桃太郎(89)
こんな童話しか閃かない今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか?
(´・ω・`)
むかしむかし、あるところに、お爺さんとお婆ちゃんがおりました的ないつもの流れです。
お爺さんは芝刈りへ、お婆さんは川辺宿洗濯に。
お婆さんが川で洗濯をしていると、川上から大きな桃がドンブラコッコ、ドッコイショ! ドンブラコッコ、ヨッコイショ! と流れてきました。
お婆さんが桃を持ち帰り、中を割ると、なんと元気なお爺ちゃんが現れました……!?
「ばあさんや、ワシの飯はまだかのぅ?」
「……!?」
「……!!」
訳の分からぬジジイが一人増えて、お婆さんは嘆き悲しみましたが、とりあえず桃太郎と名付けて介護をしました。
そして10年後、本当なら桃太郎が鬼ヶ島へ旅立つ日…………
──チーン……
桃太郎爺さんは安らかに天へと旅立ちました。99歳。老衰でした…………。