第6話「決戦! 魔王教団」
タロウとアリスは黒の教団の頭目ゼノンと対決することになった。
「ふっ、俺がお前の力を奪い、魔王を復活させてやる!」
ゼノンは邪悪に笑う。アリスが怒鳴る。
「許されざる! 邪悪な野望は阻止する!」
ゼノンは強力な闇の魔法を打ち出す。タロウとアリスは剣と魔法で応戦するが、圧倒的な力に押されていく。
「ぐああ!」
激突に吹き飛ばされたタロウ。アリスも倒れる。
ゼノンがにやにや笑う。
「さあ、力を奪うのだ!」
タロウの魔力を奪おうと近づくゼノン。だがその時、タロウの中で炎が燃え上がった。
「この魔力は、お前のような悪のためには使わせない!」
空気を裂くような魔力の爆発。ゼノンは吹き飛ばされた。
「インポッシブル! お前の魔力は封印されし魔王バフォメットに等しい!」
ゼノンは驚きと恐れを隠せない。再びタロウが魔力を爆発させ、ゼノンは命からがら逃げ去った。
「よくやったわ、タロウ!」
アリスが喜ぶ。
一方ゼノンは、アジトで下僕を怒鳴りつけていた。
「タロウの魔力は予想外に強大だった。新計画が必要だ!」
そしてタロウとアリスは、近くの村で休息を取っていた。
「何かこの魔力の正体が気になるんだ」
タロウが言う。
アリスは
「一緒に真相を突き止めましょう」
と励ましたのだった。
タロウとアリスは、ゼノンとの死闘を制し、近くの村で傷を癒していた。
「ふぅ...どうにかゼノンを追い払えたけど、次はどうする?」
タロウが問う。アリスは
「この国の真相を突き止めるのが先決よ」
と答えた。
二人は村を後にし、王都を目指して旅を続ける。その途上で、傭兵団に出会う。
「おい、お前らがタロウか。賞金稼ぎとして捕まえる!」
傭兵団は二人を取り囲む。アリスが
「邪魔するな!」
と一喝すると、傭兵団は動転した。
「この威圧は...忌々しいけれど今は退くとしよう」
アリスの力を恐れた傭兵団は引き揚げた。タロウは驚く。
「すごいな、アリス!」
「えへへ、この程度なら余裕よ」
アリスは照れながらも自信たっぷりだ。
一方ゼノンは、再戦を誓っていた。
「次はタロウの弱点をついてやる。転生の秘密を探れ!」
部下のリーディアが
「はっ、転生者の弱点は転生前の死に場所にあります」
と教える。
ゼノンは
「良い。タロウの死地を突き止め、そこで引き摺り下ろしてやる!」
と策略を練った。
その頃タロウとアリスは王都に到着し、国王に謁見を求めた。国王は
「汝らが目の上のタンコブか」
と言った。
何か国王に隠された思惑がある。タロウはアリスを信じ、この国の真実に迫ろうと決意した。
こうして、二人は王都での探索を始める。王都に迫り来る運命とは――。
