表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/20

その7

千本首討伐の報せは、すぐさま大陸各地に広がった。

神出鬼没の大悪党はついに討たれたのだ!


戦場となったリック・ケイトでは、

見事に千本首を討ち取った、シスター・コーラ 一行への

感謝状の贈呈式が開かれている。


しかし、ここにオグナの姿は無い。


〜少し前〜


「もう、行ってしまわれるのですか?」


シスター・コーラがオグナを引き留める


「行く所もありますし、それに…何だかんだ居づらくて」


ぽりぽりと頭を描くオグナ


「お待ち下さい!あのバーサーカーを討ち取ったのはオグナさんなんですよ!」


「左様である!式典に主役がおらねばどうする!出立はそれからでも」


アルフレッドとジルガもコーラ同様にオグナを引き留める



「その……」と、困り顔のオグナ


「同じだから…だろ?」


壁に持たれ、いたもの様に気だるそうなニックには

何か心当たりがあるようだ。


「気付いてましたか…」


「まぁ…薄々な」


「どうゆう事です?教えて下さい」

懇願するシスター


すると、オグナの身体が急激に膨れあがる

その身体変化が物語るものは、たった一つ


「俺も…バーサーカーなんです…」


「……そんな」

と表情が変わるシスター


すぐに元の大きさに戻ったオグナにニックが続ける


「俺は馬ぁ引いてたからな…いくら魔法で軽い荷台でも、人ひとりが荷台に増えただけで、あんなに重くなる筈がねぇ」


バーサーカーの身体は重い、戦闘時に身体を大きくさせるが、その体重は通常時と変わらない!

普段は、その膨大な筋肉を小さく折り畳んでいる様な物だからだ。


「そうでございましたか。」


「確かに今は、この街には居づらくても仕方ないのであるな」


居づらい理由、それは千本首が、バーサーカーだったからだ。あからさまに差別をするわけでは無いが…

亜人種全体に対して、やはり人間は、少なからず区別をしてしまう。おとなしい動物を目の前にした際に、肉食動物と草食動物の危険度を、無意識の内に区別してしまう様に。


"バーサーカー"が街に火を付けて人々を襲った

それだけで、人間はバーサーカー族を非難し、避けた。

今のリック・ケイトには、その風潮に満ち満ちている。


「だから行きます…」


「でも、オグナ様とあの男は違います!皆様にちゃんと説明すれば!」


必死なコーラに


「良いんです、協会のシスターがバーサーカーと仲が良いと噂になれば、皆さんにご迷惑をかける事になります。だから行きます」


「でも!」

と言うコーラの肩に手を置くアルフレッド

彼は無言で首振る


「これ以上、気を使わせてもなぁ」

とニック


「うむ、何から何まで申し訳無いのである」


「理解しただきありがとうございます…では、皆さんお元気で!」


一礼し歩き出すオグナ!少し離れてから4人の方に振り返る


「シスター!トイレする時は、あんまり森の奥まで進むよ〜」


「え?…トイレ…あーーーーーーーーーーー!!!!」

っとシスターの顔が真っ赤に染まる


オグナは一路、エウロンの故郷 マリオンを目指す





ちょうど、その頃


〜リック・ケイト周辺の浜辺〜


打ち上げられた1人の女性


「…ここは…いったい…それよりも…血を…生命力(エナジー)を吸わな…い…と…」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ