0-2(第2話) 神に与えられた力と使命
続いて第二話です。話の区切り方がいまいち微妙なんで少し困っています。
思った以上にひどい死に方だな。まぁ、死ねたから良しとするか。これからを考えよう。
(そのこれからなのだが、お主には別の世界で住んでもらう。そして、自由に暮らして欲しいのだ。あわよくば世界を救ってほしいなどとこれっぽっちも考えていないから安心してほしい)
今の話を聞いた限りだと、とてつもなく面倒くさいことに巻き込まれそうだからお断りしたい。しかも、生きることがいやなダメ人間である俺がどういう風に生きれば世界を救えるのだろうか。この神?の頭はだいぶおかしいみたいだ。
(我のことを批判している件はあとで言及するとして、お主には、この世界でも生きられるようにしよう。まずは全種類の魔法を使えるようにし、運動能力も底上げしとこう。さらに、地球の知識や技術が常にわかるように、お主の腕に細工を施しといたからの。ぜひとも世界を救ってくれ)
なかなかすごいな。というかこいつ、本音が漏れてやがる。どれだけ必死なんだよ。俺にそんな力はないんだよ。
(そんなことはないぞ。お主はすごい。だからきちんと頑張るのだ)
褒め方雑じゃね!?
(それじゃ、行ってくるのだ)
「あ。ちょっと!まだ話は・・・」
ここで俺の意識が消えた。そして目をさましたのが森の中、というわけなのだ。これからどうしようかと悩んでいたら、腕がピコピコ光っていた。おそらくこれは電話がかかってきた合図なのだろう。そしてこんなことをするのはあの神しかいない。でたくねぇー。しょうがない。出るか。
「もしもし。神か?」
(そうじゃが、もっと我を敬えんか?)
「これから気を付けるよ。んで、何の用だ?」
(・・・性能の確認をしようと、そちらにかけたのだ)
「そうか。それじゃ、性能の確認も終わったしこれで(ま、待つのじゃ!)終わりに、ってなんだよ」
(もっと、我とお話をしよう、な?何か聞きたいことはないか。今ならなんでも答えるぞ。)
「ん~。それじゃ、この世界の魔法はどういったものがあるんだ?」
(うむ。この世界の魔法は通称“色魔法“と呼ばれておる)
「色魔法?」
(うむ。主に、赤魔法、青魔法、黄魔法、緑魔法、黒魔法、白魔法の6種類に分かれておる。そして、これらを複合させて異なる性質の魔法を創ることもできるのじゃ。例えば、赤魔法と青魔法をかけ合わせると、紫魔法となる。といった感じじゃな。)
「なるほど。わざわざ答えさせて悪かったな。それじ(ま、待つのじゃ!)ってまたかよ。まだなにか?」
(そ、その、またかけてもいいか?)
「・・・」
この神、面倒くさい上にこんなセリフまで吐きやがって。こちとら常に女に飢えているんだぞ。これで女だったら惚れていたかもな。危なかった。
「頻繁にかけるんじゃないぞ」
(わかったのじゃ。その、ありがとう)
プツン。
・・・惚れてまうやろーーー!!!普段はツンツンしてるけど、少し優しくしただけで、すぐデレデレしてしまう、男心をくすぐられてしまうやつや!はぁはぁ、少し冷静になろう。
いかがでしょうか?まだまだ頑張り所存でございます。