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閏日の日記  作者: さかしん


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浮かび上がった文字

約束の居酒屋の前に5時に到着した。


田口との約束まではあと一時間あるが先に入って待っているつもりだった。


店員にあと一人遅れてくると伝えて席に着いた。


早速リュックからノートを取り出す。


問題のページを開く。


うっすらと文字が浮かび上がっている。


『「苦し紛れの噓」

すーちゃん、

ほんとは比留間君と付き合ってるんでしょ。

私には比留間君のこと二人で応援しよって言っておいて自分だけ抜け駆けって酷いよ。

友達だと思ってたのに』


すーちゃんとは須藤沙也加のことだ。


このノートは友山紗香と須藤沙也加の二人の交換日記だった。


はじめは友山紗香が俺の観察日記のような感じで書いていたが、須藤沙也加がたまたまそれを見つけて

二人の奇妙な交換日記が始まったようだ。


二人とも「さやか」なので苗字は友山


名前は須藤の方の沙也加をとって


「友山沙也加」


と書いていた。


傍から見ても仲の良い二人で周りからは


「ダブルさやか」


と言われていた。


そして、この浮かび上がった文字通り、俺と須藤沙也加は付き合っていた。


「私たちが付き合ってることは絶対内緒、特にともちゃんには」


と何かにつけて言われていた。


俺は誰にも言わなかった。


学校でも二人で話したりすることは控えていた。


でもどこかから友山にはバレていたようだ。


店の入り口のほうに見覚えのある男性が入ってきた。


田口だ。


俺はノートをリュックに入れて、手招きした。

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