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閏日の日記  作者: さかしん


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13/16

絶望

数時間気絶していたのだろうか?


辺りが明るくなり始めている。


後頭部に激しい痛みが走った。


後ろから何かで殴られたらしい。


田口らしき人物がすぐ横で倒れていた。


血だらけで到底生きているとは思えなかった。


岩井は何処かに連れていかれたのか辺りを見回したが見当たらなかった。


俺はスマホを取り出し電波を確認した。


圏外だった。


昨日辿った紐を探したがそれもまた切られているようだ。


その時、岩井の唸るような声が微かに聞こえた。


俺は声の方向に走り出した。


少し進んだところで真新しいマフラーが落ちていた。


おそらく岩井のマフラーで、自分の連れていかれる方向を残した気がした。


そのマフラーの伸びた方向に更に進むと明らかにそこだけ誰かが切り開いたような場所が見えた。


俺は木陰に隠れ辺りを見回した。


血だらけで震えた岩井が木にロープで縛られている。


奥のほうには1人用のテントだろうか?


更にその周辺の地面には頭蓋骨のようなものがいくつか転がっていた。


他の木にも古くなったロープや女性の服が引っ掛かったように並んでいる。


その中の一つに見覚えのある服があった。


須藤が普段から気に入って着ていた服だ。


その瞬間、俺の中の恐怖が吹き飛び怒りへと変わった。


俺はまず岩井のもとへ駆け寄った。


岩井は猿ぐつわをかまされていた。


声を出せない岩井は俺に気が付き激しく首を振った。


「すぐ外してやるから」


と言いながら岩井の反応に違和感を覚え後ろを振り向くと、俺と同じ背格好の中年の男が大きなスコップを振り上げていた。


俺は間一髪でその場から逃れそいつから距離をとった。





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