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名は体を表すと言うけど、さすがにそれはない。

 その日の放課後、二人は黒崎の家に向かった。


「よし、善は急げだ。早速『なろう』に登録するぞ!」

「え、お前まだ登録して無かったの?」

「教えてもらっただけだからな」


 沢寺の頭に「不安」の二文字がよぎる。


「んじゃ、まず『なろう』を開いてユーザ登録をしよう」


 黒崎は颯爽と自分のスマホを取り出す。沢寺もどこか不安そうな表情をしながらスマホを出す。

 ユーザ登録をするために、沢寺は大手の検索サイト「Gurgnilグーグニル」から「なろう」と検索をする。すると検索結果の一番上に「小説家になろう」というサイトが表示される。それほどまでに有名なサイトなのだ。その「なろう」にアクセスし、一番目立つ「ユーザ登録」へと移る。自分のメールアドレスを入力したところで、沢寺は利用規約とガイドラインがあることに気が付く。沢寺は順番に利用規約のほうから読んでいく。


「おい沢寺。まだ終わってないん?」


 突然黒崎が沢寺の画面をのぞき込んでくる。


「うわっ、なに見てるんだよ」

「まだメアド入力してないのかと思ってな」

「利用規約読んでるんだよ」

「は?何それおいしいの?」

「いや、なんでもそうだけど利用規約の類は読んでおけよ…」

「へいへい…」


 黒崎はわかりやすく落ち込んで、渋々利用規約を読み始めた。


 なんやかんやでなろうには登録できた。次はユーザネームを決める。


「名前どうすっかなー?」

「自分の名前でいいんじゃないの?」

「わかってないなー。こういうのはペンネームを使うんだよ」


 そういって黒崎は何かを書き込む。そしてそれを見せてくる。


『ブルー・フォール・ブリザード』


「くっそダセェ!」

「何がダセェんだ!カッコいいだろ!」

「こんな発症したての中二病要素なんていらねぇわ!」

「じゃあ沢寺がやってみろよ!」


 黒崎に煽られ、沢寺は脳をフル回転させて考える。それによって導きだされた名前は…。


『青木太郎』


「めっちゃ普通だー!」

「あたりさわりのないヤツ選んだだけだろ!いい加減にしろ!」

「そんなのお天道様が許しても俺が絶対にゆるさんっ!」

「お前になんの権限があるんだ!」


 ギャーギャー言いながら約10分。結局沢寺は『タクトー』に、黒崎は『グレッグ』というユーザネームとなった。

 こうして、二人の小説家への道が開かれたのだった…。

沢「はい、沢寺です」

黒「黒崎です」

作「作者の紫です」

沢「というわけで第二話でした」

黒「名前決めるのに、そんな騒ぐもんでもないでしょ」

作「これからずっと使うモノだし、多少はね?」

沢「そういや作者自身の名前はどうやって決めました?」

黒「確かに気になる」

作「あこれ言わなきゃダメなパティーンだ」


作「まぁ、特にこれといったものはないなぁ。まだ中坊だったころに別名を考えてみようかなって思って作ったのが始まりだったかな?」

黒「悲報、作者の名前は中二病をこじらせた結果だった」

作「世の中にいる小説家はだいたい中二病だと思ってる」

沢「多方面に喧嘩売るのはやめろ」

作「というわけで今回はここまで」

黒「次回をお楽しみに」

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