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男女共学のバイビー60

そうね。尤も私は例えば君を最愛の男性と捉えていても、一緒に生きるのなんて金輪際願い下げだけれどもねと、加奈は言った。

加奈が付け加える。





「君の我が儘な理屈に依ると、君の最愛の人と言うのは、君を愛してくれて、君と一緒に死んでくれる女性と言う事になるけれども、君の寂しさに気まぐれに同情する女性はいても、女性と言うのは子孫を残し育てるべく生活力が旺盛で、生命力が強いから、死の中には幸せと言うものを見出だすものではないのよ。だから君の深い寂しさを鑑みて宿命的かもしれないけれど、君の寂しさを埋め合わせる最愛の人と言うのは、未来永劫現れる事は無いと断言出来るわ」




ヒロが再び卑屈に微笑み言った。





「自分の寂しさを埋め合わせ一緒に死んでくれる女性以外は、自分の最愛の人ではないと言う論理ですか?」





加奈が頷き言った。





「そうなるわね。だから論理的に私は君の最愛の人では無いから、ここで一緒に死ぬ意味合いは無いのよ。そう思わない?」




「最愛の人と一緒に生きる事は自分にとって最愛に非ずと言う論理ですか?」





加奈が頷き言った。





「そうね。尤も私は例えば君を最愛の男性と捉えていても、一緒に生きるのなんて金輪際願い下げだけれどもね」

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