年の瀬なので心の叫びを☆
北大路 公子!!!!
読みは「きたおおじ きみこ」でございます。ご存じの方はよくご存じで、知らない方はまったく知らないと思います。一度ハマると抜け出せないエッセイをお書きになる作家さんです。既刊本はけっこうあります。もちろん全冊持っています。ご活躍中の作家さんなので本来なら「北大路さん」と敬称を付けるべきなのですけれど、あまりにも恐れおおくて一周まわって敬称抜きです。太宰治や芥川龍之介に敬称を付けないのと同じノリです。尊敬しすぎて、呼び捨てです。
わたしはこの方の大ファンです! エッセイは何度もなんども読み返しています。内容は「なまけもの独身中年女性の平凡な日常」なのですけれど、独特の世界が面白い!! 事件は何も起こらないのに、なぜか笑ってしまいます。ww
ある時、わたしは考えました。「どうして面白いんだろう? わたしもマネできないかしら?」
わたしは器用ビンボーで、人様の文体をマネして文章を書くことはできます。ですからこの時も、簡単にできると思った。北大路 公子のたくさんのエッセイを読んで文章のリズムや話の運びをマネすれば、すぐ同じようなエッセイが書けると思った。……できませんでした。どのエッセイもAから始まってBに展開してAに戻ってくるのですけれど、途中で時空をワープするというか、奇妙な歪みがあるのです。その歪みの規則性を解明できればマネできるのですけれど、どこで歪んでいるかわからない。
すでに何度も読んでいますし、テクニックをマネしようと意識してさらに何度も読んでみましたけれど、わからない。読むだけじゃダメだと思って、書き写してみてもわからない……。どこで歪んでるんだ? そしてどこでワープして元の場所に戻ってくるんだ?? 数か月考えてみましたけれど、結局わかりませんでした。そしてその時から、北大路 公子はわたしの敬愛する作家になりました☆
時空の歪みの謎は解明できませんでしたけれど、彼女から学んだコトはありました。「ネタはぶっ込め!!」 別に彼女が言ったわけではありませんけれど、たくさんのエッセイにたくさんのネタがぶっ込んであります。一つのネタで1本書けるでしょうに、ネタが3つくらいぶっ込んである! あぁ、もったいない! でもそれがプロの仕事!! 見習います!
そういうワケでわたしの書くエッセイもお話も、ネタがぶっ込んであります! 「これだけで3本は書けるよな……」そう思いながら1本にブチ込む!! ネタの出し惜しみはせんぞ!!
溢れる北大路愛は暴走気味でして、自著の作者プロフィール欄に「尊敬する作家 北大路 公子さん」そう明記してあります。愛するあまり「北大路 公子」と呼び捨てで書いていたのですけれど、担当さまから「これは先様に失礼です」と注意を受けて「さん」付けになっています。そして「さん」が付こうが付くまいが、それを読むのは可愛いちびっ子です。だってわたしの本は、児童書ですから。そして北大路 公子の作品は、児童と無縁の世界です。かわいいちびっ子が読んでも「???」でしょう。酒飲んで酔っ払って、高齢の両親の将来を心配して、後に両親は帰らぬ人となり、ご自身も寄る年波には勝てず……という日常ですから、ちびっ子には理解できないと思います。
それなのに、どうして彼女の名前をわざわざ書いているのか?
これには深い想いがありまして……。彼女は「できれば働かずに生きてゆきたい」そうことあるごとに書いています。「アラブの石油王の第123夫人になってのんびり暮らしたい」「道に落ちてた2億円を拾って働かずに生きてゆきたい」。それが彼女の望みであるなら、わたしに何ができるだろうか? 彼女の本が売れたら、彼女は働かずに生きてゆけるのではなかろうか?
そういうワケで児童の目にする場所に「北大路 公子」と明記することにしました♪ 今は彼女の面白さがわからなくても、大人になったらわかるはず。大人になって自分で本が買えるようになったら、彼女の本を買ってもらえるよう今から宣伝しておこう! まずは「北大路 公子」という名前をおぼえてください! 話はそこからだ!!
気の長い計画ですけれど、いつか実を結ぶでしょう♪ そして彼女は働かなくても印税で食べてゆけるでしょう♪♪ え? ちょっと待って! 彼女が働かなくなったら、新刊が出ないじゃん! それはわたしが困るんですけど!? ……まぁ、いいか。(←あきらめた)大好きな彼女が幸せなら、それでいいや。
じつはプロフィール欄だけでなく、本文でも愛が炸裂しております☆ 二巻に出てくる呪文が彼女の愛称になっております☆ 知らない方はスル~しますけれど、彼女のファンの方たちには大好評でした♪♪
今はご家族の他界やご自身の体調が思わしくないため、活発な活動はなさっていらっしゃらないのですけれど、また愉快なエッセイをお書きになるのを気長にお待ちしています♪♪ ずっと大好きです♡
〇破壊力がよ!!
レジのバイトをするようになって、ときどきヒザから崩れ落ちる事態になりまして……。
原因はたいてい2~3歳くらいのお子さんです。小さなお子さんが小さなおててで、ほしいお菓子を持ってレジへ来るのです。保護者の方が「レジの人にシールを貼ってもらわないとね」そう言うと、お子さんはお菓子をわたしに手渡してくれます。わたしはお菓子をスキャンしてレジを通すと、お買い物済みのシールを貼ってお子さんへ返します。
保護:なんて言うの?
お子:…………。
保護:こういうときは、なんて言うの?
お子:…………ありがと。
これがですね、めちゃめちゃ可愛いんですよおおおおおおおおおおおおお!! ちっちゃなおててに大好きなお菓子を抱えて、キラキラした瞳で無邪気にこちらを見上げて、舌足らずな口調で恥ずかしそうに「ありがと」って言ってくださるのが、ヒザから崩れ落ちるくらい可愛いのですよおおおおおおおおおおお!!
あの破壊力は、かめはめ波よりすごいんじゃないかと思います! 波動も受けてないのに、倒れそうですから!! これはレジ係の役得!! 思いもよらない役得でした!! ほんとに可愛い! めっちゃ可愛い!! でも可愛すぎて、倒れそうになるんです!! 何度も言われたら慣れるのかしら??
〇食べられなかった!
クリスマスに寝込んでいたら、彼氏さんが救援物資を持って来てくださいました。今年は食べられないと思っていたクリスマスケーキと、わたしに食欲がない時のために湯豆腐と、食欲がある時用のハンバーグプレートを作ってくださった! わたしはすごく嬉しかったのですけれど、どれもほんの少ししか食べられませんでした。
彼氏:もう少し召し上がってはいかがですか? ぜんぜん減っていませんよ?
ソウ:もう、おなかいっぱい。いらない。
彼氏:そうですか?
せっかく用意してくださったのに、ほとんど食べませんでした。
問い:なぜ食べなかったのか?
答え:彼の気持ちがうれしすぎて、食べてなくなるのが惜しかった。
できれば冷凍して永久保存したいくらい嬉しかったです。心もカラダも弱っている時に優しくしてもらって、本当に嬉しかった!!
でもよく考えたらせっかく用意してくださったのに、大部分を残したのは感じ悪すぎますね……。ちゃんと理由を説明すれば良かった!! ごめんなさい! 嬉しすぎて食べられなかったのです!! 後でちゃんと完食しました!! ごちそうさまでした!!
今年も残すところあと4日です。
皆さんに今年最後のイイコトがありますように☆