第3話 宣告
道端で会った女2人に連れてこられたのは・・・・・駅?しかし、その地下には信じられない光景が広がっていた!!
・・・・・。
駅?
俺は、もう使われていない駅の前に
連れて来られていた。
「ここよ、ここ。」
ポニーテールが言った。
「・・・・・。」
「どうしたの?」
「いや・・・胡散臭いにもほどがあるだろ・・・。」
マジに胡散くせえ・・・。
ホントになんなんだ、こいつら?
「最初はね、あたしもそう思ったさ。
とりあえず中に入んなよ♪」
黒髪はなぜか嬉しそうだ・・・。
言われるままに中に入っていく。
階段を下りきると・・・・。
「う・・・おお・・・・。」
「あ、やっぱ見える?」
凄い光景だった!
秘密基地?みたいな感じだ。
デカイモニターが中央にあって、
その周りをコンピュータが囲んでる。
「これね、能力のレベルが
高い人しか見えないようになってるらしいのよ。」
ポニーテールが説明する。
ていうことは俺もその能力が
あるってことか!?
そもそも能力って一体なんなんだ!?
「さ、行くわよ。」
ポニーテールは先に進んでいく。
「行こっ♪」
黒髪は上機嫌だ。
さらに進むとドアがあった。
「今度はなんだ?まずここはなんなんだ?」
「ま、説明は全部この人にまかせるわ。」
ちっ。
ウィン!
「咲原華、入ります。」
「天宮星南、入ります。」
黒髪、ポニーテールの順に入っていく。
「桜木兎、入るぞ。」
一応名乗って入る。
「おや、華さんに星南さん。
民間人を連れてくるなんて珍しいですね。」
広い部屋に大きな机が一つ。
そこには濁った金髪の長髪に、メガネの男が一人。
随分変わった洋服を着ている。
社長室か、ここは。
「おい、あんた。ここの1番のお偉いさんと見るが・・・うぷっ!」
前に一歩でて、質問攻めにしてやろうと思ったら
後ろから黒髪に口を押さえられた。
「バ・・・馬鹿!なんて口の利き方するの!!
この世界では“帝王”と呼ばれるお人なのよ!!」
「エ・・・帝王??」
「まあまあ、華さん。いいですよ。
まだ何も話していないんでしょう?」
長髪が落ち着いた声で黒髪をなだめる。
・・・・なんかむかつくしゃべり方するな、コイツ。
「放せよ!」
俺は無理矢理黒髪を振り払った。
「まず、お前らは何者だ?
コイツらの言う能力って一体何なんだよ?」
・・・・・・・・・・。
「はあ・・・。華さん、星南さん。
民間人に能力のことしゃべったんですか?」
「あ・・・・!いや!そーゆーことではなくてですね・・・!」
「この人はかなりの潜在能力を秘めています。
それを見込んで連れてきたんです。」
慌てふためく黒髪に対して、
ポニーテールは落ち着いている。
「・・・まあ、お二人の感覚は
相当なものですからね。信頼できると思いますが・・・。」
ダン!!!!
「おい!!!いい加減にしろよ!!
俺の質問に答えろ!!!!」
壁を叩きながら、俺が叫んだ。
その瞬間、突然妙な感覚が俺の体中を走った。
い・・・今のはなんだ!?!?
「!!!」
長髪の男が驚いた様子でこちらを見た。
「なるほど・・・・・・・・・・・。
わかりました、説明しましょう。
簡潔に言います。あなたは・・・・・・
人間ではありません。」
この世界の説明がまだ全然できてません(T−T)
・・・・頑張ります・・・・。