという疑念が捨てきれず、

 繋いだまま監視していたのだが魔界に新たな魔王候補が生まれた事で、穴が拡げられてしまった。


 その姿は樹の女性だが巨女と言って良い程に身体が大きく、

 また腕や足のような幹を長く長く伸ばす事が出来るため高い所へ登ったり、

 ラスロを抱えてあちこちに移動させたりもできる、いろいろと便利な身体。


 また自らの種をとばし、芽を出させ遠距離で通信のような事が出来、

 ラスロの頭上に乗せてその種から出る芽で状況を見聞きしていたり、

 その芽を頷かせたり左右に振ることで意思疎通も出来る遠隔操作が可能。


 ラスロに協力して新しい魔王が暴れるのを阻止し、

 人間界が平和になったらきちんと婚姻を結ぼうと考えており、

 生まれる子供は新しいエルフ族になるという事実が明らかになり後半に。


【ナルガ】 ラミア族


 ラスロが魔界で一番最初に仲間となった魔物であり、

 ドラゴンに襲われ崩れた岩盤に埋もれて脱出不可能だった所、

 たまたまやってきたラスロに助けられたラミア一族の生き残り。


 それ以降は旧ハーレムのヨラン、新ハーレムのロズリのように剣士の位置で大活躍、

 両手にそれぞれ大剣を握ったうえ尻尾も攻撃の武器として使う三刀流のみにあらず、

 いざとなったら牙や頭突きという奥の手もあるまさに魔物界において最強クラスの剣士である。


 すっかり数が減ってしまったラミア族のためにラスロとの子を宿す目的があり、

 メスしか生まれないラミアは夫を自分の相性の良い種族にするのだが、たまたま、

 ナルガの相性の良い種族が『人間』であったため、自ら出向いて会いに来たという状況。


 匂いに敏感なうえ生命力が非常に高いが大喰らいなため人間界では餌が大変であるものの、

 食べられないなら食べられないで空腹で苦しむものの、かなりの日数は耐える事ができる、

 ちなみに王都では毎朝、お城から牛などが丸々一頭送られ、それを丸ごとペロリと食べている。


 あくまでも孕むために来ているが(つが)いになれるのであれば大歓迎、

 その時はラスロを魔界へ連れて帰りたいと思っているが、アストと共存する考えもある。

 果たして全てが解決した時、ナルガ自身がどうなってしまうのか、それは後半のお楽しみ。


【リムリア】 サキュバス族


 人の夢の中に入り込んで生命力を分けて貰うサキュバス族のひとり、

 魔界でラスロの仲間だったが、ラスロに多くの貸しがあり、それが返ってくるのを待っていて、

 とある事情で魔界に留まっていたが、ここへ来てラスロと間接的に接触をはじめた様子である。


 アストとナルガが人間界でラスロを包み挟むようにして眠ったため、

 ラスロの夢の中に入る事が出来、色々と会話したり仮定の夢を見せたりした、

 あくまでもラスロとは魔界でも『夢の中で』戯れただけで、実際のあの接触は無い。


 ただし夢の中でさんざんお楽しみすると起きた時……

 もちろんリムリアはラスロと実際に戯れる時を楽しみにしており、

 その場合の人間側の負担は、リムリアのさじ加減ひとつらしいのだが。


 もうひとりの仲間(仲魔)と何か重要な繋がりを示唆し、

 それに対してラスロもすまない、申し訳ない気持ちを持っているようだが、

 それはいったい何なのか、という謎も解けるであろう後半戦を是非、お読みください。


【カミラ】


 ラスロの魔界での仲間(仲魔)であり、

 今は眠ったままらしい、詳細はこれからの後半で。


【ドリアード】


 アルラウネ一族アストの従者一族で、

 普通の巨大な樹の、その中央に怖い人面がついているような姿で、

 五~六本の根を足にして素早く走り回る、しかもどんな場所でも構わず。


 アストのための王都の湖ほとりに、

 ラグラジュ大森林から持って来た樹で、

 巨大な木製のアスト城を建て、そこでアストの他、ナリィの子供達も世話している。


 実はラグラジュ大森林経由でドリアードはひっきりなしに入れ替わっているのだが、

 見た目はどれも同じなうえ引継ぎをしっかりしているので、もはや区別はつかない。

 ただアルラウネ族の姫であるアストのことを第一に考えているのは間違い無いようだ。


 以上、魔物ハーレムのうちアスト、ナルガ、ドリアードはアスト城に住んでいます。

 なんとか第三章も終えました、これから後半戦です、

 第四章でアリナの話、そして第五章、最終章と続きます、

 皆さんの応援でストーリーはスムーズに進みますので、どうかよろしくお願い致します!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ