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2話

今日一つ目の投稿です!!

*ガイン視点です*

<ガイン視点>

いつも通り冒険者ギルドで依頼を承る。Bランクのブラックベアーだそうだ。『他のBランクやAランクの奴らに頼もうと思ったが半年後は王都で例年通り建国祭があるそうだから王都までの護衛依頼が多くていないし流石に地方にいるSランクはお前ら位だし・・』と言う事で頼まれた。

そして森に入りサンドラに気配察知をしてもらう。すると、珍しくサンドラが真面目に

「ガイン、ブラックベアーが人と今遭遇してるっっ!」

それを聞き

「どこだ?」

「今、転移魔法で...よし!ここ」

すると10歳位の男の子が目を閉じて立っていた。

なんで戦おうとしないんだよ!と少し怒りながらもサンドラとブラックベアーを処理する。そしてガキの方を見る。っていうかなんでこんな森の中にガキがいるんだよと思い、ガキがこっちを振り向いた時に殴り付け怒鳴る。ガキは10歳とは思えない程、疲れたような諦めたような..だけど何かを求めるような目をしていた。

このままここに置いていっても心配だし、町まで連れていってやると言おうとした時にそのまま無視していいと言われ強い口調で連れて行ってやると言ってしまった。だが、俺の目を見て何を感じたのかさっきまでの疲れた諦めた目から満たされたような目になっていた。そして泣きそうな顔で笑って

『大丈夫です。...こう見えて僕は強いんで』

と。そのの表情を見て気がついた。こいつもしかして死のうとしてここにいたんじゃないか?それで俺の言った何かで...。取り敢えず町まで連れて行こう。そして意識を刈り取る。運ぼうと背負うが物凄く軽い。

そういえばいつもうるさいサンドラが黙ってる。なんだろうと思いながら訊く。

「おいサンドラ、俺がこいつ運ぶからブラックベアー収納魔法でしまってきてくれ。」

するとサンドラが

「この子物凄い量の魔力を持ってる。」

「お前程じゃないだろう。」

「いや、私なんかより全然...」

その言葉に少々驚く。そして背中に背負われている少年を見る。

「体を魔力に耐えられるまで鍛えればいいんじゃないか?」

「あんたの何人も逃げていった剣の指導をラクラクこなせる位じゃないと無理よ。」

それを聞き、相当だと思う。


取り敢えず宿をとって休ませるか...ギルドマスターにでも紹介して貰って。

普通に町に入ったらお祭り騒ぎになって大変だし、ギルドの裏口へ向かう。そして1階を覗く。他の冒険者もいるし騒がれるのは面倒だからギルドマスターの」部屋に行く。そして扉を開ける。するとギルドマスターがこっちに向かってくる。

「ガイン、サンドラ!扉はノックしてから入れといってるだろうって後ろの子は?」

「森で...」

話してる途中にギルドマスターが大声を出す。

「おい!アルベスト公爵家の次男じゃないか!!!」

公爵家という言葉に驚く。でもこいつは..。そんな事を考えてるとギルドマスターが

「なんかあったのだろう。取り敢えず入れ。サンドラ防音魔法をかけてくれ。」

「わかったわ。」


そして森であった事、俺の感じたこと、サンドラが言った事を話した。すると、ギルドマスターは

「アルベスト公爵家の出来損ないと呼ばれてきた次男は実は魔力が多すぎて体が耐えられないか...そして森で死のうとしてたか...もしその子の事を面倒見るのならこの町を出たほうがいい。アルベスト公爵家は自分達にプラスになる事にしか興味がない。多分その子も何かのためにアルベスト公爵家が噂を広めたんだろう。だとするとこの町を出たほうがいい。」

公爵家の出来損ないという言葉に引っかかる。これだけの魔力を持ってるのに。

「これだかの魔力があるのに出来損ないってどうい事だよ?」

するとギルドマスターが渋い顔で

「...普通だったら5歳かそこらの年で魔法が使えるようになるだろう。だけど、それくらいの年になっても魔法を使うそぶりを見せなかったのか、できないとでも相談したんじゃないか?それで12歳で殆どの貴族が入学する王立学園で今年は丁度王太子殿下も入学されるし恥をかきたくないし、入学前だと色々目立つ。そういう心境じゃないか?」

するとサンドラが

「なんで魔法使いなどに頼んで見てもらわなかったのよ?」

「情報はどこから洩れるかわからない。」

サンドラがブツブツ文句をいっている。

「ギルドマスター、宿紹介してくれないか?」

「ああ、わかった。ギルドの裏口から出て通りを真っ直ぐ行った所何かがいいと思うぞ。あそこは場所的に目立たないし婆さんの飯も上手い。」


そしてギルドマスターの言っていた宿に入った。

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