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第25話:なめるなよぉ?

よっす。

 


 北風もますます冷たくなり、本格的に冬がやってきそうな雰囲気である。

   

 青海高校は、今や少しばかりの静けさに包まれている。先週の週末に行われたビッグな学校行事、学校祭が終わってから今週の月〜火曜日は休暇となっている。高校生はみな友と遊んだり、恋人と語らったりと束の間の自由を思う存分味わうのであろう。


 そんな中、1人高熱にうなされる少女がいた。。。。言わなくてもお解かりいただけるでしょうがいちよう言います。


    山内雛菊 である。県立青海高等学校生徒会会長である彼女は学校祭時、膨大な量の書類と、多大な重労働、毎日のように開かれたイベント、予算についての会議に奮闘していた。寒い中、夜遅くまで仕事をすることも(しばしばあったし辛い重労働中に怪我をする事だってあった。(たいした怪我じゃありません。)

  まぁ、そんなこんなで学校祭を大成功に終わらせて、その疲れゆえにこの休暇中に高熱を出して倒れた・・・ということなのだ。(簡単にするとねw)



 とまぁ、学校からさほど遠くない雛菊の家では息苦しそうにゼーハーと息をする雛菊と、39度の高熱を出す娘を看病する雛菊の母がいた。

「雛菊。大丈夫?お昼は、なにか食べる?おかゆ?」

 心配そうに美人ママが雛菊に問うが、ヒーヒーと苦しそうに息を上げる雛菊はカラカラの雑巾から水をしぼりだすような声で

「お・・母さ・・む・・り・・・ぜえぇーはぁー」

 さらに何かを言おうとする愛娘に向かってママさんはやさしく頭をなでると、

「もういいから、ゆっくり休みなさい」

 そして、おでこに張ってある熱さまシートを張り替えて薬を飲ませると雛菊の部屋から出て行った。ゆっくりと扉がしまる。暖房のきいた雛菊の部屋はベットと机とパソコンと。。。優等生の生活感あふれる場所だ。ベットの横には窓があり外が見える。


 外には北風によって落ちゆく色とりどりの落ち葉や、南に向かうツバメ達がみえる。




 

 39度だった熱は、昼過ぎには40度を超えていた。寝ているのか起きているのかもわからなくなる。熱いのか寒いのか・・それすら解らない。ベットが揺れるような感じがする。天井がグルグルと周っている。吐き気がする。幻覚がたまに見えるようになってきて、鯛が部屋の中を泳ぎまわっている気がしてならない。ママさんが部屋に入ってくると愛娘は目をグルグル回しながら天井を指さし

「おかあ・・・さん・・・鯛・・鯛が泳い・・でる!」

と弱弱しく叫ぶのだ。

「!?」


さすがにヤバイと思ったのかママさんは医者に電話して、今日2度目のお医者さんがやってきた。すぐにやってきた髭面にメガネの中年に医者は雛菊にブトイ注射をブスッと打ち苦い薬をあたえて、点滴をさした。人間は体温が43度を超えると、たんぱく質が分解して死んでしまう。つまり、雛菊は今死の境に居るといっても過言ではないのだ!あと・・・あとたった3度?お医者さんも、たとえただの熱でも死に至る可能性は充分にあることを承知して自分にできる最善のことを行うと、「お大事に・・・」の言葉を残して帰っていった。


                     雛菊はそれから死境をさ迷い続けた


 お医者が帰ってから1時間くらいったた頃、いまだに雛菊の熱はおとなしくならない。体温計の数字は39度と40度をいったりきたりしていたし、ベットの揺れも、天井の回転数も増えている。寒いのに熱い、熱いのに寒い。


    苦しい   苦しい  苦しい 苦しい 苦しい 苦しい くる・・ くる・・・くる・・し・・い く・・る・・・し・・い


 幻覚こそ少なくなったものの、吐き気と頭に響くシンバルのような音?が全身から力を奪い、何も考えられなくなる。パジャマは汗でびっちょりと濡れ肌に吸い付いている。


   苦しい・・・ 私・・・死ぬのかな?



  苦しさのあまり、そんなことが頭に浮かんできた。(大袈裟ではありません。マヂです。)

息の苦しさ、温感の変感知、幻覚、幻聴、吐き気、頭痛、鼻水、高熱。。。。苦しくて、苦しくて・・・・しまいには苦しさのあまり軽く気絶してしまった。ピヨピヨと星が浮かんでいそうだ。





    

Ты кошка лучше. Вам раскрыть страдает от этого. Однако, вы speechless. Вы будете терять голос. Дальнейшее рассмотрение вопроса есть. Вы боитесь смерти?



      雛菊には聞こえた。そう聞こえた。誰が、言っているのかわからないが。


  まるで、頭の中に語るような感覚。これは夢?それとも地獄かなにか?


  誰かが言ったその言葉。異国の言葉。


 前文は聞き取れなかった。でも最後の文は確実に聞こえた。



               Вы боитесь смерти?


  

              死ぬのは恐ろしいでしょう?



   恐ろしい・・・恐ろしいよ・・・



 Я молюсь о том, что есть любовь. Вам нравится быть уделено надежду





   それから少したって、雛菊が目をあけると身体がものすごく楽になっていた。力が入る。熱も・・・ない。


苦しくない!私!苦しくない!



     やった!やったよ!苦しくない!苦しくない!


 そして、


「・・・・・・・・・」 

 歓喜の声を上げようとしたら、声が出ない。口はあけてるのに声がでない。

そして気付く、自分が居る場所がどこなのか・・・・。

  

  なんで、私。自分の家の玄関にいるのかしら。


 戸の前に座り込んでいる自分。しかも、戸がいつもより大きい。チャイムに手が届かない。


  手?


 雛菊は手をみて唖然とした。ふかふかと毛が栄えている。?

 手の裏には犬や猫のような肉球があり、少し力を入れると鋭い爪がでてくる。?

 後ろを振り向くと美しくのびた尻尾が毛をふさふさはやしてゆらゆら揺れてる。


「・・・・・・^^;」


 顔を触ると長いひげと丸い輪郭、ピンと張った耳がある。鼻は少々湿ってる・・・・


 ま・・まさか と思い。もう一度息を吸ってから声を出してみる


「ニャァー・・・・・」

 


     えぇぇぇっぇぇっぇぇえぇぇぇっぇぇぇ!猫?うんぇ?えぇぇ??

 

 私・・猫・・猫になってる。


   雛菊のママさんは猫アレルギーなので、きっとママさんが外に出したのだろう。


 高熱でついにボケたのかなぁ?これ、夢かな?


  それでも、こんなところで突っ立てる暇はない。ママさんがきたら しっしっ とか言われるだろうし・・・


 夢ならさっさと覚めて欲しいところ、もし現実だったらやばいと思う。

とりあえず、家をでて路上を歩く。


     夢ならそのうち覚めるだろうし・・・・それにしてもカラーな夢なんてはじめてだなぁ・・


 雛菊には聞こえないように言うけど、カラーの夢を観る人って相当精神がヤバイらしい。前に、精神医学者が言ってたっけ・・・


 家を出た瞬間、外は危険な場所だと気付く。自転車が横を通りすぎる。ゴォーと音を立てて走る自転車に、下手したらひかれて死ぬ。

 続いて車が走ってきた。まるで巨大重戦車のような轟音と共にやってくる鉄の塊は、恐怖である。おもわず電柱の影に隠れてしまう。車は何事もなく走り去っていったが、怖かった。


 また歩き出すと、アリがいつもよりでっかく見える。巨大だ!いつもチリぐらいのクロヤマアリが粉チーズの筒の底の方に固まった塊をむりやり棒でつっついて出てくる欠片ぐらいの大きさがある。(解りにくぅ!!)そんなことを考えながら下を向いていると向こうから犬ずれの近所のおばさんがやってきた。おばさんがつれているゴールデンレトリバは怪獣のように、雛菊ねこを見つめてくる。雛菊からは冷や汗がでてきた。小さくなると世の中の見方が全然変わる。今まで普通に見てきたものが怪獣になったり巨大になったり、重戦車になったり・・・・・。


 ダッシュで走って逃げた。周りにも注意を充分払ってる。いつ鉄の塊が自分をひき殺すかわからない。



 走って走って・・・たどり着いたのは家の近くの公園。いつもならすぐつくのに、猫になったために歩幅が小さくて、臆病になってしまっているから慣れるまでスピードはでそうにない。猫も大変なのだ・・・


  公園のベンチに座り込んでいると腹が減ってきた。いつもの倍以上の広さがある公園を見渡していると、一匹の猫が近づいてきた。片目がつぶれた黒猫。このあたりのボス猫だろうか?耳や目に傷跡が痛々しく残っている。その黒猫は怖い目を効かして雛菊の方へ近づいてくる。よそ者が俺のテリトリーでなにやってんだぁ?あぁ? って感じに。喧嘩のプロだろうから戦っても勝ち目がない。逃げようと後ずさりしてたら後ろは行き止まり・・・・前には黒猫・・・・死?それはなくても、顔が傷物になる・・・やだぁ!!

 右も左もわからない、ソニックとは恐ろしい(間違い!パニック!)


 相手の黒猫は喧嘩なれした動きで雛菊に飛びつこうとした


    バコ! ギャウ!


 怖くて目をつぶる暇も無かったのだが、そのせいで今の瞬間をみてしまった。黒猫が赤いランドセルに殴られて吹っ飛ぶ様子を・・・・


 どうやら助かったらしい・・・(こんなところでカワイイ主人公が傷物になるわけが無いよねぇ・・・笑)


  女の子が一人、ランドセルを片手にもって立っているから、彼女が雛菊を助けたのだろう。




 小学生の女の子は黒猫に喧嘩売られてブルブル震えている雛菊ねこをジッとみつていた。少女の澄んだ瞳は純粋そのもので美しく、髪を後ろで結んでいてクルンとカールしている。肌は白くて、無表情・・・しかし、かわいい少女。赤いランドセルをもってるので小学生に間違いない。少女は雛菊ねこ

「大丈夫」

と語りかけると未だに震えている雛菊に

「食べる?」

と食パンの余りらしきものを差し出してきた。

 ぐぅー

 昼からなにも食べてない雛菊には格好の食料である。今は猫だし、夢だしと思いパンに食らいつく。パンが美味しい。

「にゃー」

 とりあえず鳴いとく。それが猫の礼儀だと思ったからだ。

「私の家に来る?」

 淡々とした乾いた言い方だが、たぶん彼女にとっての精一杯の気持ちだろうか…

「にゃー」

 困ったからとりあえず鳴いてみた。


 その声を聞いた少女は無表情なその顔に少しだけの微笑をともし、雛菊を抱きかかえると持っていた布袋ナップザックにつめこんだ。


  はたからみたら、誘拐に見える。(猫の)


  いかん!なんか、展開速いようなぁ・・(作者^^;)


「ニャァーにゃー ニャーにゃぁーーーあーあーあーーあ!!」

 暗くて怖いのでとりあえず鳴く。てか、突然の行動で多少の焦りも入っていた。いや、鳴くしか出来ない。じたばたと暴れる。


 少女はナップザックを背負うと歩き出した。後ろでうるさく鳴きわめく猫なんて全然お構い無しに歩き出す。ボーっとしているのか、無表情なのか・・・



 じたばた暴れて、やっと雛菊は頭が出せた。布袋ナップザックから猫の生首が・・・こわぁ!


 


  そんなことして約10分後、少女は「ただいま帰りました」と言いながら自宅らしき所に到着した。そこはボロボロマンションの2階だった。 布袋から頭だけを出している状態の雛菊。ある意味怖い。

「兄さん。これ飼っていいですか?」

布袋ごと、お兄ちゃんに少女は突き出す。お兄ちゃんは布袋を開けると雛菊を引っ張り出して、目を丸くするが目を丸くしたのは雛菊も同じだった。

「猫?」

「にゃーにゃーうにゃぁー」

「はい。猫です。」

 少女の兄貴は猫を抱き上げると猫を優しく抱いてみる。雛菊ねこの顔に肩まで伸びた美しい青色に染められた髪があたる。くすぐったい。

「うーん。まぁ、いいんじゃないの?」

 兄貴は雛菊を床に降ろすと雛菊をジロジロと見てくる。雛菊も上を見上げて、兄貴さんをジロジロと見ていた。


         


          まさか、毎朝やってくる家に運ばれるとは・・・


 雛菊は忘れていた。いや、少女の髪型がいつもと違うのがだいたい悪いのだが・・・彼女は間違いなく雛菊の”愛人”の妹!である。(なんでこんなに強調!?)つまり、ココは雛菊の”愛人”の家!(しつけぇ!)つまり、好きな人の自宅・・・



        回りくどい!赤城幾斗の家だ!(最初から書け!)


 あせった!


      運がいいのか悪いのか・・・?まぁ、知らない叔父さんとかよりいいかもしれないけど・・・

そんな雛菊の恋心と自分の身体の変化への心配心など幾斗はまったく気付かない様子で

「露子!こいつメス?それともオス?」

「知りません。」

 幾斗の問いにたいぎそうに妹は答える。ちっと軽く舌打ちしながら幾斗は

「さぁ・・・お前はオス?メス?」

 とか言いながら雛菊を捕まえると、ひっくり返して後ろ足の間を開こうとした


「にゃぁぁっぁぁぁにゃななやなやなやや!!!!」



  幾斗くんのえっっっっち!バカぁ!いやぁ!  



「おい!暴れんな!って!いてぇ!ひっかくな!」

「にゃやあなにゃあなや」

「クッソ!股開け!おい!お前、玉ついてんのかぁ?」

「うにゃぁぁぁっぁ!!」

 

 たとえ体が猫でも、精神は人間と変わらない。好きな人に突然、股開け!なんて言われても、顔から火が出る思いになるのはしょうがない。みなさんも考えてみてください、雛菊の立場になって。



 雛菊が必死に抵抗し暴れてるし、幾斗もなにやらムキになってるしでバカみたいな1人と1匹を冷静な妹は白い目でみていた。見ているだけ、止めない・・・


「股開けよ!死にゃあしねぇよ!」

「うにゃにゃにゃ!!」



  ヤバイ!だんだんただの変態小説になってきてないか?(作者)


 バカみたいな争いを続ける兄と猫をみてあきれたのか、妹さんは猫を抱き上げて幾斗の目の前に突き出す。

「どうですか?」

顔の前にはしたなくぶら下がる猫をみて幾斗は

「オスじゃ・・・ねぇーみたいだなぁ・・・・」

「にゃ・・ぁ」


  弱弱しく雛菊が鳴く。誰か私を殺してぇ!ってほど恥ずかしかったようだ。





       猫になりてぇーとか思ってるやつは多いだろうが、猫ってのはそんなに楽じゃねぇーぞ?



そんなんで、雛菊の猫ライフがはじまってしまうことになる。しかし、雛菊は嫌でも夢と信じたいのか時折起きろ起きろと身体に念じては頭をポカポカ叩いたり、顔をひっぱたりしている。そんな猫をみて妹様は

「兄さん、どうやら毛づくろいしてるようですよ?」

と勘違といっても妥当な勘違いを行っている。

 雛菊の気なんてまったく解っていない兄妹は、猫を抱いたり触ったり、いじめ?たり・・・・注)あきらかに最後は幾斗です。

「じゃぁ、名前をつけよう!」 

 当然ペットを飼うとなると、名前が必要になってくるわけで、しかも呼びやすいやつが・・・名前決めとは以外に重要なことなのかもなぁ・・・

2人が考察モードに入って、名前をあれこれ言っている。

「にゃぁぁっぁにゃぁ」

 雛菊はチャンスだと思った!ここで自分が雛菊だと気付いてもらえれば、もしこれが現実ならもとの姿に戻る手助けをしてくれるかもと思ったのだ。こういう時は思いきりが大切なのだ!やれぇ!

 

 雛菊は、自分の名前を必死に考える兄妹の目の前に行くと「にゃぁにゃぁ!」と叫んで注目させて落ちているペンを握って、いらないと思われる広告の裏に握るのも困難な手でたどたどしくペンを走らせた!字はグニャグニャになるがなんとか「ヒナギク」と書いた!

 幾斗も露子も目を丸くしてしまった。(何回丸くするんだ!)そんだけ、驚く事の連発なのである。



 ぐちゃぐちゃだが、なんとかヒナギクと読めないでもないその文字をみて・・・幾斗は


「すごいなお前・・・自分の食べたいもの書けるなんてなぁ・・・」

「うにゃ?」


 食べたいもの?


「それにしても贅沢な猫ですね?」

露子もその雛菊の必死の想いを書きつずった紙を見て、哀れな動物を見る目で雛菊を見下ろした。


    へっ?


「しょうがねぇーなぁ!今日だけだぞ!露子、買ってきてやれ。一番安いのでいい・・その他、必要なものも」

「解りました。では、行ってきます」

幾斗は露子に野口秀雄を数枚渡すと、露子は小走りで家を出てっいった。

「でも、まさか”ラザニア”が好きな猫がいるとは思わなかったぜ?」

 ラザニア?


  ヒナギク=ラザニア?          


     どう読んだらラザニアになるのよ!


「にゃぁ!にゃぁ!」

 勘違いとは恐ろしいものだなぁ・・・ついでにみなさんは、ラザニアをご存知でしょうか?


ラザニアは、平たい板状のパスタの一種、またはそれを用いたパスタ料理である。アメリカでは、平らな板ではなく、トタン屋根のように波打っているものが広く使われているそうだ。料理の場合は、イタリア語で「オーブンで焼き上げたラザニア」を意味するラザーニャ・アル・フォルノと呼ぶこともあるそうで、深さのある耐熱容器に、ベシャメルソース、ミートソース、ラザニア、チーズを何層か重ね、最上段のホワイトソースに焼き色がつくようにバターを乗せて、オーブンで焼いたものなのだ!もともとイタリアの家庭料理で、非常に高カロリーである。



 露子が帰ってくるまでの間、幾斗は雛菊ねこを抱き上げてみた。微妙に雛菊の胸の鼓動が早くなっているのを感じる。


 身体は猫、心は雛菊・・・


 幾斗は雛菊を膝の上にのっけると、頭をナゼナゼとなでる。



        猫になるのも悪くないかも・・・・




  そんなことを思ってしまった瞬間があった・・・若さゆえの過ちさぁ・・・


幾斗にナゼナゼされて、ギュッと抱かれて16歳の少女の恋心には充分すぎる幸福感とドキドキ感が胸を襲う。悲しいけど、人間の時じゃ絶対にそんなことはしてもらえない。猫になるのを悪くないと思うのも、当然なのである。



「じゃあ、ラザニア好きのお前の名前は”パスタ”だ!決定!」

「にゃにゃ?」

 と、言うわけで雛菊ねこの名前は今日からパスタとなった。ややこしくなるので、ココから雛菊ねこのことはパスタと呼ぶ事にしよう。


それから少したつと、ラザニアを近くのスーパーで買ってから帰ってきた露子はラザニアをパスタの前に出してきた。パスタはラザニアを前にされ、ここで食べなかったら失礼なので高カロリーのラザニアを誇りにかけて平らげた。実際、彼女は死ぬかと思ったらしい。


 だいたい、腹いっぱいで死ぬなんて贅沢な話なのである。



「そうとうラザニア好きなんだなぁ・・・」

しかし、パスタの必死の行動は幾斗と露子の誤解を深めるだけであった。         



          勘弁してぇ〜






やっぱ猫になりたいなぁ!と思う人がいたら必ず次回を見てくれ!


            今回は疲れたので







     つづく! おぃい!





  

   

  


今回なんと、非現実的な小説を書いてしまいました。でも!書きたかったんですね・・何故かは知らないけど書きたかったんです。実は家には猫が2匹いましてねぇ・・2匹とも野良猫から出世して飼い猫になったんですけどね・・幼い頃その猫の1匹に猫と俺の人生を変えてくれと神様に願った事がマジメにあるんですよ。バカでしょう?で、願った日の夜に得意な想像力で猫になったらどうしようと考えたんですね。すると、マジでなった気分になって、想像の中でイロイロ苦労した覚えがあったんですよ。その経験から書こうと思ったんですね・・・


 長々とすみません。感想、コメント、評価・・マジで待ってます。もらったらかなり嬉しいですw


 あと、ブログもヨロシクですw

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