次回作はどうするか、じっくり考えよ。
「ぬおぉぉぉ…書き終わったぁ」
小説の投稿を始めて1ヶ月を越え、黒崎は完結を迎えることが出来た。話数はそこまで多くはないものの、達成感を感じているのだろう。
沢寺もあと少しすれば、完結を迎える。
「いやぁ、大変だったー。どうしたらうまく書けるのか、ずーっと考える日々だよ」
自己満足に浸る黒崎。その姿は、端から見るとただの変人である。
「しかしどうするんだ?」
「なにが?」
「次、何を書くか考えてあるのか?」
その疑問に、黒崎は豆鉄砲を食らったような顔をした。
「えっ…、何言ってるかよく分かんない…」
「続きは書かないのか?」
「えぇー…、今はメンドくさいから後にする」
明らかに燃え尽き症候群である。
「何も考えてないのかよ」
「考えるも何も、まず続編を書く予定がない」
「もっと別の小説を書くことは?」
「特に何も」
「お前、俺を誘った時の意気込みはどうしたんだよ」
「俺の部屋のどこかにある」
「そこじゃねぇよ」
「そういうお前はどうなんだよ?」
沢寺に同様の質問をぶつける。
「俺か?俺は一応考えてある」
「は、マジ?」
「マジ」
「ちなみに内容を聞いても?」
「今書いてる小説の過去編を書くことにしている。宇宙軍が創設されるまでの過程を主体とするつもり」
ざっくりとした構想だが、概要は考えている沢寺。黒崎はさらにアホっぽい顔をした。
「なんだそれぇ…。意味分からん…」
「なんか作品同士でなにかしらの関係性を持たせたいっていうか、壮大な物語にしたいっていうか…」
「うわぁ、だるいことするなぁ…」
「今のを聞いた上でどうだ?気持ちの変化はあったか?」
「あー、どうにかして考えます…」
「そうしとけ」
沢寺の説得のようなものに、黒崎はその心を少し変えた、らしい。
「じゃあ、続きでも書くか」
二人の小説家への道のりは、まだまだ長い。
沢「沢寺です」
黒「黒崎です」
作「作者の紫です」
黒「今回は全体的にグダグダだったな」
作「燃え尽き症候群はつらいよ」
沢「なるんですか?」
作「連載の最新話を仕上げて投稿したときとかよくなる」
黒「まず執筆のスピードが遅い」
作「仕方ないだろ、考えがまとまらないんだから」
沢「だからプロットは大事だとあれほど」
作「だまらっしゃい」
黒「今回はここまで」
作「次回をお楽しみに」




