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男女共学のバイビー132

全員、擡げる自殺願望は消去されず、メンバーの間に沈鬱な沈黙が訪れた。

高原の出口。





時間差を置きながらも心身共に疲れ切ったメンバー全員が、一人又一人と忌まわしい濃霧を振り払うように次々と出現し、生存を確かめ合うべく力なく頷き合いながらも全員無事で集合した。





そこから公衆電話でタクシーを呼び、高原を迂回し、ワゴン車が駐車している駐車場を経て、雅が逗留するホテルに赴き、各々擡げる自殺願望が当初の狙い通り消去されたかどうかの、確認を兼ねた長めの休息を取り、それを持ち寄る形でのミーティングが、ツートンカラーの別荘で鋭意為される運びとなった。





そして「消去されていない」との結論が全員一致で持ち寄られ、メンバー全員が口をつぐみ、押し黙る沈鬱とも言える重い沈黙が訪れた。

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