悩み
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高橋 豪は悩んでいた。ー悩みというとたくさんある。部活。人間関係。テストの点が上がらない。など…
しかし、豪の悩みはそのどれにも当てはまらなかった。ではなにに悩んでいるのだろうか…?
考えるまでもない答えは"恋"だ。
◇一年前◇
出会いは入学式の日だった。
「ヤバい、学校までどうやって行くんだろう…完璧に道に迷った…。」豪ーー否、俺は迷子になっていた。
途方にくれ、その場に立ち尽くす。さすがに入学早々遅刻は不味いだろう。そんなのことを考える。
「あの~南東高校の新入生ですか…?」不安そうな女の子の声が聞こえ、その声のした方をむく。
そこには、黒髪をポニーテールにまとめた女の子がたっていた。愛嬌のある顔立ちで前にあったことがあったっけ?と思わせるほどだった。
「はい、あなたもですか?」この人学校が同じなのかな?それならついて行けば学校にいけるぞ…!そんな考えが思い浮かぶ。
「うん、良かった~違かったらどうしようかと思ったよ。えっと…迷子なの?」
「うん…」直球だな…迷子とかダサいよな…。迷子という言葉が心にささる。
「ならこっちだよ!早くしないと遅刻しちゃう!!」そういいながら右を指差す。
「わ、わかった!」そう返事をして指の指した方へ走り始めた。
◇現在◇
思えばあの時からだったよな~佐藤の事好きだったの…。豪は佐藤 恵のことを佐藤と読んでいる。名前で呼ぶのが恥ずかしいからだ。そして豪は自分に言い聞かせるようにいった。
「佐藤のLine明日こそ聞くぞ!」と。豪はもう何度目になるかわからない決意表明をするのであった。
好きな人の名前呼ぶのって恥ずかしいですよね…