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貧者の食卓

作者: モルトボーノ

この話を好むと好まざるとにかかわらず自炊する羽目に陥った全てのアナタに贈りたい。

<状況>

あー、腹減った。

でも食べる物が無い、米しか・・・・


だからといってスーパー行ったりコンビニ行ったりしたくない。

そりゃ、生きてりゃそんな日だってあるだろう。


誰とも会いたくない、どこにも行きたくない。

でも腹減った・・・・そんな日が。


今日はまさにそんな日だ。

なので米を炊いて米だけで食べることにした。


味噌汁無し、漬物無し、総菜も無し、ましてやおかずなんてあるわけない。

とにかく何も無いこの状況、せめて炊き方にはこだわることにする。


<米を鍋で>


(「それじゃ炊くか、鍋を使って―」)


え、そこは炊飯器を使えばいいんじゃないのか、だって?

そんな便利なモンは無い、と、ゆーか無くても炊ける。


慣れないうちはコンロにかけた鍋に付きっ切りになる必要があるだろうが。

でも炊飯器よりちょっとは早くできるしお焦げだってつけられる。


おいしく食べるためにはできるだけうまく炊きたい。

うまく茹で上げたられた麺同様、うまく炊き上げられた米はそれだけでうまい。

それを自分でやったならなおさらだ。



炊き加減の状態をチェックするため味見する際に気を付けなければならない事がある。

それは味見が止まらなくなる事だ、上手くできた場合。

ちょっとのつもりがおいしくてついつい食べて結局、全部食べちゃった―そんな経験が

あったうえでの”米だけ”だ。


<実践>

米の分量は一人前というにはちょっと多いかもしれない1カップ=200mlとする。

これより少ないと数量メリットが効かず上手く炊くのが難しくなる。

なのでこれを最小分量とした。



ここで「200mlってどれくらいの量?」とかいう声が聞こえてきそうだ。

計量カップがあれば話は早いのだが。


しかしその代わりになる物は身近にかなりの確率である。

それは湯飲み茶碗だったりマグカップだったりする。

あれが大体200ml容器だ、違う場合もあるだろうが・・・・



・まず米をその200mlカップ(容器)に”すり切り”で入れる。

”すり切り”というのは米がカップに山盛りになって入っているとしてカップ上でそれ

を平らにびっしりとならした状態のことだ、そしてそれを鍋に移す。



・次に空いたカップに水200mlを入れそれを鍋に加える。

更にその鍋にカップの水200mlの20%つまり40mlを加える。


これが肝、今回、1番大事な所だ!


”全体の20%の分量の水”を加えることで米は水分を適当に含んでふっくら炊き上がる。

それが無ければ炊いた米には水分が足りず芯が残り良い出来にはならないだろう。


・その鍋を夏で30分、冬なら1時間くらいほったらかしておく。

と、言うと聞こえが悪いが要するに米に十分、吸水させる。

これが足りないとやはり米には芯が残る。

チャーハンを作る時など更に加熱する場合はそれでいいかもしれないが。

そしてここまでは炊飯器でも同じこと。

炊飯器を使わなければここからの作業を人がすることになる。


・然るべき時間が経過した後でいよいよ米を炊く作業に入る。

炊飯器を使うなら炊飯器のスイッチを入れる。

鍋調理の場合はおもむろに鍋を乗せた加熱機器のイグニッションをオンだ。


(コンロに点火だ!)


やれば分かるがここから先は観察を怠らず自然な流れに身を?ゆだねる。



・水が沸騰するまで、鍋の蓋が水蒸気圧でカタカタ言い出すまでは強火だ。

しかしそのままにしておくと吹きこぼれるのでそうなったら鍋蓋を取って残りの水分が

飛ぶまで更に火にかける、火加減は中火。



・水分が見た目には無くなってプチプチという音が聞こえてきたら火を消す。

お焦げが食べたければそこからもう少し火にかけておけばいい。

この段階で米をちょっとつまみ食いしてみれば食べてみればまだ食べるのに適した状態

ではないのがわかるだろう。


(「何これ?」)


(「失敗しちゃった?」)


(「どうしたらいいの?」)


そう思っても無理はない―しかしそれでいい、まだその先がちゃんとある。


・せっかくトライしたのにやるんじゃなかった、時間の無駄だったと、残念な気持ちで

鍋の蓋を元に戻してそれをしばらくほったらかしておく。


「ほったらかすの、また〜?」


と、言うかもしれないがそれでいい。


何故ならそれは”蒸らし”という必要欠くべからざる重要工程に入っている事になるか

らだ。


この蒸らす行為によって米に残りの蒸気が入り余熱でふっくらとなるのだ。


・・・・がっかりした気持ちから20分かそこらの時間が経った。


(「何か魔法か奇跡が起きて米がちゃんと食べれるようになってないかなあ」)


と、あきらめ気分のまま鍋の中を見てみれば―


(「あっ、なんかふっくらしてる、食べられるんじゃないの、これ!?」)


蓋を元に戻しておいたので米は更に蒸らされ芯は無くなりいい感じになっているだろう、多分・・・・

多分・・・・


欲を言えば火を消した時点で米を混ぜ返してやりたかった。

そうすれば熱がより均一に行き渡ってより良い状態になる。 


<試食>

とにかく何とかできたその炊きたての米を早速、食べてみる。


多少は水っぽいかもしれない、パサパサかもしれない、場合によってはうれしい誤算で

おこげができているかもしれない、いずれにせよ十分食べれる代物にはなっているはず。


上述の作業を今後もやり続けたならもっとうまく炊けるようになるだろう。

うま炊き上げることができた米はそれだけでおいしい。

それをぜひ、実感して欲しい。


<食事中>

もぐ、もぐ、もぐ、もぐ・・・・


そして食事となった―まさに米だけで、だ。


(「味噌汁欲しいな・・・・」)


だがそこには食べながら味噌汁の事を考えてしまう自分も確かにいた・・・・




第2章:味噌汁


<状況>

あー、腹減った。

でも米しかない・・・・

だからといってスーパー行ったりコンビニ行ったりしたくない。

生きてりゃそんな日もある。

誰とも会いたくない、どこにも行きたくない、でも腹減った―そんな日が。


だがしかし、そんな状況は脱した、スーパーに行ってきたのだ。

肉もあれば野菜もある、豆腐もあれば納豆もある。

今ならこれで野菜炒めだってできちゃうぜ!


(「おっとテンション上がり過ぎだ、冷静さを取り戻せ、オレ!」)


しかし今回作るのは味噌汁だ。

あったかいごはんと一緒に食べる、食べたい―それはやはり味噌汁だろう。


<実践>

ご飯も食べるなら先に米を研いでおく。

吸水させ、火にかけ、煮て水気を飛ばし、蒸らす―

時間的に言って味噌汁を作り始めるのは蒸らしている段階からでいい。


(「さあ、作るぞ!」)


と、意気込んでみなくともそれは簡単過ぎるほど簡単だ。

例によって数量メリットを考え2人分で作る。


・鍋にカップ2杯分(400ml)の水を入れそこに粉末の”ダシの素”を加える。


味噌汁が旨くなる大きな決め手として”ダシ”がある、ぜひとも入れたい。

そしてこれが今回の肝だ!



が、だしを元から作るのは面倒くさいしそもそもよくわからん。

そこで粉末ダシというのが売ってるのでそれを使うことにする。

分量は小さいスプーンに中盛りくらいか―まあ、適当だ。



次に好みの具材を鍋に加え入れる、今回は豆腐と長ネギにした。

・豆腐は大体、同じ大きさのキューブ状に切る。

それを鍋に入れて煮始める。



・鍋がひと煮立ちする間に長ネギを切る。

切った断面が円になる”小口切り”という切り方がいいだろう。



・鍋に味噌を溶き入れる。

分量は―適当(大き目のスプーンで中盛り以下くらいか)だ。

溶き入れるのは丁寧にやる、味噌が固まりで残らないようちゃんと溶かす。



・鍋に切っておいた長ネギを加え入れる。



・味噌は煮すぎると風味が飛ぶそうな、そのため煮立ってきたら火を止める。



・そしてそれをひと混ぜして出来あがり。


その頃には米もいい感じになってるのでは・・・・



<発展>

料理する時間を短縮するコツのひとつに鍋を火にかけて煮ている間に他の作業をする、

というのがある。

とはいえ慣れない内はそこまで気が回らないし手際良くなんてできない。


だから最初は一つ一つの作業をそれだけキチンとやるのがいい。

慣れて作業に余裕や無駄を感じられるようになれば勝手に工夫するようになるだろう。


<食事中>

今回はご飯だけじゃない、味噌汁もある!

それだけで結構、ハッピーな気分だ。


もぐ、もぐ、もぐ、ず、ずずー!


(「う、うまい!これ誰が作ったんだ?―自分だ!」)


そういう体験をぜひしてもらいたい。


モグ、モグ、モグ、モグ、ズズ、ズズズー!


黙々と食べながらこう思う。


(「これで漬物があったらな・・・・」)


そう考える自分がしっかりいた・・・・




第3章:漬物


<状況>

あー、腹減った。

でも食べる物が無い、だからといってスーパー行ったりコンビニ行ったりしたくない。

そりゃ生きてりゃそんな日もあるさ。

誰とも会いたくない、どこにも行きたくない、でもマジ腹減った、そんな日が。


今回作るのは浅漬けだ。

浅漬けなら普通の漬物より簡単に出来て直ぐ食べられる。

これがあるとご飯がより一層、進む。


直ぐに食べられるには食べられるが味を染み込ませ馴染ませる時間がやはり欲しい。

ホントにおいしくなるのは仕込んでしばらくしてからだ、それまで待てれば、の話だが。


他に何か作る(ご飯、味噌汁、おかず、総菜等)ならその待ってる間に作ればいい。


<実践>

米も一緒に食べるとすれば調理を始める1時間〜30分前に研いでおく。

味噌汁は・・・・浅漬けを仕込んだ後でいい。


用意する食材はキュウリ、白菜、大根、茄子、等。

野菜の種類は一つでも二つでも(三つでも四つでも)。

野菜の量は適当だ、自分で食べたい量だ。


調味料として塩(醤油)、砂糖(あれば酢、唐辛子、味の素)を用意。


塩、醤油、砂糖くらいはあるとしても果たして酢や唐辛子等はどうか?

別に無くたっていい、野菜の風味がそれだけ分りやすいシンプルな味になるだけだ。

そしてそれでもうまい。


・まず野菜を食べやすい大きさに切る。

大根、キュウリ等は包丁で切る、白菜など手でちぎったっていい。


・それをビニール袋に入れ調味料を加える。

その分量は―やはり適当だ、入れる野菜の量に比して手探りでやってみる。


最初は塩(や醤油)を少しずつ加え入れてしょっぱさの調整。

少しずつ加えて自分好みの塩加減にする。


そしてここがこの”塩加減”が今回で一番の肝だ。

 

と、言うのはしょっぱくし過ぎると基本、後戻りできないからだ!

慣れないうち、調味料の分量感が掴めないうちは特に慎重にやる。


しょっぱさ加減の好みは人それぞれだ。

なので具体的にこの分量で、とは言えない。

ぜひとも自分の好みに合った分量を自分で見つけ出す必要がある。

材料と混ぜ合わせておいしく感じられる程度の分量を。


あらゆるおかずのうまさは塩加減で決まる、うまさの源は適切な塩加減なのだ!

と、力説しておいていい感じの塩加減になったとしよう。


・次に砂糖を加える。

そう言うと「料理なのに砂糖なんて入れるの?」とか「お菓子じゃないんだから!」

という声が聞こえてきそうだ。


でも浅漬けに限らず調理で砂糖を加えるのには料理をよりおいしくする効果がある。

やってみれば、有り無しで比べてみれば分かる―いわゆる隠し味ってヤツだ。

隠し味というくらいだからそんなにどっさりは入れないが。

入れた塩の量の数倍くらいだろうか。


砂糖には旨みとしての甘さの他には調味料を一つにまとめ上げる役割、力、がある。

これが無いと他の調味料の味がバラバラに感じられてしまう。

そうなると今一つ美味しくないのだ!


・そしてビニールの上を絞って袋の中身を混ぜ合わせる。

調味料を満遍なく野菜にまとわせる感じで混ぜ、混ぜ、混ぜ、と。

これで出来上がり、たったこれだけだ。


・それを冷蔵庫に入れ味を馴染ませる。

他に作るものがあればこのあと作ればいい。


<食事中>

イェーイ、浅漬けを作った後で米を炊いて味噌汁も作ったぜ!

ホカホカご飯、熱々味噌汁、そしてひんやり浅漬け!


もぐ、もぐ、もぐ、ズッ、ズズズー、シャキ、シャキ、シャキ


「最高だ、これにメインのおかずが何か一つあればな・・・・」


食べながら強くそう思う自分が、やっぱりいた・・・・




第4章:肉野菜炒め


<状況>

あー、腹減った。

でも食べる物が無い、だからといってスーパー行ったりコンビニ行ったりしたくない。

生きてりゃそんな日だってある。

誰とも会いたくない、どこにも行きたくない、でも超腹減った、そんな日が・・・・


だがスーパーで買った残りの食材がまだある!

しかしそろそろ悪くなり始めたり風味が無くなったりする頃だ。

無駄になる前に使い切らないと―


そんな訳で今回はメインのおかず紹介にして食材使い切り企画にしてそして、最終回だ。

とは言え大したもんは作らない、かなりうまくはあると思うが。


ごはん、味噌汁、浅漬けと続いて最後に登場するのは―肉野菜炒めだ、イェーイ!


これだけ揃えば見た目は豪華?栄養バランスが良く色々な味が楽しめお腹もしっかりと

満たされる、これぞまっとうな食事というものだ。


だがそういつもいつもそんなのを作って食べているわけではない。

何故か―決まっている、”面倒くさい”からだ。


いくらそれなりに調理できるようになっても気乗りしない時はある、しょっちゅうある。


それに自炊においては作ってでき上がってもそこではまだ道半ばだ。

食べた後には後片付けが待っているのだ。

(それを怠ると台所で未知の生物が発生する・・・・)


そういった事に思いを馳せ憂鬱な気分だったら「あー、面倒くさい!」となる。


しかしその面倒を乗り越えてやる気が今ならあるのだ!



<実践>

例によって米は事前に研いでおく。

炊き始めるのは味噌汁か野菜炒めを作るのと同時くらいで。


でも初めのうちは米炊きは米炊きだけ、味噌汁作りは味噌汁作りだけ、とひとつずつを

確実かつ丁寧にやった方がいいだろう。

慣れてしまえば米を炊き味噌汁を作り何なら野菜炒めも、と出来るようになる。


米を炊き始める。

炊飯器(鍋で炊くなら鍋の乗っているコンロ)のスイッチをオン。


次に味噌汁作りに取り掛かる。

みそ汁の具は豆腐、わかめ、長ネギ。

それらの具材を食べやすい大きさに切る。


水を入れた鍋にだしの素を入れこれまたコンロのスイッチをオン!

え、「コンロの口は一個しかないよ!」だって―結構だ。


その場合は一つ一つの品をかわるがわる作るだけだ。

そしてその場合はより丁寧に落ち着いて作ることができるだろう。


水が沸騰してきたら具材を入れ軽く煮込み味噌を適量(自分好みの量)溶き入れる。

味噌を汁に均等に溶け渡らせひと煮たちさせたら出来上がり。


次はいよいよ肉野菜炒め作りに取り掛かる。

具材は豚肉、玉ねぎ、ピーマン、キャベツとシンプルだ。


各材料の分量は例によって適当だ。

適当だがいつも作ってる感じで言うと2人前は以下の通り。


玉ねぎ:2分の1個。


ピーマン:1〜2個または無し。


豚バラ肉、またはコマ切れ肉:150〜200g。


キャベツ:玉ねぎ、ピーマン、豚肉を全て合わせた量よりは多いくらい。


玉ねぎ、ピーマンは豚肉、キャベツより少ない方がいいだろう。

そして豚肉よりキャベツの量が多い方が自分的には好みなのだ。


しかし重ねて言うがそこは適当だ。


・まずキャベツの葉を食べやすい大きさに切る。

包丁で切らずに手で荒くちぎってもいい。

するとワイルドで食べ応えのある食感になる。


・次にピーマンを縦に切り種を取り細切りにする。

この種取りがちょっと面倒くさい、大したことではないが。

それにストレスを感じるならピーマン、無くていいかも。


・豚肉を食べやすい大きさに切る。


・そして最後に玉ねぎを切る。

2人前だと1個を縦に切ってその半分を半月切りにする。

 

何故、玉ねぎを最後に切るかと言えばそれにはちゃんと理由がある。

それは”泣けてくる”からだ、特に包丁の切れ味が悪い場合は。

それで視界が妨げられながら他の食材を切るのは危険だ。


もっとも豚肉を切った際の油分で包丁が滑りやすくなった、という状態も危険だ。

そのため切るのは豚肉が最後、という選択肢も無くはない。



・フライパンを火にかけしばらくしたらその上空で手をかざし熱さを感じるまで待つ。

そうなってきたらそこに油を適量(塗膜が薄く張るくらい)加える。

そしてそれをフライパン全般に行き渡らせるようフライパンを動かす。


・次にフライパンに具材を順次、投入する。

玉ねぎ、ピーマン、キャベツ、豚肉と―


・最初、玉ねぎを入れ焼き色が付き始めるくらいまで炒め香りと甘みを引き出す。

この作業は重要だ、これがおいしくなる決め手といってもいいくらいだ。

そうする事によってキッチンは早くもおいしそうな匂いに包まれるだろう。


・次にピーマン、キャベツを同時に加え炒める。

炒める前は(「キャベツがちょっと多過ぎないか?」)と、思うだろうが熱を帯びて

水分が飛ぶとキャベツは相当かさが減る、減っていい感じのボリュームになるだろう。


・そして最後に豚肉を加える。

豚肉が最後なのは火が通り過ぎて無駄に硬くならないようにするためだ。

いい感じの焼き色が付きにくくなるが・・・・

炒めて肉全体の変色が半分以上進んだらもう火を止めていい。

 

「え、豚肉って火をよく通す必要があるって聞いたけど?」


その通りかもしれない、でもそれでいい。

なぜなら余熱で肉には更に火が入るからだ。


・最後に調味料を加える。

炒めながら焦ってやるより火を止めて落ち着いてやる方がいいだろう。

その調味料とは今回は塩だけ(胡椒があれば胡椒も加えて)だ。


それだけに塩にはこだわりたい。

こだわると言ってもその塩が取れた産地、銘柄とかではなくて”入れる分量に”だ。

”適量”の塩を加え入れる―これが最重要ポイントだ、漬物の時にも言及した!

塩味さえビシッと決まればたいていの料理はおいしくなるのだ。


塩の適量さ加減(丁度いいしょっぱさ)には個人差がある。

そのためこれを明確に示す事はできない。

最初の内は塩の量を少しずつ加え入れて自分の塩加減の好みを探るべきだ。

これも既に言った、これは何回でも口を酸っぱくして言いたくなる事なのだ。

 

それをフライパンに投入して胡椒も入れるなら入れる。

フライパンを再度、熱して具材と調味料が満遍なく混ぜ合わさったら火を止める―

それで出来上がり!上がるメニュー・・・・


これぞ文化だ、食という名の文化、食文化だ!

そしてそれを食べる事ができる幸せ―


そんな事を考えながら食べる自分がいつもいる。


おわり









この話を読んでくれたそこのアナタ、どうもありがとうございました!

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