ボス部屋
結構歩いたのになんで新しい道が出てこないんだ!!
【解 あと数mでボス部屋です。ボスを攻略すると階段と宝箱がドロップし
階段を上がると次の階層に行き、下がると1つ前の階層に着きます。
この賢者塔は30階層です。】
たまにでてくるんだよなぁ
多分 真・鑑定のせいだろうだけど、、、
そんな事を考えていると
大きな扉の前に着いた。ものすごく大きな扉、すごく綺麗な扉だ
それはがくぶちで右のほうには天使と神の装飾があり、左には悪魔と邪神の装飾がある。
なんでらろう5,6人は入れるくらいでそこまで大きいわけではない、
なのに 迫力いや、この感じは威圧と言ったほうがいいだろう。
それらを感じてどうしても手の震えが止まらない。
震えている手で、恐る恐る押し開いてみる
すると待っていたかのように巨大なドラゴンが待ちかまえている
心の底から 逃げろ逃げろと 言うかのように恐怖が湧き上がってくる
すべてを押しつぶしてしまいそうな迫力、自分の全てが否定されそうな巨体そして大きな翼を広げている
これに誰が勝てるんだろうかと思わされてしまう。
しかし、ふと思い出す、、、、、こいつに勝たないと下に行けないということを、
僕は覚悟決めた、このドラゴンと戦うことを。
その意志に気がついたかのように攻撃を仕掛けてきた、連続で攻撃してくる
回避スキルのおかげでなんとか回避できているが多分これ以上持久戦になればもたないと思い始める。
どんどん焦りがつのっていく
こんな大きな敵にかなわないかもしれない。
勝てるわけがない!!
『逃げたい』『逃げるれる訳がないだろう』
『負けれない』『負ける訳にはいかない』
ここで死んだら今まで頑張ってきた意味が無くなってしまう!!
僕は外に出て復讐しないといけないんだ
「来てくれ千手観音」
僕は多分焦りが溜まり過ぎてたんだろう
詠唱はいらずそんなスキルはないのに
【我 使いの者を纏いて 敵を穿たん】
目の前に現れて輝いていた千手観音が陽体に絡みつく
そして体に多くの腕をはやした輝く鎧に包まれた
体は軽くなり、沢山の手でドラゴンを目にも止まらない速さで攻撃していく
だが深くは傷をつけれはしていない
並列思考のおかげで腕一本一本を動かし全てを受け防ぐ事ができる
そして
僕の思考は止まった
花見えたのだ 美しい花が見えたのだ 美しい花
一輪しかない花、周りを魅了するような紅の赤い花
まるで血で染まったような赤い花
その花が、その花が 自分中の何かを突き動かしたのだ
【名前はユミリアス 周りを魅了する紅の赤い花
この世界の花言葉は3つある。
1つ 何かを守りたいという思い
2つ 何かのために考える事
最後に ≪決意≫ 】
そして陽の頭の中は真っ白になった
考えていなかった訳ではないドラゴンの攻撃を全てを止め
残りの腕で攻撃をしかけていた
彼の腕が止まるころには、ドラゴンは倒れ込んでいた
彼は直後 最後の一撃を、とどめを刺していた
すこしして陽は気がついた
「あれ?なんでドラゴンは死んでいるんだ」
よく分からないがドラゴンがいた場所に宝箱があった。
開けてみると中には、宝石のようなものが入っていた。
鑑定してみる
【ドラゴンの魔石
武器や防具に、魔力を付与できる】




