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赤兎  作者: 「千」
9/22

第9話 わずかな休息

「ぅあ!」


目が覚めて一番最初に目に入ったのは


華の驚いた顔だった。


「総統!星南!ウサっちが目覚めたよー!」


ウサっちって・・・・・。


んなことはどうでもいい。それより、体が動かん。


「俺はどうしたんだ?」


「あ、動いちゃダメだよ。死んだ時の怪我治ってないし、


 深層意識(なか)での怪我も軽いモンじゃないよ。」


あの光の中のことか。あそこで怪我すると現実の体にも影響がでるのか・・・。


ガチャ


部屋の扉が開き、星南とクルエルが入ってきた。


「目が覚めたのね。・・・ったく、もうちょっと体を大事にしなさいよ。」


星南は少し呆れたように言う。


「やーっとお目覚めですかー。」


クルエルは相変わらずウゼェ。


「俺・・・・死んでからどれくらい寝てた?」


「丸々2週間寝てたのよ。このまま起きないかと思ったわ・・・。」


2週間!?!?


そんなに寝てたのか・・・・。


「でも、まだ寝てなきゃダメですよー?


 ま、もう平気でしょうがね♪」


「どういうことだ?」


全然平気じゃねぇよ。体が動かないんだしよ。


・・・・あれ?動く?


「あ・・・・・。」


腕をくいくい動かしてみる。体に支障は見当たらない。


「覚醒すると回復能力が上がるのよ。


 それにしても凄い回復ね・・・・・。こんなの見たことないわ・・・・。」


「覚醒した直後というのは、信じられない力がでるものですよ。


 あなたのときもそうでしたよ。」


・・・・燃料ってのは俺の想像を超えてる力があるようだ・・・・・。


「さて、この調子だとあと2日ほどでもう全快でしょう。


 そうしたら、あなたの超術を見せてもらいましょう。」


「ま・・・・待てよ!そんないきなりできねーよ!」


「大丈夫ですよぉ♪


 覚醒してしまえば超術は発現します。


 では2日後、華と実戦していただきますね♪」


えぇ!?話が早すぎだ!!


「あ、超術使っていいの!?」


「どうぞどうぞ♪」


「ぃやったーーーーー!!!思いっきりやっちゃおっと!」


待て待て待て待て待て待て!!!!!!!!!


無理だって!!


「大丈夫よ・・・・。私のときは総統と()ったから・・・。」


星南が俺の耳元で囁いた。


・・・・・・・・マジ?


だったら、大丈夫かな?


星南が言うしな。


「華の超術って何系だ?」


一応聞いてみた。また死んじまったらシャレにならんからな。


「あたしのは超能力(サイコキネシス)系のヤツだよ。」


「華のは攻撃力高いですよ。


 殺傷能力だけだったら世界でもトップクラスですよ。


 本気になったら私を凌ぐかもしれません。」


!!!!!!!!!!!!!!!


世界トップ!?


まずいって!!


「まあ、あなただったら大丈夫です。


 私が保証しましょう。」


・・・・・・・・・・マジ?


調子に乗せられてる気がするな・・・・。


「うっわーーーー!!!!


 久しぶりだなぁ、超術使うの!!!!


 メッチャ楽しみーーー!!!」


・・・・・・本当に大丈夫なんだろうか・・・・?



 

今回は少し他の話とは違うと思います。

多少ほのぼのしてるかと。

できたらこの話に対する意見が欲しいです。

よろしくお願い致します。


・・・・・もっと頑張ります^^;

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