1-3-21(第71話) 酒池肉林?
今週も小説の続きを載せます。
是非、読んで感想をくれると嬉しいです。
俺、ルリ、イブ、そして、牛人の4人は宿屋に着き、部屋を3人部屋と1人部屋に変更してもらった。そのとき、
「4人部屋じゃなくていいのかい?」
と聞かれた。
俺は、
「何言っているのです?」
と、返事をする。
「そうだよお兄ちゃん!ルリと一緒に寝ようよ!」
と、ルリが言い、
「…アヤト、私はいつでも…」
と、イブが言い、
「………」
牛人は何も言わなかった。
1つ言わせてもらいたい。
俺は宿屋で夜の営みをするほど、見境がないわけじゃないからな!
ほら、俺は年頃の男の子だし~。少しは邪なことを考えてしまうこともあるけど…。
と、とにかく!
俺は宿屋で酒池肉林したいわけじゃないからな!
ほんとだからな!
…ほんとですよ?
宿屋で飲食していた男どもから睨まれることもあったが、俺達は部屋に入る。
「さて、これからのことだが…」
「お兄ちゃんは旅をするんだよね!」
「ああ」
「どこ行くの?」
「えっと…確か…」
「…「ミナハダ」?」
「そう!そこに行こうと思う」
「なんで?」
「何でも魚や貝等の水産物が採れるらしいんだ。それで俺の料理の幅が広がるってもんだ」
「!?行こう」
「うん!」
「それでだ。お前には馬車を引っ張ってもらおうと思うのだが、いいか?」
「分かりました」
牛人は俺にお辞儀をしながら返事をした。
その様子は主に仕えるメイドのごとし。
だが、
「…お前も楽にしておいた方がいいぞ?」
「自分は立ったままで結構です」
「はぁ…」
やんわりと断られてしまった…。まぁ牛人本人いいならそれでいいか。
「とりあえず、他に気になることは無いか?」
「ルリは無いよ!」
「私も特には…」
「…クリムとリーフはどうするの?」
「え?…どうなんだろ?付いてくるのだろうか?」
俺としては付いてくるのは別にいいのだが、2人には別の予定があっていけないのかもしれない。現に今、一緒にいないし。
「まぁ、本人に会って、直接話を聞くまで保留だな」
「…分かった」
「ルリも問題ないよ!」
「…?すみません。その、クリム様とリーフ様とは一体…?」
ああ。そういえば、牛人はまだ知らないのか。
「ま、出会ったら教えるよ」
「分かりました」
そう言うと、また牛人はまたお辞儀をした。
そう何度もお辞儀されても困るのだが…。
「取り敢えず、明日出発ってことでいいか?」
「「「はい!!!」」」
「じゃ、お休み~」
「あ!待っておにいちゃ…」
ばたん。
なんかルリが言っていた気がしたけど、気にせず扉を閉め、自分の部屋に入り、就寝した。
この第71話、丁度1000字なんです。
自分でもちょっと驚きです。
…まぁ、それ以外はいつも通りです。
感想と牛人の名前、待っています。