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東方狛犬物語  作者: ユイ猫
10/12

門番と巫女さん2

ちょっと長くなりました。


相対する巫女と門番先に動いたのは門番の方だった。


美鈴「行きますよ!」


そう言った美鈴さんはパッと空へ飛び上がり弾幕を霊夢さんへと広げる。

美鈴の弾幕は水晶の様な形をしていた。色鮮やかで、まるで虹がかかったようだ。

速度は前の闇妖怪や氷精に比べるとやや速く、密度も濃くなっている。


霊夢「あら、少しはやるわね。さっきの妖怪よりは退屈しのぎになるかしらね…あっ、そういえば。魔理沙!この子頼むわね!」


霊夢さんがそんな事を言ったかと思えばと私は首根っこをつかまれ上空へ飛ばされていた。


狛「ワォーーーン!?」


あまりにも唐突な事で思わず叫び声を上げる自分。空中にいては成す術なく、手足をバタつかせるが意味もない。ただ霊夢さんに投げられた力に従って上へ飛んでいくと何かが通り過ぎる。


魔理沙「ったく、霊夢の奴。人使いが荒いんだよなぁ。狛、大丈夫か?」


気が付くと魔理沙さんの腕の中にいた。なるほど、空中にいたのをキャッチしてくれたのか。あまりにも早くて見えなかった。霊夢さんは戦いの邪魔になる私を多少荒っぽい手段だったが、退避させてくれたという事か。


霊夢「ナイスキャッチよ魔理沙ぁー!それじゃその子頼んだわよー!」


少し離れた所にいる霊夢さんが弾幕をスイスイ避けながら魔理沙さんへ声を掛ける。


魔理沙さんに回収された私は腕の中から肩へと移動し、戦況を確認する。相変わらず虹色の弾幕の中を華麗と言うような動きで舞う霊夢さん。まだ余裕を残している表情のように見える。


美鈴「…やはり一筋縄ではいかないようですね。」


霊夢「そろそろ本気で来た方がいいんじゃない?こっちとら急いでるからあんまり時間を掛けたくないのよね。」


美鈴「そうですね、早めに終わらせましょう。もう一人いる事ですし。」


美鈴の手には1枚のカード。スペルカードと呼ばれるものだ。


虹符「彩虹の風鈴」


発動後、美鈴の周りに規則正しい水晶弾幕の波が広がり霊夢さんを襲う。前の戦いの弾幕と比べるとかなりの密度と速さだ。

しかし、何の迷いもなくスッと動き出した霊夢さんは流れる様に弾幕の隙間を通り抜ける。まるで全て分かっているかのように。


美鈴「…くっ、こうもあっさりと…しかしっ!」


効果切れで弾幕が止む。すると美鈴は続け様にもう1枚のカードを発動した。


彩符「彩雨」


再び水晶の弾幕が周りに広がる。しかしさっきとは動きや並びが異なる。配置は不規則でばらばらに迫ってくる。密度も上がり更に隙間は狭くなり、正しく雨の様だ。


対する霊夢さんはさっきの弾幕よりも凄い動きをしていた。なんというか、動きに無駄が少ない。全て紙一重で避けていく。それなのに未だ余裕があるようだ。


霊夢「…無駄よ、この程度じゃ。」


ボソッと霊夢さんが呟くと、いつの間にか両手には数枚のお札が用意されており、避けた直後に美鈴へと飛ばす。お札は弾幕の間を縫うように進み、美鈴へと向かう。


美鈴「くっ、こんなもの!」


迫るお札を美鈴は手で弾いてゆく。しかし、霊夢さんのお札は普通のお札ではない。弾かれたお札がバラバラの方向へと飛び、弧を描いて戻ってくる。


美鈴「なっ、何!?」


数方向からの同時攻撃。それに予想外の事だったのか一瞬対応が遅れたように見える。

1枚が身体に当たり爆発。その後も何枚かはたたき落としたが殆ど命中した。だが、美鈴は弱りながらも倒れずにいた。


美鈴「ハァ…ハァ…」


霊夢「あら、意外と耐えたわね。予想外だわ。」


美鈴「ハァ…貴女方を…意地でも通すわけには…ハァ…行きませんからね…」


そう言ってボロボロになりながらも美鈴は構えた。


霊夢「まぁ、そこまでされると見事としか言えないわ。それじゃあ、その強き意思を力でねじ伏せてあげるわよ!」


美鈴「はぁぁぁぁ!!」


美鈴がかなりの量と密度の水晶弾幕を展開する。もう目前まで弾幕が迫っているが、霊夢さんは動く様子がない。


霊夢「"霊符 夢想封印"」


霊夢さんの周りに光る大玉が数個出現し、周囲を回り始める。そして光弾が美鈴へと飛んで行った。その光弾の先には美鈴の放った弾幕が広がっていたが、光弾にぶつかると同時に弾幕が光弾へと飲み込まれて消えた。

弾幕を飲み込んだ光弾は吸い込まれるように美鈴へと直撃していった。



光弾を受けた美鈴は吹っ飛ばされ、館の門に叩きつけられた。


美鈴「うっ…くっ…お嬢…様…。申し訳…ありません…」


美鈴はそのまま気絶してしまった。

なんとも霊夢さんは凄まじい力の持ち主のようだ。

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