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男女共学のバイビー5

あなたは私の物。とにかく浮気だけはしないでと、情事の後、腕枕されている雅はヒロに告げた。

足を痛めている傷害者がもたらす性交は、爆発的な快楽を相手に与える。





性器の内部がぬじれ変形している分、その歪んだ刺激が男性自身に巨大な喜悦をもたらすのだ。





ヒロもその虜であり、めくるめく情事の後ヒロは雅を腕枕しながら告げた。




「すいません、雅会長。あんな小娘の為に御心配をおかけしました」




額に汗している雅が天井のダウンライトを見上げながら答える。




「ヒロ、あなたのあの加奈という子を見る眼は血走っているわ。あなたあの加奈という子に惚れたの?」




ヒロが首を振り否定する。





「いえ、断じて惚れてなどいません。ただあの子は自分の幼い頃の初恋の娘に雰囲気が似ていたものですから、つい色めき立ってしまったのです。すいません、雅会長」





雅が眉をひそめ訝る。




「本当かしら?」




ヒロが恭しく顎を引いて頷き断言する。




「本当です。信じて下さい、雅会長。あの娘は若い割に金持ちなのです。ですから徹底的に貢がせた後、金が無くなり次第、容赦なく出入り禁止にし、棄て去るつもりでいるのです」




額の汗を手の甲で拭い雅が鼻を鳴らし言った。






「私の目の前で冷酷に罵り、三行半を送るのね?」





確信を以ってヒロが頷き断言した。





「はい、そのつもりです。雅会長」




雅が眼を細め瞬きを繰り返してから言った。





「分かったわ。約束通り、あなたの口座に一千万振り込んでおくわ。正し私を裏切ったらあの子を八つ裂きにするわよ。ヒロ、そのつもりでいてね」





ヒロが誓いを立てるように、腕枕をしている手で雅の肩を強く抱き答えた。





「はい、分かりました。雅会長、いつも心遣い有り難うございます」





笑いもせず、雅が瞼を閉ざし告げた。





「あなたは私の物。とにかく浮気だけはしないで、ヒロ。又金銭的に困ったら遠慮なく言って頂戴」

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