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男女共学のバイビー149

正に自殺行為じゃありませんかと、ヒロは反論した。

若頭がおもむろに腕を組み言う。




「我々は己の自殺願望に立ち向かう為に行動するのであって、けして遭難する為に夜中の濃霧立ち込める高原に入るのではないと言う意味合いでは、この行動様式エリア選択は正に適切だと思う。ただ慣れているとは言え、夜中の濃霧立ち込める高原の恐怖は昼間など比べものにならない位熾烈で想像に絶するものがあり、ややもすると直ぐさま発狂自決の可能性も高く、故に以前とは違い電話を各自備え密に連絡を取り合う形を取り、遭難自決を未然に防ぎながら、追跡妄想と自殺願望に立ち向かう形で協調して励まし合い理性を保ち、自殺願望がどのように変化して行くかを凝視して行く形を取るしかないだろうな」





ヒロが顔をしかめ反論する。





「信じられませんね。こんな暴挙に兄貴も賛成意見なのですか。自分はどうあっても強硬に絶対反対です。夜中の濃霧の高原の恐怖と不安は昼間なんて、比べようが無い程恐ろしく、十メートルも進まない内に発狂し、自殺するのが落ちだろうし、その上時間差で各々スタートを切れば電話連絡を密に取ったとて、救助が間に合わず自決遭難は絶対にに防げないと思います。それこそ立ち向かうどころか、正に自殺行為、狂気の沙汰ですよ、兄貴、そう思いませんか?」

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