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プロローグの終わり

すると如月が王様に話しかけた。


「あの勇者として召喚された理由は分かりますが俺たちに力があるとは思えないんですけど」


王様は持って来させると自分で説明した。


「今から勇者様のステータスを図るための魔道具を1人1つ配ります。これはありふれたものなので高価な物では無いですが大切にしてください。身分の証明になるので」


次々とステータスを見ているのを俺も見ようと手を置いた。



上坂或遡


職業:聖人


レベル1


筋力:500

体力:700

物防:400

敏捷:300

魔力:500

魔防:500


スキル:救済「創造が使える。」、祝福「神の祝福を受ける。自分も可能」、浄化「すべての呪いまたは害ある物を浄化する。」、身代わり「目に映る対象者と自分を入れ替える」、身捧げの儀式「自分を代償に標的を必ず殺す。不死身も可能」反転「効果を逆にする事ができる。」、効果倍増「効果を倍にする事ができる。」、アイテムボックス、呪い吸収「呪われた相手から呪いを吸収する。」


見た結果言えることは、戦えないだろこれ。すると如月が近寄ってきた。


「お前、職業何だった?」


「聖人だよ、欲にまみれてる俺が聖人なんてありえないけどな」


「いや、似合ってるかもよ。」


「いいからお前はどうなんだよ。」



職業:勇者


レベル1


筋力:1000

体力:1500

物防:1000

敏捷:1000

魔力:1000

魔防:1000




俺の約2倍のステータス、さすが勇者だ。勝てる気がしない。それに自爆とかやばいのしかない俺と違い如月は


スキル:聖剣解放「聖剣の力を使う事ができる。」、光魔法、限界突破「一定時間、ステータスが2倍になる。」、精霊魔法、精霊眼「精霊を見る事ができる。」レベルアップ時ステータスが2倍。

アイテムボックス


さすがは勇者としか言うしかない。俺はショックを受けざる負えない。すると


「私も見てくれない」


華蓮は近くに来るとステータスプレートを見せた。


遙翅華蓮(はるばね かれん)


職業:聖女「闇と光」


レベル1


筋力:800

体力:2000

物防:800

敏捷:1000

魔力:2000

魔防:3000


スキル:精霊眼、精霊魔法、回復魔法、レベルアップ時ステータス2倍、常時体力魔力回復、アイテムボックス



聖女「闇と光」ってなんだろう。俺は詳しい説明を見るため、


「華蓮、これ見せて欲しいんだけど」


すると


「見ても笑わないでね。」


「分かった」


「俺も約束するよ。」


二人でそう言うと華蓮は見せた。


聖女「闇と光」:聖女の心を持っているにも関わらず闇の力を宿したイレギュラー。病んでると闇の聖女へと変化する。


いやいや、これは笑えないやつだ。だって本当のことだし俺が拉致られた時も優しそうな顔をしてやる事がやばかったから。少し震えそうになるのを抑えた。


「でも強いからいいんじゃないかな、俺よりマシだよ」


俺はそう言って二人から離れようとすると二人は俺を掴むと


「俺から離れようとしても無駄だから諦めろ」


「私に目をつけられてるのに離れられると思ってるの?」


ダブルでヤンデレはゴメンだ。


「嫌だな、もう良いかなって少し離れただけじゃん。二人して大げさなんだから。」


笑うと二人はいつもの二人に戻った。すると王様が


「強制では無いんだが、職業を見せて欲しい。それに合わせて人を付ける。」


そう言うと如月達は次々と見せて行った。中には魔剣士、精霊魔法使い、羨ましいの一言に限る。如月を見た王様はすごく喜んでいた。


「勇者様は貴方なのですね。これからよろしくお願いします。」


「分かった。」


そう言って握手が交わされてるけどこの後に見せるなんてすごくやりづらい。


「これが俺のステータスです。」


そう言って王様の反応を見るが何の反応を見せない。


「あの、どうかしたんですか?」


「いや、見たことのない職業なのでどう反応するべきか迷ってしまって」


「いや、もういいです。」


そう言って下がると一人一人にメイドをつけられ俺は最初に部屋に連れて行って貰った。その道中でメイドさんが止まった。目の前には超絶可愛い女の子が歩いている。だがおかしな事にメイドさんは可愛そうな顔をしている。


「メイドさん、あの可愛い女の子は誰ですか?」


するとメイドさんは変な顔をして


「可愛い?、あの方はこの国の英雄の1人、エイリ・ミルファーナ様です。疲弊した時に魔王幹部の罠にかかり、容姿を醜い者に変えられ、ステータスも弱体化されてしまったのです。」


醜い者?全然醜くない。俺は気になり声をかけた。


「エイリ様、少しいいでしょうか?」


すると彼女は振り向いた。


「役に立たないのです私に何かようですか?」


「はい、ステータスを見せて下さい。」


「いいですよ、私のなんかで良ければ。」


そう言うと彼女はステータスプレートを出して俺に見せた。



エイリ・ミルファーナ


職業:賢者


レベル180


状態:魔王幹部ラガンの呪い


筋力:400

体力:800

物防:700

敏捷:500

魔力:900

魔防:900


スキル:使用不可能



「少し肩に手を置いてもいいですか。」


「いいですよ。」


俺は彼女の肩に手を置くと魔力を流して呪いを感じ取ると呪いを吸収した。すると体がものすごく重くなりメイドさんが俺を見る目が変な事から成功したようだ。だが彼女はその場で倒れてしまった。俺は呪いを反転して効果を倍増すると彼女に近寄って祝福をかけた。


俺は倒れたエイリ様を抱き抱えるとメイドさんに渡した。


「メイドさん、彼女を部屋に送ってきてください。」


「聖人様、これは一体どういうことですか?」


「内緒です。彼女にも俺がやったなんて言っちゃダメですよ。聞かれたら勇者様がやりましたって言って下さい。」


「納得が行きませんがエイリ様を運んでから来ますのでここに居て動かないでください。」


するとメイドさんはエイリ様を受け取ると。


「勇者様とは容姿が違うのに気づかれるのでは?」


「そうですね、制服のままですから勇者は容姿を変えられるとか適当に言ってもらえればいいかと」


「わかりました、では少しお待ちください。」


そう言ってメイドさんはエイラさんを連れて行った。その後、ちょっとして戻ってくると俺は部屋に案内された。


「では明日の朝また来ます。救世主様」


「俺は違」


と否定する前にメイドさんは出ていった。俺はステータスプレートを出すと開いた。


上坂或遡


職業:聖人


レベル1


筋力:50000

体力:70000

物防:40000

敏捷:30000

魔力:50000

魔防:50000


スキル:救済「創造が使える。」、祝福「神の祝福を受ける。自分も可能」、浄化「すべての呪いまたは害ある物を浄化する。」、身代わり「目に映る対象者と自分を入れ替える」、身捧げの儀式「自分を代償に標的を必ず殺す。不死身も可能」反転「効果を逆にする事ができる。」、効果倍増「効果を倍にする事ができる。」、アイテムボックス、呪い吸収「呪われた相手から呪いを吸収する。」刻印「容姿が良くなる。ステータスを100倍」


俺は地雷スキルだと思っていたスキルは強かった。勇者より強くなった事に少し危険を感じながら制服を脱ぐと俺はベットで眠りに付いた。

今日はなんだかんだで疲れていたようだ。思いのほか早く眠りに付いた。


「救世主様、朝です。起きてください。」


そう言うとメイドさんは俺の体を揺らして起こした。


「おはようございます。」


「おはようございます。」


挨拶を返すと


「服の着替えをさせていただきます。」


おれは大慌てで拒否をするとメイドさんはいやいや引き下がり


「ではこれを来てください。」


持ってきたのは燕尾服、俺は執事じゃなくて聖人なんだけど


「あの何で燕尾服なんですか?」


「似合うと思うので早く来てください。」


そう言って部屋を出ていった。他に着るものがない。制服を脱いで寝て、そこに置いたはずかのに無くなっていた。仕方なく俺は燕尾服を着た。外に出るとメイドさんは俺を見て


「やっぱり私の目に狂いは無かった。かっこいいですよ」


複雑な想いを抱きながら


「ありがとうございます。」


そう言って、食堂に通された。俺はみんなの服を見て驚きを隠せない。なぜなら皆、昨日と同じ制服だったから俺は目立ちまくり居づらかった。


「メイドさん、」


「何でしょうか?」


すました顔こちらを見るメイドさんに俺は


「みんな、制服じゃないですか。何で俺だけ燕尾服服なの?おかしいじゃん。このまま王様のところ行ったら笑われるよ。どうしてくれんの」


メイドさんを早口で責めるとメイドさんは一言


「ものすごく似合ってるので大丈夫です。」


そう言ってほかのメイドの所まで下がった。俺は諦めて朝食を受け取ると誰もいない席に座って食べ始めた。とても美味しく頂いた。おかわりに行こうか迷ってると王様が入ってきた。


「朝食中にすまないがいい報告が入ったので私が来た。食べながら聞いてほしい。 我が国の英雄の1人が力を取り戻した。今後は君たちと力を合わせて魔王軍と戦ってもらう。紹介するエイラ・ミルファーナだ。」


入ってくると彼女はクラスメイトの顔を見回して誰かを探しているようだ。俺は如月の後ろ側に移動して隠れていると


「勇者様、これから戦っていくので一人一人と挨拶してどうでしょう?」


「そうだな、まずは俺から勇者の鳳神如月だ、呼び方は好きにしていい。」


嫌がるだろうと思っていた考えは簡単に壊れ俺はゆっくり後ろに行こうとすると腕を掴まれて前に出された。


「こいつは、聖人の上坂或遡だ。こいつも呼び方は任せる。」


彼女は俺の顔を見ると近づいて来た。俺はゆっくりと顔を逸らし見ないようにすると


「やっぱり、昨日私に話し掛けてきて呪いを解いてくれた人ですね。」


「いえ、俺でなく隣の勇者がやりました。」


如月は変な顔をして


「俺は昨日、部屋に帰ったから誰にも会ってないぞ。」


「そうだっけ、昨日綺麗な人にあったって言ってなかったか?」


俺は、勇者に押し付けようとするが


「或遡くん、それは嘘ですね。」


彼女はそう言うと


「私は魔王幹部の呪いにかかって醜い者になっていたから万が一あっていたとしても老婆を見たと言うはずです。だから昨日会ったのは貴方です。」


俺はバシッと嘘を見ぬかれて焦るがまだとぼける事ができるかもしれないと口を開こうとした時、俺のお世話はしてくれるメイドさんが近くに現れた。


「メイドさんも言ってくださいよ。俺じゃなく勇者だって。」


すると王様は


「聖人殿、そこにいるのはメイドではなく、第2王女のカルナですが何方とお間違えになってるんですか?」


俺は体がピタリと止まり第2王女の方を見ると


「バレてしまったら仕方ない。メイドになっていた第2王女です。それに助けたのは救世主様でしょう。なんで嘘付いてまで勇者様に押し付けるんですか?」


「そうだね、目立ちたくなかったから手柄を押し付ければ良いかなって」


エイリ様は俺の腕を掴むと


「逃がしませんよ、貴方は絶対に」


「わかりました、まだ逃げないので離して下さい。」


エイリ様は渋々離すと王様は


「聖人殿、私達はまだ信用出来ないかも知れませんが信頼して頂けるように努力するのでお願いします。」


「わかりました。」


「ありがとうございます。それではこれからの事について話させて頂きます。騎士団長と魔法騎士団の選抜メンバーの元でくんランしてもらいます。それから2ヶ月後にダンジョンに入って実践訓練に入りレベル上げをしたいと思っています。」



「わかりました。」


それから訓練が始まり、最初は走り込みから始まり前衛は武器選びから騎士団が相手になって模擬戦、後衛、魔法使いなどは魔力の使い方から魔法の取得、コントロールなどをやりすぐに2ヶ月が経った。そして今日はダンジョンへと向かった。



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