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転生騎士団長の歩き方  作者: Akila
1章 ようこそ第7騎士団へ
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番外編 ノックス

近頃は、騎士団からの大量注文と、金を持ってるお貴族騎士からのオーダーメイドの受注で、はっきり言って休みがない。


「あの嬢ちゃん、すごいモンを作ってくれたぜ」


学生時代の友人、俺がまだ男爵家の三男だった頃に学校で知り合ったドーンが、ある日、小さな女の子を連れて、俺の鍛治工房へやって来た。


あいつが人を連れて来るなんざ珍しい。


話を聞いてみると、新しい武器を開発したから俺に作って欲しいと言う。


俺は、設計図を確認し、材料も用意してくれたし構造も簡単だったから、一度作ってみた。


面白い。身を守れる鈍器。十手。


その後、何度か手直ししてようやく完成した頃、お嬢ちゃんに発想の原点を聞いてみれば、すんなり答えてくれた。それは、捕縛相手を気遣う言葉だった。


『悪いやつを傷つけないで殺さないで生捕りたい。って、本当は私が人を殺めたくないのかも。臆病なんです』


と、恥ずかしそうに答えてくれた。


騎士が人を殺めたくない。


まぁ、騎士には向いていないのかもしれないが、そんなお嬢ちゃんだからこそ考え出せた武器なんだろう。今は、第1にまで認められて、こんなにも量産している。


あとは、オーダーメイドだ。支給品の十手を改造するやつが続出している他、ドーンやお嬢ちゃんまでオリジナルの十手を依頼して来た。


そのおかげで、それを見たやつらが、さらに押しかけて来ると言う…


はぁ~。普通改造するか? 団の支給品を。しかも、オーダーメイドとか。あの2人は次から次にやってくれる。



でも、おかげで借金も無くなったし娘を学校へ行かせられる。毎度あり。

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