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男女共学のバイビー148

私は雅会長の提案に賛成ですと、加奈は言った。

雅が反対意見を述べ立てる。





「確かにあの高原は自然公園の管理下にありますが、逆に言えば濃霧の高原を夜中単独で踏破する愚か者など全く前例がなく予測の範疇外であり、従って立入禁止の立て札とバリケードが張られている位で、監視人もおらず入場は容易いと想定出来、途中も邪魔は入らない事が予測出来ます。外灯が無い事はフォグランプ仕様の懐中電灯を使用すれば昼間よりも逆に見通しはつくし、後は己との戦いがより熾烈になる事が窺えますが、それは立ち向かうと言う意味では好都合だと私は思うのですが、如何でしょうか?」



加奈が意見を添える。




「私は雅会長の提案に賛成です。出来る限りの事を全てやると言う行動様式に則って夜中の濃霧立ち込める高原への入場は容易く、例えばフォグランプがゆっくりと各々高原を移動するその光さえ誰にも見付からないと思いますし、慣れた道程なので落ち着いて対処すれば遭難の危険性は逆に低く、恐怖といたたまれない不安に立ち向かうには夜中の静寂の分、最適なエリア選択行動仕様だと思います。それに付け加え、上で時間差で合流した後も、やはりさっき言った理由で邪魔が入る可能性は低く、自殺願望の消失が出来たか出来ないかの次の決定を鑑みた、次の行動ステップも容易に取りやすいと思いますが、どうでしょうか?」

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