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先輩と付き合うのは無理ゲーすぎる  作者: マイナスイオン
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第4話 先輩との距離

今回はほんの少し思い出話です。


  翼


 完全に嫌われた、勘違いだってことすら言わせてもらえなかった、くそー、どうして店長あんな意地悪するんだよ!


 ピロン!!!


携帯にメールが届いた。正樹からか。

『今日のバイトどうだったんだよ?心折れなかったか?』

『いや、俺が店長に告白してるって勘違いされてさらに嫌われたよ』

『なんだそりゃ、お前店長のことも好きだったのか?』


 お前までもそのノリでくるのかぁぁぁ! でも今はそのノリに付き合える気分でもない。

 

『また明日詳しく話すよ、おやすみ』


 そう返事をし、俺は携帯を閉じる。 今ではバイトに入りたての頃が懐かしい。

 

 ふと空を見ると綺麗な満月が浮かんでいた。


 ……神楽坂先輩、最初は俺に対してもすごく優しかったのになぁ……

 ---------------------------------------------------------------------


「私は神楽坂舞香。よろしくね!

 わからないことがあったらなんでも聞いて!」


 俺は第一印象からベタ惚れだった。初めてのバイトで不安だらけだった中、優しくされ、なおかつ美人。高身長ではないがスタイルも良くクールビューティな印象。さらに仕事もできるというおまけ付き、こんな人に優しくされたら誰でも惚れちゃうでしょ!?

  ってなわけで初日から俺はずっと先輩の近くで仕事を教わったり、話を聞いたりしてきた。

 

「神楽坂先輩ってほんとなんでもできますよねー」

 

「そんなことないよ、藤倉だってどんどん仕事覚えちゃって!もう教えることないわよ」


「ならプライベートなこととかも教えてもらおうかなぁ〜」


「こら、調子に乗るなって!ほら休憩終わりだし仕事もどろ!」

…………

 ほんと、あの時は先輩後輩の関係ながら周りから見ても仲よかったんじゃないかと思う。


  あのことさえなければ……

次回、現在の2人の関係になる理由が明らかになります。書き上がり次第投稿するのでお待ちください。

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