悩み2
今回は、佐藤 恵視点です。
佐藤 恵は悩んでいた。
では何に悩んでいるのだろうか……それは"恋"だ。
思えば高橋くんと初めて会ったのは入学式の日だった。入学式の日、迷子になっていた新入生らしき人を見かけた。そして、私は制服が同じなので彼は私と同じ学校なのだと思った。
私は腹を決めて彼に近づいていき尋ねた。
「あの~南東高校の新入生ですか…?」これで違かったら恥ずかしすぎる。
「はい、あなたもですか?」彼ー高橋くんは少し安心したように答えた。
「うん、良かった~違かったらどうしようかと思ったよ。えっと…迷子なの?」直球すぎたかな…?少し反省する。
「うん…」少しばつが悪そうに彼が答える。
私は空気を変えようと、
「ならこっちだよ!早くしないと遅刻しちゃう!!」といいながら右を指差す。
そして私達は学校に向かって走り始めた。
あのあとも二人で遅刻しちゃって先生に怒られたりしたっけ…。
「懐かしいな~」こぼれるように声が出る。
「よし、明日こそ高橋くんのLineを聞く!」
佐藤 恵もまた、もう何度目かわからない決意をするのであった。
連絡先聞くのってすごい緊張しますよね(笑)
かといって友達から聞くのはダサいし…。
佐藤たちはLimeを交換することができるのか!?次話お楽しみに!