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東方狛犬物語  作者: ユイ猫
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紅い霧の異変





魔理沙さんが来てから二日後、早朝に突然それは起こった。


体内時計で大体いつも起きる時間がきて、目を薄く開いた。ところが、いつもと違う。なんと空が紅い。最初に説明したが今は早朝だ。夕方ではない。

この神社の家主、霊夢さんはまだ就寝中。私は異変を伝える為、霊夢さんの寝室のふすまをなんとか開け吠える。


狛「ワン!ワン!」


霊夢「ん…何よ煩いわね…。まだ暗いじゃない…。」


そう言って寝返りを打ち、再び眠りに就こうとする。


狛「ウグゥ…」グイグイ


なんとか外の異変に気付かせる為に着物の裾を引っ張る。


霊夢「…ううん…何?狛?どうしたの。」


狛「ワン!」


仔犬一匹分開いたふすまに向かって一吠えする。


霊夢「…ナニコレ……空が紅い…。」


ようやく気付かせる事が出来た。驚くと言う事はやはり異常事態のようだ。そんなことをしていると空から黒い影が飛んでくる。今度は分かる。


魔理沙「おぉーい!霊夢ー!」


やはり魔理沙さんだ。彼女も恐らくこの空の事で来たのだろうか。

ゆっくり下降し、そのままスマートに着地。


魔理沙「大変だ霊夢。空が紅い。」


霊夢「んなもん見りゃ分かるわ。」


何故だか霊夢さんは不機嫌そうだ。


魔理沙「やっぱりこの間話した館が主犯っぽいな。空から見たらそっちの方角からこの紅い霧が出てるみたいだ。」


霊夢「霧?」


魔理沙さんの言い方が気になり、霊夢さんともう一度空を見上げる。確かに空が直接紅くなっている訳ではないようだ。紅いもやがかかっている。


魔理沙「どうする霊夢?」


霊夢「どうするって、決まってるでしょ。はぁ…面倒だけど。」




霊夢「異変解決は巫女の仕事よ。」


なるほど。霊夢さんはこんなこともやってるのか。


魔理沙「まあそうだよな。それじゃ早速行くか…って、どこ行くんだよ?」


やる気満々の魔理沙さんを置いて神社の方へ歩いていく霊夢さん。


霊夢「どこって、支度しいくに決まってるでしょ。どこに寝巻きで異変解決しに行く奴がいるのよ。それに私はさっき起きたばっかりなのよ。朝ごはん位食べさせなさい。」


そう言って霊夢さんは神社に入って行った。まあ、私がさっき無理に起こしたから仕方ないか。


魔理沙「悠長な奴だなぁ…。」


そう言って魔理沙さんは私を抱えて本殿の階段に腰掛け、膝に乗せた。


魔理沙「相変わらずいい毛並みだ…」


ゆっくりと撫で、霊夢さんが来るのを待った。





三十分後


タンッ


勢いよくふすまの開く音で目が冷める。少し寝てたみたいだ。上を見ると魔理沙さんが座ったまま寝てる。


霊夢「さあ行くわよ…って何寝てるのよ。」トスッ


準備が出来た霊夢さんが出てきた。そのまま寝ている魔理沙さんに気付き、チョップを落とす。


魔理沙「へぶぅ!」


霊夢「行くわよ魔理沙、起きなさい。」


魔理沙「三十分も待たせた霊夢が悪いだろ…いたた…。」


魔理沙さんは叩かれてか不満げに立ち上がり、ホウキに座り空を飛ぶ。

あれ?霊夢さんはどうやって向うのだろうか?そう思っていたら、霊夢さんは宙に浮いていた。


霊夢「それじゃ、行きますかね。さっさと終わらせたいわ…。」


そう言って霊夢さんは館の方角へ飛んでいった。この世界では巫女さんは飛べるのか。


魔理沙「全く、散々人を待たせといて先に行きやがった。まあ、私ならすぐ追いつくけどな。…おっ、そうだ!」


何か思いついたかのような笑顔で私を見つめる魔理沙さん。




…少し嫌な予感がする。





続くといいな。



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