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色を司りし者  作者: 彩 豊
第二章 赤青交わる戦争
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1-2-13(第39話) 赤の国と青の国の戦争 ~北編~

今回は、魔王夫妻、スレッド国王、ギルドマスター(後に名前判明)の四人がメインです。

 北の方角には、数多の戦場を乗り越えた王者の風格漂わせる四人の者がいる。

「さて、いよいよだな」

「そうですわね」

「まさか、このような形で魔王夫妻と共闘する日が来るなんてな」

「私もだ。ギルドマスターとして、決して恥じぬ戦いをするぞ」


 そう国とギルドのトップの計四人である。


「お?あれではないか?」

「す、すごい人数ですわね」

「さすがにあの人数を相手にするのは…」

「腕が鳴るな!」

「「「………」」」


スレッド国王の脳筋発言に少し引いてしまった三人。哀れ、スレッド国王。


「そ、それではこの魔道具のスイッチを入れるか」

「「「よろしく(お願いします)」」」


魔王が代表で魔道具のスイッチを押す。

ぽちっ。

押した瞬間、相手陣営に巨大な底なし沼が出現する。


「な!?なんだこれは!?全員たい」

「た、たすけ」


その兵士達の声を最後まで聞くことはなかった。あっという間に底なし沼に沈んだからだ。

その様子を見た四人組は、


「「「「………」」」」


呆然と立ちつくすしかなかった。あんな理不尽は、自分たちから見ても、少々情けをかけてしまいたくなるほどだ。それでも、底なし沼から出て来た者、罠に引っかからなかった者がこっちに来てから、


「えっと、次はこの魔道具?だな」


魔王は次に彩人に渡された魔道具を出す。その魔道具は銃の形をしているが、この世界には、銃が存在していないため、わからなかった。

魔王は相手に銃口を向け、引き金を引く。

かちっ。

ちゅどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!

そんな大きな音を立て、銃口からすさまじい勢いで発射された魔力砲に、ほとんどの兵士達は飲み込まれた。そして、景色が晴れると、残されたのは削り取られた地面と偶然にも魔力砲に飲み込まれずに生き残った兵士達だ。

「なんだよ。なんなんだよ、これはぁ」

「もうこんなのは嫌だ」


 ただ、あんな光景を見た後か、全員が戦意喪失していた。


「さて、ずいぶんと減ってしまったが、これから残りの奴らを殲滅するとしようか?」

「「「はい!!!」」」


 こうして、赤の国の北で行われた四人対五千の戦いは、四人が圧勝する形で終わった。

今回は短ったと思います。

次は、南の方角、彩人がメインです。

…いつも通りでした。

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