表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
色を司りし者  作者: 彩 豊
第0色 序章
4/536

0-4(第4話) 修業終了。いざ街へ!

 森にこもり始めてから3か月、時々、異世界の町を見たいという衝動を抑えながら修行してきたが、気温が低くなり始めているため、そろそろ街に行こうと思う。そうなると、この自宅から離れることとなる。少し寂しい。改めて自宅を見てみると、我ながらよく3か月でここまでできたものだと感心してしまう。


 まず、自宅は緑魔法で土を操って、家を竪穴住居のような形に仕上げた。家具ももちろん、土から作成してある。ちなみに白魔法で結界の様なものを張ってみたら、衛生面も防犯面もばっちりとなった。そして、食料は、何度か毒をもっている熊や猪と出会ったが、青魔法を使って相手を足止めし、その隙に赤魔法で身体強化をして近づき、相手を赤魔法で燃やす、という戦法で何とか生き残れた。剣や刀などの鋭い得物がないため、緑魔法で毒を探知し、その場所を白魔法で消毒してから、十分に焼いて、がぶりついた。最初はすごく不味かった。後で調べたのだが、肉を食うために、血抜きなどをしなくてはならないらしい。面倒くさ。その後、俺は、肉は全部土に埋めることにした。それにしても、毒持ちの獣多くない?なんでだろう?後で誰かに聞くとしよう。

次に、トイレは黒魔法と白魔法を使って、小型ブラックホールを土の中で固定し、その上で用を足すようにした。最初はブラックホールの規模を大きくしすぎて、引き込まれそうになった。危なかった。危うくまたしょうもない死にざまをさらすところだったぜ。反省。その後は何とか形となり、今では結界を張って、取っ手を付けたりなどして安心安全となっている。

寝る場所にはベッドを使っている。ベッドは、白魔法の結界に弾性を付与し、結界の中いっぱいに青魔法で水を入れ、ウォーターベッドの様なものを作った。水の温度を赤魔法で調節すれば、快適な睡眠を迎えることができた。だが朝、起きてみると水がぬるくなっているため、スッキリ起きることができないのだ。寝ている最中でも温度調節ができればいいのだが。今後の課題である。

俺からすればこんな素敵な家を手放したくないのだが、街の雰囲気、そしてこの世界の人物はどういう価値観を持っているのか調べるために、出なくてはならないのだ。

 ・・・け、決して肉が食いたかったわけじゃないよ!?肉の下処理ができずに食えなかったからひがんでいたわけじゃないからね!!


 さて、必要な木の実も十分持ったし、服も毎日青魔法と白魔法でつくった洗剤水?のような水で毎日洗っているから臭わないはず。クンクン。うむ、平気だ。後は家を黒魔法で跡形もなく滅するだけだ。イメージイメージっと。すると、黒い物体が家を覆い始め、やがて黒い物体は家とともに消えた。成功した。これで心置きなく旅立てるものさ。


「さぁ、街へレッツゴー!!」


 こうして俺は街に向かって出発した。

色魔法について、このようなイメージだと思っていてください。

 赤魔法 火・身体強化

 青魔法 水・能力低下

 黄魔法 電気・光

 緑魔法 自然・検知

 黒魔法 闇・消失

 白魔法 回復・付与

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 出来れば神さん視点の主人公を早く見たい、なんでそんな厚遇して肩入れしてくれるのかとか諸々、こやつをどう思っているのかとかね
[気になる点] ブラックホールの大きさが1mmだとしても地球が崩壊するのでブラックホールを生み出してトイレを作るのは不可能だと思いますよ。 無理やりこじ付けるのであればイメージの不完全によるただ周りの…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ