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男女共学のバイビー22

濃霧に阻まれて、若頭率いる捜索隊がバンガローに閉じ込められた。

夕暮れ。濃霧に阻まれて動けなくなった捜索隊の頭が若頭に指示を仰ぐべく電話をかけた。





程なく若頭が出て、頭は現在の進行状況を事細かに説明していく。




「濃霧に阻まれて動きが取れず、捜索は一時中断、皆寒さと疲れで疲労困憊しているので、今はオートキャンプ場のバンガローに詰めて休息を取っています」





息をつき若頭が応じる。





「そうか、分かった。霧が晴れるまではそこを動けないが、警戒を怠らないでくれ。先程そこからさほど離れていない峠道でバスが崖下に転落炎上して乗員が全員死亡したとの速報が流れた。詳細な情報は入って来てはいないが、そのバスには敵の増援部隊が乗っていたらしい。こちらは敵の増援部隊に対する狙撃命令などは出していないので、敵同士の同士討ちの可能性もあり、お前達が詰めている現地は情報が錯綜としていて、混乱を来たしている。だから濃霧の中、敵の攻撃も引っ括るめて、恐怖の余りの自殺、同士討ちも視野に入れ、油断大敵、厳重なる警戒態勢を取ってくれ。頼むぞ」





頭が「はい、分かりました」と応え、電話を切り、配下の者達に命令を下す。





「交代制で二人一組になり外に見張りを立てる。佐々木、上田、お前達が先に見張りに立ってくれ。後の者は十分休息を取るようにしてくれ!」

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