エピローグ
…………………ああ、この感覚。久し振りだな。
「随分久し振りですね、何ヶ月ぶりでしょうか」
本当に久々だ、色々あり過ぎて何年振りな様に感じてしまう。
相変わらず白一色の空間だが、何故だか安心感がある。
「それよりも、リングを4つも集めたんですね。流石です。
最後の1つは南の果てにある海の上、とある島にあります」
最後、って事はこれを集めれば何か起きるのか?
「………………一つだけ、言っておきますね」
っと、いきなり雰囲気変えて話してきたな。
「決して、自分の命を粗末にするような事だけはしないで下さい。
この先、もっと危険な事に巻き込まれると思います。
それでも自分の命だけは大切にして下さい」
……………………分かっている。昔の俺とは違う、今は俺が死んだら悲しむ人がいるからな。
何とかそうこいつに言ってやりたいんだが声が出せない。もどかしい。
「一週間です」
…………え?
「それが、タイムリミットです。
一週間が過ぎると最後の戦いが始まるでしょう、それも命懸けの」
最後の戦い?命懸け?どういう事だ?
「これ以上は教えられません。
……………そろそろ時間ですね。今回は特に与える物はありません、もうあなたにはこれ以上必要ないでしょう。
頑張って下さい。最後のリングを手にした時、あなたはきっと────」
神様が話している途中なのに、もう既に意識が薄れかかっている。
そして最後の方の言葉を聞きそびれたまま、俺の意識はそこで消えてしまった。
気になる事ばかりを言い残す神:ウルシア。
優人は迫り来る"何か"とどう対峙するのか?
これにて3章は完結とさせてもらいます!
※お知らせ
作品の都合上、
次回投稿は9/19(火)13:00
を、予定とさせてもらいます。
期間を開けてしまう事、誠に申し訳ございませんm(_ _)m
※誤字脱字、感想等何でもお待ちしております(*^^*)
他作品も読んで頂けたら幸いです(*^^*)




