考察 アフターコロナで浮き沈みする企業(来年就職の大学生必見!)
面白い小説ではなく、単なる個人的な考察です。
大学生の方は、来年からの就職活動は『超氷河期』になると思うので、早めに備えて勝ち抜いて下さい。無職はあとあとまで悲惨です。
・銀行の4割削減計画発表について
・3密の高い4業種
・観光業、アパレル(衣服)
・航空
・テレビ局やマスコミ
・出版
・製造業
・宅配
・ソシャゲ
三菱UFJ銀行が店舗数を4割減にする計画だと発表しました。
リーマンショック超えの倒産や世界恐慌が予想される中で、不良債権を抱える金融機関も大きな影響を受けるので、それも含めて先手先手で対応していこうということだと思います。
三菱UFJは就職希望ランキング上位の巨大企業ですが、やはり新卒の求人も減るでしょうし、IT系スキルの強みがないと難しいことになりそうです。
これは三菱UFJだけでなく、銀行はすべて同じ状況下ですから、外出控えでネットバンキングが浸透していけば、狭き門になると思います。
他にもコロナ対策で自治体が休業要請をした中で、ライブハウス、ナイトクラブ、飲食店、風俗、カラオケなど3密の度合いが高そうな4業種は他と区別されていることが多く、一般的に売り上げの回復も遅いと考えられます。
自治体が示してはいませんが、観光業(旅館、ホテル)、アパレル小売(百貨店モールが閉まっていたり、客足が伸びない)なども、帝国データバンクによると4月末時点での倒産件数が多く、大打撃を受ける業種だと思います。
航空会社もICAO(国際民間航空機関)は利用客が12億人減るという予想を出しており、WHOが秋の第2波を警鐘している状況では、V字回復の可能性は低そうです。
テーマパークも人混みを嫌って客足が遠のくでしょうから、関連企業はかなり強烈な打撃がありそうです。
人が外出しないと街頭広告も意味をなさなくなり、広告代理店も影響を受けるのではないでしょうか。
テレビCMにしても倒産寸前だと広告料を出している場合ではないので、巣ごもり需要が上がりそうなテレビ局やマスコミも微妙になってくると思います。
ある調査では6割の企業が広告費用を減らすと回答し、3割は完全に止めたそうです。
出版社も雑誌がメインのところは厳しくなりそうです。
3月時点で5.6%売り上げ減(推定)という数字もあり、ラノベも含めて発売延期がいくつかありましたね。書店が緊急事態宣言下で閉まっていたので売り上げの影響もあったと思います。
しかし、巣ごもり需要があるので、出版関係は比較的マシだと思われます。
緊急事態宣言でも製造業は工場を完全に止めたりはせず、夜勤だけ停止という形が多かったようですが、海外を含めて経済と輸出が落ち込むので、人工呼吸器などの医療関係でもない限り、厳しそうです。
中国向けの輸出だと、米議会が対中規制法案を打ち出しているので、その影響もあるかと思います。
マイナスの業種が多い中で、宅配やデリバリーは利用者が大幅に増えています。これは一時的な影響ではなく、便利さを実感した顧客がリピートするので、増加傾向は続くのではないでしょうか。
ピザのデリバリーチェーン大手は、正社員200人、アルバイト5000人の採用を増やしました。
またテレワークが推奨されているので、ウェブカメラなど周辺機器のメーカーも好調だそうです。
化粧品は逆に売れ行きが落ちそうです。
外に出られない中で、ゲームをやっている人も多かったと思いますが、米国の第一四半期のゲーム業界の売り上げは過去最高だったそうです。
やはりゲームか!
ただし、作るのと遊ぶのは全然違う作業なので、見た目の華やかさや「楽そう」という感覚で選ぶのはやめてください。
ラノベを書いたり推敲する作業も大変なんですよ?
自分が好きな分野・業種は強みだと思うのですが、『科学的な適職』という本ではこれが否定されていたりします。真面目に将来を考えている方はYoutubeでも取り上げられているので参考にしてみてはいかがでしょうか。
※用語解説
氷河期……ここでは就職氷河期を指す。2000年前後に大学を卒業した求職者の5割が就職できずに無職になったという伝説期