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かみさま
自分の生きた世界はどこかにあってほしい。過去でも未来でも、時間にとらわれないところでもいい。
17度の、青い部屋は真っ黒。
宇宙の中に
ただ一つ、浮いている部屋。
1時半の秒針が止まる。
昨日の夢が思い出せない。思い出せない。
何も憶えてはいない。
ああ、
昨日の夢が思い出せないなら、
これが一生だ。
前世など誓って誰も覚えてはいない。
この記憶を書きつけられはしない。
人間、みなそうだ。
命、あるもの、みなそうだ。
かみさま
夢の中でも、何か成し遂げた気がする
これと同じ世界があったらいいな
いつまでもこのままで
ひとすじの光がさしこんだ。
いまだに17℃を指す、青い部屋。
お読みいただきありがとうございました。




