第1話:ほほ笑むのは、髑髏か天使!
下手ですけど、ご了承ください!
キーンコーンカーンコーン〜♪
4時間めの授業終了のベルがなり、みんながワイワイお弁当を食べはじめる。机をつなげて語らいながら弁当を食べていかにもたのしそうだ。
そんななか、ポツリと1人だけで弁当を食べている女子がいる。形のよい顔立ちをしており、肩より少し下まで伸びた栗色の髪を教室の開けっ放しの窓から入るまだ春の面影を残した風になびかせ、澄んだ茶色の目はどこか寂しそうであった。
山内雛菊
彼女はここ青海高校の生徒会長で、成績優秀、スポーツ万能で顔も美人という絵に書いたような優等生。そんな彼女には欠点があった。彼女の欠点は、友達が皆無だということ…もちろん、彼氏もいない。ドラマもアニメもタレントもよく知らないからわからないし、話についていけない。おまけにあまりにも能力がすご過ぎるために、みんなは近寄ろうとしないのである。浮いてる存在。彼女のことを一言で言うとこうなってしまう。
1人の弁当がどんだけ寂しいか…雛菊はガツガツと弁当を口に押し込む。ガヤガヤとうるさい教室のなかなぜか自分の周りだけはとても静かに感じるのである。弁当を食べ終わると、自分の居るべきじゃない世界と感じてしまう教室からスタスタと出て行ってしまった。
そんな、彼女がこれからとんでもない恋に落ちる!爆走天使だってそんなこと予想もしなかっただろうに!
生徒会長 が 愛死天流
はじまり〜はじまり〜
何の意味もなく廊下をコツコツあるいていると、1人の女子生徒が学校でも有名な不良グループに絡まれていた。全
「おーい 姉ちゃん、人にぶつかっといてワビもいれんのんかい?あぁ?」
気が弱そうなそのこは、ビクビクと振るえていて今にも泣き出しそうだった・・・・・。
「あっ・・・その・・・す・・すみませんで・・・した・・・」
力の限りを尽くして言ったようなその言葉に、グループの頭はこう言った。
「はぁ?きこえねぇなぁ!つーか、謝るだけで許すとかおもってんのぉ?甘いんだよ!許してほしけりゃ金だしな!」
「いくら・・・・です・・か?」
「1万でどうだ?」
血も涙もないような、冷淡な言い方で頭は言ってその子の財布をひったくった!
「か・・・かえしてください・・・」
そのこは力の限りの勇気をだして言ったに違いない、しかし
「あぁ?なんだと?いい度胸してんじゃねーかぁ!」
その子の胸倉をしっかりつかんだ頭は、そのこにこぶしを振り下ろそうとしていた。
目の前でその様子を、みていた雛菊だって怖かった、いくら生徒会長だといっても、不良を注意なんかしたらどんなことをされるかわからないからだ。しかし、会長の威厳をもって注意しざるおえなかった。ここで引き下がっては一生罵られるとでもおもったのだろうか?
「ちょ・・・ちょっとそこ!やめなさい!そのこ嫌がってるじゃない!」
グループの何人かの男が、雛菊にギロリと振り向き、怖い目でにらんでくる・・・・・。頭は顔をあげて、雛菊をみるとニヤニヤしながら
「これは、これは生徒会長さん。正義の味方ご苦労さまです。」
と嫌味をはいたと思ったらツカツカと近づいてきて頬に強烈なパンチをいきなりくらわせた。
くっ・・・
激痛が走る、床に倒れそうになったと思ったらみぞうちにキックをくらい鈍い効果音とともに床に頭をぶつけた。
目に涙が浮かぶ、乱れた髪が顔にかかり、殴られた場所がズキズキと痛む。そして、頭はニヤニヤした表情を浮かべて、雛菊の襟を鍛えられた太い腕でガッチリとつかみ、引き上げて
「なんか文句ある?」
と聞く。それを聞いて雛菊の真っ赤な血の色をした唇、いや血が流れ出している唇が開いたとおもうと
「あるに・・・きまってんじゃない・・・」
と小さな声で、しかし威厳のこもった声が頭の耳にとどくやいなや、またもや雛菊を殴り倒した。
「いーかげんにしとけよ。 バカ女!!」
不良なんかに絡むんじゃなかった。後悔の涙が雛菊に浮ぶ。不良達は、それぞれ攻撃態勢を身構えて雛菊に近寄ってくる。恐怖でいっぱいになりとっさに目をつぶる雛菊。
殴られる、殴られる、 真っ暗なら目蓋を見つめながらそう思った。
パーーン!
大きな音が響きわたり、あたりでヒソヒソ話しをしてたやつらの声が消える。
しかし、痛みはない。どうしたんだろう?雛菊がおそるおそる目を開いてみると、グループの頭は数メートル先でうつぶせの体勢でのびていた。頭の手下は青い顔で、雛菊の横にいる男に目をやっていたが数秒後には後ずさりをはじめる。
青に染めた髪、学ランのボタンを全部あけていて、倒れている雛菊の横で立っていた少年は一言だけ不良たちに言った。
「じゃま」
いやぁー初書きです。下手ですがカンベンしてください。
あ!そうそう、キャラの名前ですがとある漫画の会長さんとかぶってしまいました。ご了承を。設定は違うのでそれで勘弁してください。
1人でもたくさんの人が呼んでくれたなら、僕は幸せ者です。これからも連載していくと思うので、夜露死苦おねがいします。