表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

よく言われた記憶

「いいかい?闇、宮、人はね、一人では生きていけない。一人では心の病気は治せない。私は君達を愛している。いつか二人にこの思いが届いてほしいと願っているよ」

優しい男性らしい手で抱きしめられる。

冷えた心が少し暖かくなった気がしたんだ。

「闇、宮、君達は愛されている、そんな残酷にならなくても君を見てくれているよ」

ガシャガシャと心の檻をノックされる。

"本当の親じゃ無いのに、よく言うわ"


「なんてよく言われたなぁー」

「そうだね、宮。私達はまだ気を許したことがないけどーうん・・・・・。というよりさ・・・・」

目をキャンバスから目を逸らしボソッと

「心の底から拒否してるんだ」

二人はそれぞれの作品を作っている。

闇は、トマトに包丁が上手くど真ん中に刺さった絵を描いている。一体彼女はどんな気持ちなのだろう?

複雑に絡まってしまってほどけないのではないかと

あの人は思っているだろう。

宮は、相変わらず、隠しもしない思い(残酷)を取り入れている。

二人の心は、簡単には変わらない。

神経質で産まれたから、こんな辛い今があるのか?

産まれてこなければ、苦しむことは無かった。


自分の非を認めすぎて辛くなる。

自分ではどうする事も出来ない。

結局は産まれた時から決まっているのがこの世のセツリダ。


「闇、闇!新しい曲作ったんで聞いてください!」

「宮!私も描いたから見てよ!」

二人で作品を見せ合い、クリエイター同士が笑い合う。

闇と宮は血の繋がった姉妹ではないけれど、意見が合う、唯一の気が許せる仲間。


二人で意見を交換した後で、曲とイラストをそれぞれ投稿サイトに投稿して楽しむのが良い日なんだと思う。


二人で話して二人でクリエイター。


そんな日が続くといいな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ