第11話「決戦の火蓋」
タロウたち四人は、ゼノンとの決戦のために異世界へと旅立った。玉座の間に踏み込むタロウ。
「ゼノン、早く現れろ!」
すると冷たい声が響き渡った。「ふっ、待たせたな」 ゼノンが姿を現す。
「まさか自分から我がところに来るとはな。その勇気は褒めてやろう」
「くそっ、その口の悪さが目にはいらない!」
タロウがゼノンに飛び掛かる。アリスとリードも反撃するが、ゼノンの魔法が強力だった。
「ふふふ、お前らの程度では及ばんぞ」
窮地に陥るタロウたち。その時、ガイアが飛び出してきた。
「このくらいでは負けません!」ガイアの魔法がゼノンを翻弄する。
「何だお前か、裏切り者め!」ゼノンが逆上する。
タロウは仲間の支えで立ち上がると、烈火の魔法をゼノンに放った。
「くっ...まだまだだな」ゼノンは姿を消した。
「逃げるのか、臆病者!」タロウが叫ぶ。
こうして、ゼノン討伐の火蓋は切って落とされたのだった。
ゼノンは邪悪な笑みを浮かべ、杖を天に向けると、暗黒の雲が立ち込めた。
「滅びの雷閃よ、この場に舞え!」
ゼノンの杖から黒い稲妻が放たれ、その雷撃はすさまじい破壊力を秘めている。爆発を伴いながら迫り来る稲妻は、触れたものをたちまち灰に帰す。
「ハー!」
ゼノンが叫ぶと、今度は氷の槍が空から降り注いできた。その凶悪な勢いはタロウたちを突き刺そうとする。
「まだまだ終わらんぞ!」
さらにゼノンは、ワープ魔法でタロウたちの背後に回りこみ、索敵不可能な位置からの奇襲を仕掛けてくる。常に不意打ちを狙うゼノンの攻めは、たちまち4人を翻弄した。
ゼノンの多彩な魔法は、タロウたちを追い詰めるのに十分な力があると感じられました。
ゼノンとの決戦が始まったものの、まだまだタロウたちの力では及ばなかった。
「くっ...まだ足りない力がある」
タロウが悔しさに拳を握る。アリスが励ます。
「大丈夫、タロウ。次はきっと勝てるはずよ」
「そうだな...ありがとう、アリス」
ガイアが「ゼノンの宮殿には秘密の地下迷宮がある」と教えてくれる。
「そこに強力な魔法の秘密が隠されている。行こう」
地下迷宮を突破する4人。待ち受ける試練を克服しながら、奥に近づいていく。
ついに聖なる魔法「天空の光」を手に入れたタロウ。
「よし、これでゼノンに勝てる!」
仲間と力を合わせるタロウ。決戦で使う秘策が完成したのだった。
ゼノンとの初戦で苦戦したタロウたち。しかしあきらめるわけにはいかない。
アリスが「ゼノンの居城に秘密の地下迷宮があるらしいの。行ってみましょう」と提案する。
地下迷宮には強力な魔法が隠されているという。タロウたちは早速そこに向かった。
様々な試練が待ち受ける迷宮を力を合わせて突破していく4人。そしてついに中心部で古代の秘伝書を発見する。
「これが最強の魔法、天空の光の秘密だ!」タロウが書を手にすると、新たな力が身体に宿ったことが分かった。
「よし、この力でゼノンを倒せる!」
仲間たちも力がついたことを喜ぶ。次の決戦で使う切り札ができたのだ。
タロウは仲間を見て言った。「みんながいるから、俺はゼノンを倒せる!心から感謝している」
団結力を深めた4人は、最終決戦に向けて戦いの地へと旅立っていった。




