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それから5か月。
可愛いあなたはすくすくと大きくなって。
2.7㎏が6㎏に近くなって。
出張中のパパに、ママから電話があった。
「〇〇〇(あなた)が口から血を吐いている、」
って。
ママはすぐに病院に行くって。
パパは仕事を途中でやめて、家に向かったんだ。
あなたは、まだ胸に腫瘍があるんだった。
赤ちゃんはCTスキャンをするには小さいから、放射線が危険だから、もう少し大きくなってから検査しましょうね、って言われていたんだ。
あんなかわいいあなたが、どうにかなっちゃうのかって。
思ったら泣きながら車を運転していたんだ。
晴れてるのに、窓ガラスがにじんで見えるから、ワイパー動かしたり(イミなかったけど)。
このときに思ったんだ。
あなたの生きてくれていたことの感謝を、なにか、残しておきたいって。
だから、この文章をかいてるんだけど。
家に着いたら。
ママが言うんだ。
「なんか、口の中を切ったみたいで血が出てただけだった。」
なんだそれ!って思ったけど。
安堵でまた泣けてたよ。ママも泣いてたよ。
子どもは親に親孝行する必要はない。
3年も生まれて育ってくれれば、もう恩は返してる。
って、言う話を聞きました。
あなたがどう思うかわかりませんが、パパは本当にそう思います。
ここまでで、この詩(?)は終わります。
続きは何年か後かも。
実生活の話しなので、とくに話の工夫もしてないですが。
子どもはかけがえのないもの、って思いを共有してくれる人がいればと思って。
子供が巻き込まれる、イヤな事件のニュースを見ることが増えたから。
子どもは大事だ!っていいたいから。
自己満足のために書きました!