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男女共学のバイビー147
ヒロが強硬に反対意見を述べ立てる。
ヒロが反対意見を述べ立てる。
「自分はその提案には絶対に反対です。理由としては夜中の高原は自然公園事務所の管理下にあり立ち入り禁止で入れません。増してや濃霧など立ち込めていたら遭難防止の厳戒態勢が敷かれており入場自体が不可能だと思います。仮に入れたとしても監視カメラが随所に有り、管理者に直ぐに追い出されてしまうのが落ちだし現実問題無理だと思います」
加奈が意見する。
「でも濃霧が立ち込めていたら監視カメラは役に立ちませんよね?」
ヒロが呆れた感じで一声せせら笑い言った。
「あの遊歩道には等間隔にしか外灯はなく、夜中の通行、増してや単独で濃霧立ち込める中を踏破するのは現実問題絶対に無理でしょう。直ぐに遭難してしまいますよ、そんな事は自明の理じゃありませんか?!」




