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色を司りし者  作者: 彩 豊
第7色 無の国 第一章 虹無対戦
495/546

7-1-5(第494話) 虹無対戦~白の国編その1~

 白の国。

(ん?)

 ある者が、ゴブリンの動きに違和感を覚える。

「?どうかしたのか、ヴァーナ?」

「親分、実はですね・・・、」

 違和感を覚えた者、ヴァーナはジャルベに違和感を報告する。

「魔獣の動きが変、か・・・、」

「いつもと違う行動をしているので、何が起きるか分かりません。なので一応報告をと」

「確かにそうかもしれないな。俺も見たことがないな」

「誰かに相談しますか?」

「・・・そうするか。大親分ならそうしているかもしれないし。相談相手は・・・、」

 ジャルベとヴァーナは、今も無数の書類に囲まれている女性、シーナリの元へ足を向ける。

「魔獣の動きが変、ですか?」

「ええ。実は・・・、」

 ヴァーナは、先ほど自身が見た光景と違和感の内容について報告する。

「・・・なるほど。ではこちらから魔獣調査の依頼をだしますので、調査をお願い出来ますか?もちろん、気付いた報奨金も金額の検討を終え次第、支払わせていただきます」

「分かった。こちらも人員を出して調査させてもらう」

「よろしくお願いします」

 シーナリはジャルベとヴァーナに対してお辞儀をする。それに合わせて、ジャルベとヴァーナもシーナリに対して頭を下げる。

「・・・ところで、この異変、シーナリならどうみる?」

「どうみる、とは?」

「この件、何も無ければいいのだが、何かありそうな、そんな気がするんだ」

「そう、ですか。私はそんなことないと思いますけど、気をつけますね」

「いや、いい。俺の気のせいならそれでいいんだ」

「分かりました」

 そしてジャルベとヴァ―リは、シーナリの元から去る。


「それにしても、本当に親分が来てもよかったのですか?」

「ああ。なんか気になってしまってな」

「まぁ、私としては一緒に来てくれて嬉しいからいいのだけどね」

 この場には今、ジャルベやヴァーナだけでなく、ピクナミもいる。

「悪いな。森を調査するにあたって、ピクナミがいる方が色々といいと思ってな。本当は今日やらなければならない仕事とかあっただろうに」

「別に構わないわ。親分と一緒にいられて嬉しいわ」

「・・・そうか」

 ジャルベは頬をかきながら、森の中を進む。

「・・・今のところ、周囲に異常はなさそうだな。ヴァーナとピクナミはどうだ?」

「・・・こちらも異常なし、です」

「私もよ」

「そうか。ならもう少し周辺を捜索しよう」

「「はい」」

 こうして3人は、本当に異常がないのか、森の奥を捜索し、手がかりを探し始める。

 そして3人は、ある光景を見る。

 その光景は・・・。

次回予告

『7-1-6(第495話) 虹無対戦~魔の国編その1~』

 彩人が魔獣の軍勢と戦う前、魔の国にいる彩人の仲間達は、これからどうすべきか、どうしたいか話し合う。


 こんな感じの次回予告となりましたが、どうでしょうか。

 感想、評価、ブックマーク等、よろしくお願いいたします。

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