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先輩と付き合うのは無理ゲーすぎる  作者: マイナスイオン
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第3話 氷の女王 神楽坂舞香

今回は神楽坂舞香視点でのお話です

 



 舞香


 バイトは姉の知り合いが店長ということで半強制的にやらされてるけど皆よくしてくれるし、慣れてくると意外と楽しい。何が不満か?それはもちろん藤倉翼の存在。


 自分に興味がありそうだなっていう男って、なんとなく分かるじゃない?周りから噂されて、からかわれるし・・・・そう、それがすごく鬱陶しい!

はぁ・・・・本人も満更でもなさそうにヘラヘラしてるし鬱陶しいの二乗。

 藤倉翼は確かにテキパキしてて仕事もできる子だし素直で可愛い後輩!可愛い後輩なんだけど、なんてったって私は大の年上好き。


 この間なんて、ちょっと胸が大きい女の客みて騒いでて藤倉翼が4つ下の元気の有り余った弟見てるみたいでイライラした。これが年上の藤倉翼ならまた違ったかもっ なーんてね。


 それに年上ってゆうだけで、頼り甲斐のある先輩!って感じがして素でいられて楽だし、年上といる自分は少し大人になれた気がして自信が持てる。

 そんなこんなで私は年上にしか目がないのだ。・・本当はただ背伸びしたい18歳なだけなのかなぁ?


「まいちゃーん、そんなボケーとしてどうした?美人が台無しだぞー」


 相変わらず変態じみた言葉を言う、神童さんも今日はちょっと優しいなぁ。


「最近まいかはずっとそんな状態よね。なんかあったの?」


 遥姉ちゃんまで。

「悩みがあるなら姉ちゃんが聞くんだからおいでー?」


 遥姉ちゃんはいっつもこうして私が考え事をすると心配してくれる。今日の考え事なんてすごくくだらないんだけどね。この遥姉ちゃんの存在も私が年上好きな理由かもなぁとしみじみ。


「遥姉ちゃん、年下って何考えてるか分かんないよね。分かりたくもないけど。・・・てかなんで私こんなこと考えてるんだろー」

 あれ?なんでだろう。ふと思った。

「もしかして、藤倉くんのことー?」

 いや!・・・ニヤニヤされても困るー。

「いやいや、なんでもないや!やっぱりなんでもない!年下のことなんて分かる必要もないし。私は年上と恋愛するんだっ。ごめんね遥姉ちゃん!!」


 ふぅ。なんだか自分でも分かんなかったけど、バイトバイト。バイトに集中しよ。





書き溜めは以上です。出来次第投稿します。

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