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ひねくれ者の異世界攻略  作者: FALSE
〈閑章 それぞれの日常、根源〉
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44/180

リアの日記①

お陰様でユニーク数5000人を超えました!

これからもどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m






えっと、日記始めました、リアです。

こんな感じで書き出しはいいのかな?



ナナとイリスに始めようって言われてやってみたのはいいんですけど、正直何を書いたらいいか分かりません。



ナナは「書きたい事を書けばいいんだよ!」っていう曖昧なアドバイスしかくれないし、イリスに至っては「師匠とのエピソード、を書こう」って茶化してくるんですよ。二人で前のイリスの家に行った時からずっと、こういう風にユート様の名前を出してからかってくるんです、酷くないですか?



でもまあ、確かにユート様の事は書きやすいし、練習だと思って書こうと思います。



ユート様は今までのご主人様と違って、酷い命令を一つも出さない優しい方です。

むしろ、ただの奴隷メイドである私を大事にしてくれています。



と言うより、今までのご主人様が酷すぎたんです!!



「僕は偉い立場にある者だからね、たかがメイド君が僕に逆らっちゃいけないよ?」

とか言って身体中を隅々まで触る変態ブタオヤジとか、

「ほら、こっちへおいで、可愛がってあげるよ」

とか言いながら雇っていたメイドを全員裸にして仕事させる超絶変態顔だけ男とか、そんなのばっかり!!



ちょっと他のメイドより胸が大きいってだけで、性欲の対象にされるのはたまったものじゃないです!!



でも、ユート様はそういうのを全くしないお方です。逆に性に対して興味が無いんじゃないかってぐらいですよ?



タオル一枚でユート様の部屋に飛び込んでしまった日だって、普通なら襲われてもおかしくない状況だったのに、タオルが落ちて裸になってもただ見てるだけ。

ま、でも私の体で興奮してたのは確認出来たからそれだけで十分なんですけどね。



……正直な所、私は最初ユート様の事はあんまり信用してなかったんです。

私が買われる時に、検査だといって人間の生首を見せつけてくる人ですよ?

信じろっていう方が無理な話です。



ただ、そんなユート様はナナやイリスに心から信頼されてて、それがまた変な感じでした。



でも、あの満月の夜の日に、ユート様が私達のために難敵と戦ってくれた事を聞かされて、ナナ達の気持ちが良く分かった気がしたんです。「この人なら本当に信じれる」って。



で、その時に感極まって好きだって言っちゃったし、その、き、キスをしちゃったんです。



キスしている時のユート様はとても可愛らしかったです。多分慣れてなかったんでしょう、唇も緊張で強ばっちゃってて、少し震えていました。

いつもはクールなユート様の意外な一面を見る事が出来たし、まあ結果的には良かったのかも知れません。



その後はユート様に身を預けて、しばらくその場でじっとしてました。

ユート様は何も言わずに私を受け止めて頭を撫で続けてくれました。どうやらあの人は頭を撫でるのが好きみたいですね。



ただ、ナナにこの事を言うとかなり怒られそうなのでユート様とイリスと私の秘密、って事になりました。

元々はユート様と私の二人だけの秘密だったんですけど。少し残念ですね。



あ、話は変わるんですけどこの前ユート様とソフィアと私で商人ギルドに行きました。

















―――――――――――――――――――――――






「ようこそ商人ギルドへ!!

見ない顔だね、商人登録の受付もここでやってるよ!!」


「リア、本当にここでいいか?

お前のやりたい職業があるならそっちを優先するけど……」


「私はユート様に従いますよ。メイドですから」


「うーん、リアがそう言うならいいか。

あーその、こいつを商人登録してもらえるか?」


「はい!! ちょっと待っててね!!」




スタスタスタ――――――




「そういえば、どうして商人ギルドに私を加入させるんですか?」


「商人ギルドに加入していると、買い物の時に割引きされたり、商人ランクが上がると良い商品を優先して提供してもらえたりするんだよ。

これから色んな所を旅する事になるだろうから、少しでも節約して、安全を考慮していきたいからな」


「なるほど、良い商品を買えるなら確かに安全性は上昇しますね。さすがユート様です」


「別にユートがいたらそれで十分安全だけどね〜〜」


「ソフィア、茶々入れるなら一人で帰らせるぞ?」


「ごめんなさい許してもう言いません」


「ソフィア…………」


「リア、こいつはこういう奴だが、精霊みんながみんなソフィアみたいじゃないはずだから安心しろ」


「分かりました」



「ちょっユート!! そ〜言うこと――――――」


「お待たせしました!!

じゃあ、早速始めちゃいましょう!!」


「タイミング悪〜い!!」


「?」


「ああ、気にしないでくれ。

で、登録は冒険者の時と同じでいいのか?」


「はい!! まったく同じですよ!!」


「そうか、じゃあリア始めてくれ」


「かしこまりました」








――――――数分後。







「…………はい、これで全部ですね!!

リア・ダルクネスさんは今日からFランク商人です!!

商人についての説明は必要で?」


「いやいい、大丈夫だ」


「分かりました!!

では月に一度の活動報告、楽しみにしてますよ〜!!」


「よしリア、ソフィア、帰るぞ」


「かしこまりました」


「え〜もう帰っちゃうの〜? 何かつまんな〜い」


「………………」


「な、何よユート? 思った事を口にしただけじゃない…」


「………………よし、ならロープと鞭を―――」


「それ絶対アタシに使う用だよね!?

要らないから!! 買わなくていいから早く帰ろ〜!!」


「だから帰ろうって言ってんだろ?」


「ううっ…………リア〜、ユートがイジメてくる〜」


「ユート様、あまりソフィアを虐めると可哀想ですよ?」


「俺にそんな気は無いんだけどな。

ほら、早く帰ろう。そろそろ街が人で溢れる時間だ」


「そうですね、帰りましょう」
















―――――――――――――――――――――――







商人ギルドに登録したおかげで、毎日の食費がけっこう節約出来るようになりました。



ユート様曰く、

「そのうち店とかも出してもらうかもしれないから、商人の職業については詳しく調べておいてくれ。

ソフィアに聞くか、王立図書館に行けばある程度の情報は手に入ると思う。急がなくていいし、時間に余裕のある時でいいから頼む」

との事なので、最近は寝る前に図書館で借りた本を読むのが日課です。



さて、夜も遅いですし今日はここら辺で終わりにしておきましょう。

また、時間があれば書きたいと思います。





次回投稿11/18(金)13:00予定です

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