表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/23

連絡先

今回は、豪視点→佐藤視点→豪視点 となっています。


「すぅっ~は~。すぅっ~は~。」


豪は教室の前で深呼吸をしていた。今日こそ佐藤にLineを聞くぞ…!俺は意を決して教室に入る。


教室を見渡しても佐藤は見当たらない。まだ、学校に来ていないようだった。まぁ、俺がいつもより30分近く早く学校にきたからだよな。


 そう思い、俺は自分の席に荷物を置くと、佐藤がいつも教室の後ろから入ってくるのを思いだし、その辺りの席で中の良いの人と話しながら来るのを待っていた。


ガララララ。さ、佐藤か!?俺は後ろのドアを見る。


「なんだ…春馬かよ。」


「え、ひどくない?」


「早く席につけよ。」


春馬は「冷たい…。」等といいながら席に向かっていった。


ガララララ。またドアの開く音が聞こえる。しかし、開いたのは前のドアだ。佐藤ではないな…そんなことを思いながら前のドアの方を見る。


あれ…佐藤じゃね!?どうしよう…予定と違うぞ…。いつも後ろから入ってくるじゃん!なんで今日だけ前なんだぁぁぁ。

俺は焦りまくる。



◇佐藤視点◇

え~!佐藤くんいっつも前のドアの近くにいるよね!?なんで今日だけ後ろなの!?でも紙にLineのID書いたから、これさえ渡せれば…!



◇豪視点◇

落ち着け…俺!まだ焦るときではない。今日という日は始まったばかりだ!チャンスはまだまだある!


その後も授業と授業の間の10分休みに豪は佐藤に連絡先を聞こうとするがチキってそれはできなかった。


~放課後~

俺は教室に残っていた。そして……佐藤も。

今こそチャンスだ!いえ!俺!!

「佐藤」「高橋くん」

声が被る。

「あ、ごめんね!」

「いや、俺の方こそ」ヤバい恥ずかしい…。


「高橋くん、これ、私のLineのIDなんだけど良かったらLime交換しない?あ、嫌だったらしなくていいんだよ!」そう言いつつ紙を俺に差し出す。佐藤の顔は朱色に染まっていた。


「嫌なわけないじゃん!俺も交換したかったし…。」そう言い終わると自分の顔が赤く染まっていくのが分かる。


「えっと…じゃあまたね、」早口で佐藤はそういうと教室から出ていった。


教室に1人残った俺は「よっしゃぁぁぁぁ」と喜びの雄叫びをあげていた。




いや~主人公、交代も近いかも知れませんね…(笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ