闇の掟 メモ
背景
地球新暦29年(西暦3019年)の地球は銀河帝圏の保護惑星となっていた。銀河帝圏は、銀河全体の平和と秩序を守るため多くの星をその影響下に置いた。ある星は帝圏を支える主要惑星として、またある星は帝圏を構成する独立惑星として、またある星は帝圏の管理を強化する管理惑星としてそれぞれの役目を負っていた。
地球は紛争の耐えない、まとまった政治体制のない惑星と認識されていた。そのため総督府を置いて統治する保護惑星ということになった。いわば自治が失われた星になり、地球人たちは異星人に支配されることになった。実際、地球を統治するのは主要惑星であるマコウ本星からマコウ人たちであり、総督府や地球取締局など主要機関が置かれた。
地球人はこれに抗議して大々的なデモ活動、一部はテロ活動に走った。それを弾圧するため帝圏から多くの機械戦士が送られて、多くの血が流れた。その過酷な弾圧のため、その活動は下火になり、地球人から戦う心と独立の意志を奪っていった。そしてこのひどい現状に地球人の間には失望とあきらめの気分が蔓延していた。
しかし一抹の希望があった。地球新暦30年にまた帝圏の審査があり、場合によれば自治を勝ち取れるかもしれなかった。もっともそれには様々な条件が付けられていた。それを満たすのは今の地球人には難しいように思われた。
武器規制
地球が保護惑星になってから銃器や刀の類を一掃した。銃器や刀の武器を探知する優れた小型機器(武器監視装置)を使用し、それらを所持することは不可能になった。隠し持った者は厳罰に処せられた。地球人が反逆のために武器を使用するのを恐れたからだった。もちろんマコウ人側も銃器を持たなかった。地球人に奪われて使われる可能性があるためだった。
その代わり剣を持ったバイオノイドが配備された。それは日頃、小さいカプセルに収容し、必要な時のみ取り出して使用できる便利なものだった。命令に忠実で、その剣の腕は人間をはるかに超えていた。そのバイオノイドが総督府など重要施設を警備し、街中を巡回して目を光らせ、反逆行為を取る地球人を斬り捨てて治安を維持していた。それだけでなく民間の異星人たちも護衛のためバイオノイドを所持している。
人物設定
闇 陰から人々を助ける謎の組織
( )内は表の顔で使う名前
半蔵(井上正介) 闇のお頭 普段は旅館 笠取荘の番頭
疾風(佐藤翔) 普段はフリーの記者
児雷也(田中令二) 普段は田中運送会社の2代目社長 メカ担当
霞(渡辺飛鳥) 普段は3流モデル
佐助(山本健) 普段は地球大学新東京校の学生 笠取荘でバイトしている。
地球代表部 地球人を代表して総督府に交渉する組織
大山参事 地球代表部の実質ナンバー1
総督府 地球を統治する最高組織
リカード管理官 総督府のナンバー3 地球取締局を管理する。地球に因縁がある。
地球取締局 地球人の活動を監視し、不穏な運動を弾圧するための組織
サンキン局長